攻めと守りの両輪で企業を支える知財×ブランディングの挑戦

Tate&Hoco特許商標事務所 代表 竹井 啓氏

特許や商標といった知的財産の保護を通じて「守り」を固める一方、ブランディング支援によって「攻め」の事業成長を後押しする。Tate&Hoco特許商標事務所は、知財の専門性とブランド戦略の両面から企業を支える独自のスタイルを貫いています。弁理士としての経験と、自身の独立心を源泉に歩んできた竹井啓氏に、事業への思いと今後の展望について伺いました。

知的財産とブランディングの二軸で支援

――御社の事業の特徴について教えてください。

当事務所では、知的財産の取得支援とブランディング支援の二軸で活動しています。知財は特許や商標の登録などを通じて、クライアントの事業を守る「盾」の役割を果たします。ただ、守りだけではクライアントの成長に十分に貢献できないと感じていました。そこで、事業を共に組み立てていく「攻め」としてのブランディング支援も提供しています。

ブランディングは企業そのものを刷新するコーポレートブランディングと、商品を生み出す商品ブランディングの二つに分かれます。特に商品ブランディングでは、アイデアの立案から市場調査、試作品づくり、資金調達、発表までを一貫して支援します。その過程で競合調査や知財面の確認を行うことで、「攻め」と「守り」を一体化した支援を実現しています。こうした両輪のサポートによって、クライアントは安心して新しい挑戦に踏み出せる体制を整えられるのです。

独立心を胸に弁理士の道へ

――起業に至る経緯をお聞かせください。

学生時代から独立志向が強く、自分の腕で社会に貢献できる仕事を探していました。大学の授業で弁理士という資格を知り、独立できる可能性に惹かれて資格取得を決意しました。就職先として選んだのは京セラで、ここで稲盛和夫氏の「社員の幸福を基盤とする経営哲学」に触れたことは大きな影響でした。

稲盛氏の教えから学んだのは「利他の心」を持ち、仕事を通じて社会に貢献する姿勢です。この経験は、独立後のクライアント支援に直結しています。単に知財を守るだけでなく、相手の強みを活かして未来を切り拓くサポートをしたい――そんな思いが現在の事業につながっています。

主体性を尊重する組織づくり

――組織運営で大切にしていることは何ですか。

現在は5名ほどの体制で活動しています。社員やパートナーに求めるのは、特別な資質ではなく「主体的に考え行動する姿勢」です。

私自身が意識しているのは、提案を頭ごなしに否定しないことです。戦略に基づいたアイデアであればまず受け止め、議論を重ねることを大切にしています。また、日々の雑談も重視しています。心理学的にもポジティブな会話が7割以上ある環境でなければ、必要な指摘が伝わりにくいと言われています。だからこそ、フラットなコミュニケーションを通じて安心して意見が言える雰囲気をつくることを心がけています。

家族と過ごす時間が最大のリフレッシュ

――プライベートのリフレッシュ方法を教えてください。

今は小さな子どもがいるため、休日は趣味の時間よりも家族との時間を優先しています。土日は仕事を一切せず、子どもと遊ぶことを徹底しています。オンとオフを明確に分け、家族との時間を大切にすることで心身をリセットでき、仕事への集中力も高まります。

最近は近所の公園や動物園に出かけることが多く、子どもの無邪気な笑顔や新しい発見に触れることで、自分自身も新鮮な感覚を得られます。また、家族で食卓を囲みながら将来の夢を語るひとときは、何よりの活力源です。こうした時間があるからこそ、平日の仕事に全力で挑めると感じています。

質を追求する成長戦略

――今後の展望についてお聞かせください。

来月には「商品開発のためのノウハウ本」を出版する予定です。実際の支援現場で培った知見を体系化し、事例を交えながらまとめた一冊で、スタートアップから中小企業まで幅広く役立ててもらえる内容に仕上げました。本をきっかけにプロモーションの幅が広がり、セミナーや研修など新たな活動にもつながると考えています。

今後の課題は、案件の増加に伴う人員体制の拡充ですが、単純な拡大路線を目指しているわけではありません。むしろ「量より質」にこだわり、一つひとつの支援の精度を磨いていきたいと考えています。企業が持つ唯一無二の強みを見つけ出し、それを活かして社会に貢献できる形に仕上げる。その積み重ねが未来を切り拓くと信じています。

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