地域の健康をまるごと支える存在へ――にじいろ鍼灸整骨院・整体院が描く医療と予防の未来
にじいろ鍼灸整骨院・整体院 院長 森田 礼龍氏
にじいろ鍼灸整骨院・整体院は、整体や柔道整復による施術を中心に、美容鍼や訪問施術など幅広いサービスを展開する院です。単なる「痛みの治療」にとどまらず、地域の健康を長期的に支える存在を目指しています。本記事では、院長の森田礼龍氏に、事業への想いやこれまでの歩み、これから描いている未来についてなどを伺いました。
身体や健康のことを、長く任せてもらえる存在を目指して
――現在の事業内容や考え方について教えてください。
当院では、整体をはじめ柔道整復による施術や、捻挫・打撲・肉離れといった怪我への対応を行っています。そのほか、美容鍼や来院が難しい方への訪問施術にも取り組んでいます。
事業を考えるうえで意識しているのは、身体や健康のことであれば、まず相談してもらえる存在であることです。一度きりの対応ではなく、状況が変わっても関わり続けられる関係性を築いていきたいと考えています。
――そうした事業の形は、どのような経験から生まれたのでしょうか。
これまで、家族経営に近い小規模な職場から大きなグループでの勤務、訪問施術まで、さまざまな現場を経験してきました。それぞれに良さはありましたが、サービスごとに場所や関係性が分かれてしまう場面も多くありました。
そうした経験を通じて、身体の状態が変わっても、同じ人たちに継続して相談できる環境のほうが、信頼関係を築きやすいのではないかと思うようになったんです。その積み重ねこそが、長く選ばれる理由になると考えています。
「来たときより笑顔で帰ってもらう」ために
――仕事をするうえで大切にしていることは何ですか。
患者さんやお客様に、来たときよりも笑顔で帰っていただくことです。「ここに来てよかった」と思ってもらえるかどうかが一番大事だと思っています。
施術の結果だけでなく、どう向き合うか、どのような声かけを行うかも含めて、その人にとってプラスになるかどうかを常に考えています。身体が楽になることはもちろんですが、気持ちの面でも前向きになってもらえたら嬉しいですし、その反応が次の仕事への原動力になっています。
日々の現場では、そうした一つひとつの声を大切にしながら向き合うことを心がけています。結果として、来院されたときよりも明るい表情で帰っていただけることが、何よりの励みです。
――組織づくりでは、どのような点を意識していますか。
今は人数が多くないため、月に1回は必ず1対1で話す時間をつくっています。店舗単位で話す場と、個別で話す場の両方を設けて、考えていることや悩みを直接聞くようにしています。
将来的に人数が増えれば同じ形を継続することが難しくなるかもしれませんが、「話を聞く」「考えを共有する」という姿勢は変えたくありません。現場の声を大切にすることが、結果的に患者さんへの向き合い方にもつながると思っています。
スタッフ一人ひとりが現場でどのように感じ、どのような課題を持っているのかを把握することは、院全体の質を保つうえでも欠かせません。小さな違和感や気づきをそのままにせず、早い段階で共有できる環境をつくることが、結果として施術の質や対応の安定にもつながっていくと感じています。
地域へ広がる健康の輪をつくりたい
――今後の展望について教えてください。
3年から5年を目安に、独立していけるスタッフを育てていきたいと考えています。これは自分自身が、誰かにずっと守られるよりも自分で動いて道をつくっていくタイプだったためです。やれる人は外に出て挑戦してほしいという思いがあります。
社内FCのような形でも構いませんし、つながりを保ったまま外に出ていく形でもいいので、スタッフには独立をゴールに据えてもらいたいです。そうすることで、日々の仕事への向き合い方や責任感も変わってくると感じています。
――事業ではどのような未来を描いていますか。
地元である宮原を中心に、整骨院や整体、訪問施術、将来的には訪問看護まで含めて、地域の健康を継続的に支えられる仕組みをつくっていきたいです。怪我をしたときだけ関わるのではなく、元気なうちから身体を整え、必要になれば訪問でも支える――そうした流れを一つの事業の中で完結できれば、地域にとっても安心感のある存在になれると思っています。
上記をまずは宮原でつくり、それを一つのモデルとして、別の地域にも展開していけたらと考えています。地域ごとに事情は違いますが、基本となる考え方や仕組みは応用できるはずです。拠点が増えることで、より多くの人の健康に関われるようになりますし、結果として地域全体の健康を底上げすることにもつながっていきます。その循環を、少しずつ広げていきたいと考えています。