母親の笑顔から広がる安心を届ける――長嶋まゆみ氏が描く美と健康、そして人とのつながり

株式会社ラシュレ・メール 代表取締役社長 長嶋 まゆみ 氏

「母親が安心できれば、家族全体、そして社会全体も安心できる」。そんな想いを社名に込め、美と健康を通じた事業を展開する株式会社ラシュレ・メール。本記事では、代表の長嶋まゆみ氏に、創業の経緯や経営への想い、今後の展望について伺いました。 

母親の安心を原点に、人と向き合う事業を築く

――会社設立の経緯について教えてください。

もともとはダンス教室を運営していました。教室に通われるお客様と接する中で美容への関心も深まり、以前から取り扱っていた化粧品販売に加え、エステサロンにも取り組むようになりました。

当時はダンス教室の場所を探していたのですが、知人から広い物件をご紹介いただきました。約200坪の敷地に複数の建物があったことから、「教室だけでなくサロンもできるのではないか」と考え、ダンス教室とエステサロンを併せてスタートしました。そこから事業の幅も少しずつ広がり、法人化して現在に至っています。

社名には、「母親が安心できれば、家族全体、そして社会全体も安心できる」という想いを込めています。名付けた当時は結婚や出産を意識していたわけではありませんでしたが、その考え方は今も変わりません。

――現在の事業の特徴や強みを教えてください。

私自身が母親になったこともあり、子育て中の方や敏感肌の方にも安心して使っていただける商品づくりを続けています。添加物をできる限り抑え、本当に必要なものを届けることを第一に考えてきました。

長年接客業に携わってきた経験も、強みの一つです。一人ひとりのお客様に合わせて伝え方や対応を工夫しながら、お悩みに寄り添っています。

オンライン化が進む時代ではありますが、人と人とのつながりは欠かせません。デジタルの利便性を活かしつつも、直接お会いしてお話しする時間を大切にしながら、お一人おひとりと向き合っています。

現場主義で歩み続ける――挑戦から生まれた経営哲学

――経営者として事業を始めた当時のお気持ちを教えてください。

不安はありましたが、現場主義な性格なので、「やってみないと分からない」という気持ちの方が強かったですね。まずは挑戦してみようと一歩を踏み出しました。

大分で事業をしていた頃は7名ほどのスタッフがいました。ただ、当時は事業を軌道に乗せることに精一杯で、一人ひとりとのコミュニケーションを十分に取ることができませんでした。そのことは今でも反省しています。

だからこそ、将来的に仲間を迎えるのであれば、お互いに刺激を受けながら高め合える関係を築いていきたいです。

――経営判断の軸となっている価値観を教えてください。

世の中にはさまざまな情報があふれていますが、そうした情報や流行に流されるのではなく、本当に良いものをお客様へ届けることを何より大事にしています。

広告の影響が大きい時代ではありますが、品質に妥協せず、自分自身が納得できるものにこだわってきました。良い商品を提供し続けることが、お客様からの信頼につながると思うんです。

また、売上だけを追いかけるのではなく、社会にとってプラスになる事業でありたいですね。化粧品の包装についても、見た目の華やかさより本当に必要なものを重視し、できるだけ無駄を省くよう心掛けてきました。プラスチック削減など環境への配慮も忘れず、責任を持って商品づくりを続けていきたいです。

人とのつながりを大切にする組織づくり

――お客様や関係者とのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか。

まずは相手のお話をしっかり伺うことです。お客様がどのようなお悩みを抱えているのかを丁寧に聞き、その方に合った提案ができるよう努めています。

また、一緒に仕事をしてくださる方への感謝も忘れません。お金を払ってお願いする立場であっても、支えていただいていることへの感謝が、人との関係の基本だと思っています。

サロンについても、新しいお客様を増やすことだけを目的にするのではなく、これまでご縁をいただいたお客様とのつながりを、これからも大切にしていきたいですね。

今は商品やサービスだけでなく、「誰から買うか」を重視する方も増えているのではないでしょうか。だからこそ、人と人とのつながりを大切にしながら、お客様とのご縁を育んでいきたいです。

――今後、一緒に働きたいと考える人材像を教えてください。

指示を待つのではなく、自分からアイデアを出しながら行動できる方と一緒に働きたいですね。お互いに刺激を受けながら、高め合える関係を築いていけたらと思います。

また、子育て中の方が働きやすい環境づくりにも関心があります。実際に、子ども食堂のコミュニティなどを通じて短時間のお仕事をお願いすると、募集を始めてすぐに応募が集まることも少なくありません。

仕事をお願いした方からは、「久しぶりに自分で働いて収入を得ることができました」と喜んでいただくこともありました。そうした声に触れるたびに、働きたくても働く機会を持てずにいる方が多いことを実感します。そうした方々が無理なく活躍できる場をつくり、少しでも力になれたらうれしいですね。

より多くの人へ届けるために――次なる挑戦

――今後取り組みたい新たな挑戦について教えてください。

これまで展示会のような場に出展した経験がほとんどなかったので、今後はマルシェや展示会にも積極的に参加していきたいです。実際に商品を手に取っていただきながら、多くの方と直接お話しする機会を増やしていきたいですね。

また、より多くの方に商品を知っていただけるよう、販路拡大にも力を入れていく予定です。

「フェムケア」の分野に取り組み始めたのも、年齢を重ねる中で感じた悩みがきっかけでした。同じような悩みを抱えている方に寄り添いながら、少しでもお役に立てるような商品やサービスを届けていきたいです。

――現在向き合っている課題について教えてください。

現在の課題は、まだ十分な知名度がないことです。コロナ禍をきっかけにオンラインでの展開を進めてきましたが、改めて対面でお客様と接することの大切さを実感しています。

そのため今後は、周囲の方々にサンプルをお渡ししたり、直接お会いする機会を増やしたりしながら、少しずつ認知を広げていきたいですね。

今年は婚活をテーマにしたKindle本も出版しました。スキンケアともつながる内容ですので、より多くの方に知っていただけるよう、情報発信にも力を入れていきたいです。

家族との時間が支える日々の活力

――休日のリフレッシュ方法を教えてください。

休日は子どもと映画を観たり、家族でランチに出かけたりして過ごしています。夫がカラオケ好きなので一緒に楽しむこともありますし、時間が取れるときは旅行に出かけることもあります。

家族と過ごす時間は、私にとって大切なひとときです。気持ちをリセットしながら、また新たな気持ちで仕事に向き合う力をもらっています。

こうした時間を大切にしながら、これからも自分らしく挑戦を続け、一つでも多くの喜びや価値を届けていきたいですね。 

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