SNSを企業の“資産”へ――人と企業の可能性を広げるミライへの挑戦
株式会社ミライへ 代表 中本 美麗氏
株式会社ミライへは、企業向けのSNS運用代行事業と人材紹介事業を展開する企業です。SNSを売上につながる資産として育てるとともに、人材紹介では求職者の将来像を明確にしたうえで、適切な仕事との出会いを支援しています。本記事では、代表の中本美麗氏に、事業の強みや経営への想い、今後の展望について伺いました。
目次
SNS運用と人材紹介で企業の課題を支える
――現在の事業内容について教えてください。
当社では、SNS運用代行事業と人材紹介事業の2つを展開しています。
SNS運用代行では、企業の集客や販売促進、採用といった目的に合わせて、企画から実際の運用まで一貫して支援しています。必要に応じて広告運用も組み合わせながら、より成果につながる形を目指しているのが特徴です。
人材紹介では、主に正社員として転職を希望する方を対象にサポートしています。単に企業と求職者をつなぐのではなく、入社後のミスマッチや早期離職を減らせるよう、本人の希望や将来像をていねいに整理したうえで支援しています。
――SNS運用代行事業の強みは何でしょうか。
企業の予算や状況に応じて、支援方法を柔軟に設計できることです。最大限の効果を目指すフルサポートプランに加え、SNSに大きな予算をかけられない企業には、最低限の費用と売上の一部を組み合わせるレベニューシェアのような形も用意しています。
また、運用を代行し続けるだけでなく、内製化も支援しています。社内担当者への教育やアドバイスを行い、最終的には企業自身で運用できる状態を目指しており、必要に応じてフリーランス人材を紹介することも可能です。
――人材紹介では、どのような支援を行っていますか。
転職相談に来られる方のなかには、希望する職種や将来像が明確になっていない方も少なくありません。その状態で転職すると、仕事へのイメージとの違いから離職につながることがあります。
そこで、まずキャリアコンサルタントなど有資格者との面談を通じて、キャリアビジョンを整理したのち、希望職種に関する実務経験や専門性を持つエージェントが面接から内定までを支援します。
SNSを売上につながる“資産”に
――事業を通じて実現したいことを教えてください。
中小企業にとって、SNSを売上につながる“資産”にしていきたいと考えています。
現在は、SNSを十分に活用できていない企業も少なくありません。しかし、適切に運用することで、新たな集客チャネルとなり、売上を支える大きな力になり得るものです。既存の販路だけでなく、SNSという新たな流入経路を持つことで、企業の成長にもつながる可能性があります。
最終的には、「1企業に1つのSNS」が当たり前の社会を実現したいですね。
――SNS運用に対して、どのような想いがありますか。
過去にSNS運用代行を依頼したものの、期待した成果が得られず、SNSそのものにマイナスな印象を持たれている企業も少なくありません。だからこそ、SNSは正しく活用すれば企業の成長を支える大きな経営資産になるということを、より多くの企業に実感していただきたいと考えています。
当社の支援を通じて、SNSに対する認識を前向きなものへと変え、事業成長につながる活用を広げていきたいです。
0から1をつくるために
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
実家が自営業だったため、もともと正社員として働き続ける自分をあまりイメージしていませんでした。「大学を卒業したら、いずれ独立するだろう」という感覚が自然にあったと思います。
一方で、一度は会社員を経験した方がよいと考え、約1年間企業で働きました。そこで改めて、決められた基盤のなかで成果を出すことよりも、0から1をつくり上げることに強いやりがいやワクワクを感じると気づいたため、独立を決意しました。
――経営判断で大切にしていることは何でしょうか。
取引先やパートナーを選ぶ際は、当社の立場に立ち、売上や利益の向上まで見据えて提案や行動ができるかを大切にしています。
営業の方とお話しするなかでも、「この人なら会社の成長を一緒に目指せる」と感じられるかどうかは、一つの判断基準です。単なる取引先ではなく、同じ目線で事業の成長に向き合えるパートナーとの関係を築いていきたいと考えています。
自律して力を発揮できる組織へ
――組織運営で意識していることを教えてください。
現在は、業務委託のメンバーを中心に、私を含めて10名ほどで仕事をしていますが、細かく指示を出したり、行動を監視したりすることは、できる限りしていません。それぞれが自走し、自分の力を最大限発揮できる組織にしたいためです。仕事の進め方や判断も、本人のスキルや対応力を信頼して任せています。
――どのような方と一緒に働きたいですか。
指示を待つのではなく、自分で考え、検証しながらPDCAを回せる方です。一人でも力を発揮できる方や、チームをまとめるマネジメント力を持つ方とも働きたいと思っています。
一人ひとりが専門性を持ち、それぞれの判断で前に進める組織が理想です。
フリーランスという働き方を新たな選択肢に
――今後、挑戦したいことを教えてください。
今後は、フリーランス人材のマッチング事業にも取り組みたいです。フリーランスという働き方がより身近な選択肢となり、自分の価値を生かして活躍できる社会の実現を目指しているため、一人ひとりが持つスキルや経験を正当に評価し、それに見合った働き方を選べる環境を広げていきたいと考えています。
――現在の課題は何でしょうか。
現在は会社の立ち上げ期で、組織づくりが大きな課題です。私自身が実務を担う場面も多いため、今後はメンバーの育成にも力を入れていきたいと考えています。
また、一緒に働くメンバーとは長く関係を築いていきたいと思っています。そのためにも、一人ひとりが働きやすい環境や体制を整え、よりよい組織づくりを進めていきたいです。
ていねいな仕事の積み重ねが信頼になる
――経営において譲れない考え方はありますか。
どんな状況でも仕事をおろそかにしないことです。忙しいことを理由に成果物の品質や対応の質を落とすことはしたくありません。
小さな積み重ねが信頼につながるからこそ、必要に応じて社内で協力しながら、常に一定以上の品質を維持することを大切にしています。
――休日はどのようにリフレッシュしていますか。
休日やストレスがたまったときは、ジムで筋力トレーニングをしています。重りにすべてをぶつけるような気持ちで身体を動かすことが、気持ちを切り替える大切な時間になっています。
――最後に、今後大切にしていきたいことを教えてください。
これからも、人との出会いを大切にしていきたいと考えています。営業だけの関係ではなく、お互いの人脈や可能性が広がるようなつながりを築いていきたいです。
そうした出会いを大切にしながら、SNS運用や人材紹介、今後取り組むフリーランス支援を通じて、企業と人の成長を支えてまいります。