婚活初心者に寄り添い、最後まで諦めない支援を――「正直さ」と「相性」を大切にする結婚相談所のあり方

株式会社ヒカルヨ(結婚相談所ganmi) 代表 三島 光世氏

結婚相談所は現在、数多くの事業者が存在し、利用者にとってはどこを選べばよいのか判断が難しい時代になっています。そんな中「婚活初心者専門コンサルタント」として、業界の実情を包み隠さず伝え、お客様自身が納得して選択できる環境づくりを大切にしています。今回は、事業への想いや経営者として大切にしている価値観、今後の展望について三島氏に伺いました。

婚活初心者が安心して相談できる場所を目指して

――現在の事業内容や特徴について教えてください。

当社では複数の事業を展開していますが、今回は結婚相談所事業についてお話しします。

私がこの業界に入ったのは約20年前です。当時と比べて現在は、資金を準備すれば開業しやすく、全国には多くの結婚相談所があります。その一方で、婚活を始める方は業界のことをよく知らないまま相談所を探し「入会したけれど思っていたものと違った」と感じるケースも少なくありません。

そのため当社では、初めてご相談いただいた段階で業界の仕組みや特徴などを包み隠さずお伝えしています。「当社に入会してください」と勧めるのではなく、まずは業界を正しく知っていただき、その上でお客様ご自身に選んでいただくことを大切にしています。その想いから「婚活初心者専門コンサルタント」という肩書きを掲げて運営しています。

――理念やビジョンについて教えてください。

最後まで諦めずサポートし、成婚へと結び付けることです。

現在は、他社の結婚相談所を経験した後に当社へ乗り換えで来られる方が約8割を占めています。中には5社目でようやく当社にたどり着く方もおり、それだけ婚活で悩みを抱えている方が多いことを実感しているからです。

偶然の出会いから始まった婚活支援の道

――経営者になられたきっかけを教えてください。

もともと経営者を目指していたわけではありません。以前は会社員として働いていましたが、20代の頃に病気を経験し、一度仕事を休まなければならない時期がありました。

人生のどん底ともいえる経験を経て「これからどう社会復帰していこうか」と考えていた時、結婚相談所のアドバイザーという仕事をやってみようと思い、翌日には求人を探し、自ら履歴書を持って応募したことを覚えています。

実際に結婚相談所で経験を積みましたが、会社の状況が変化していく中で、「このままではお客様の幸せを純粋にサポートできない」と感じるようになりました。それが独立を決意した理由です。

――経営判断の軸になっている価値観を教えてください。

一番大切にしているのは「嘘をつかないこと」です。

結婚相談所業界は、どうしても「怪しい」「少し恥ずかしい」というイメージを持たれることもありました。見えない部分が多い業界だからこそ、正直に、誠実に向き合うことを何よりも大切にしています。

信頼して任せる組織づくり

――組織運営で大切にしていることを教えてください。

結婚相談所事業は4名体制で運営しています。私のほかに事務全般を担当するスタッフ、業務委託のスタッフが在籍しています。

仕事を進める上では、考えを強く押し付けるのではなく、それぞれの力を信じ任せることを意識しています。

――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。

その人自身が幸せであることです。

プライベートや家庭が安定していることが仕事にも良い影響を与えると感じています。独身か既婚かは問いませんが、自分自身が充実した状態で仕事に向き合える人と一緒に働きたいと思っています。

「相性」を信じ、最後まで諦めない

――今後の展望について教えてください。

現在は若い世代向けの結婚相談所事業だけでなく、一度離婚した方でも再度結婚して幸せになりたいという方もいるため、シニア世代向けのサービスも展開しています。また、ウィッグ事業にも携わっており、年齢を重ねた方々の悩みに寄り添う取り組みも進めています。

事業を大きく拡大したいというよりも、困った末に当社へたどり着いた方に対して、最後まで責任を持って結果につなげたいという思いの方が強くあります。

――現在向き合っている課題について教えてください。

一番の課題は、お客様が途中で諦めてしまわないよう支えることです。

婚活では、自分自身に問題があると考えてしまう方も少なくありません。しかし、私は結婚には「相性」が非常に大きいと感じています。実際に一般的に気配り上手と言われる方ではなく、自然体で接する方が選ばれたケースがありました。相手によって求めるものは異なり、人として誠実に向き合っていれば、自分自身を否定する必要はないです。

だからこそ、私自身が決して諦めず、一人ひとりに合う相手との出会いを信じてサポートし続けています。

夫は一番の親友、人生をともに歩む存在の大切さ

――休日のリフレッシュ方法を教えてください。

毎日ジムへ通い、水中ウォーキングを続けています。また、海が好きなので旅行へ出掛けたり、動物が好きなので動画を見ることも日々の楽しみです。

そして何より、夫とはとても仲が良く、友達のような関係です。長い人生を歩んでいく中で、何でも話せて、一番安心できる存在がいることは大きな支えになると自分自身感じています。

結婚は異性として惹かれ合うだけではなく、人生をともに歩むパートナーとして安心できる存在であると思っています。そうした価値に気付いていただけるよう、これからも一人ひとりの婚活に寄り添い、最後まで諦めない支援を続けていきます。

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