痛みに寄り添い、「見捨てない」を貫く――整体院立花が目指す地域で頼られる存在
合同会社整体院立花 代表 松倉 貴弘氏
合同会社整体院立花は、慢性的な腰痛を中心に、痛みやしびれに悩む方に向けた施術を行う整体院です。代表の松倉貴弘氏は、病院で理学療法士としてリハビリに携わった経験を持ち、その中で感じた課題をきっかけに独立しました。現在は一人で院を運営しながら、一人ひとりの悩みに向き合うことを大切にしています。本記事では、整体院の特徴や開業までの経緯、仕事で大切にしている考え方、今後の展望について伺いました。
目次
痛みの背景まで見極め、一人ひとりに向き合う整体院
――現在の事業内容や、整体院としての特徴を教えてください。
当院では整体を行っており、主に慢性的な腰痛に悩む方を対象としています。リフレッシュを目的としたマッサージではなく、痛みやしびれに悩んでいる方に向けて施術を行っていることが特徴です。
病院や整形外科などに通ってもなかなか改善につながらなかった方にも来ていただいています。今出ている症状の場所だけを見るのではなく、別の部位にもアプローチしながら本当の原因を探っていくという考え方です。身体のメカニズムを利用しながら施術を行っています。
――「整体院立花」という名称には、どのような思いが込められているのでしょうか。
名前には、自分自身の覚悟や思いを込めています。立川市で一番になるという意気込みと、地域の方から「まずここに頼りたい」と思っていただける存在になりたいという思いがあります。
立川市で開業していることから、「立川市」の「立」の字を使って名前を付けました。そして、地域の中で頼っていただける整体院を目指していきたいと考えています。「花」という漢字は「いつでも暖かかく貴方を迎え入れます」という思いがあります。
「立川市で凛と咲く花のように、痛みから救出する唯一無二の整体院であり、いつでも暖かかく貴方を迎え入れます」という意味を「立花」に込めました。
病院で感じた課題から、自ら施術できる場所をつくる
――経営の道に進まれたきっかけや、開業までの経緯を教えてください。
もともとは理学療法士として病院に勤務していました。ただ、病院では医師の指示のもとで仕事をするため、自分自身で考えたことをそのまま実践できるわけではありません。働く中で、「本当はこうした方がいいのではないか」と感じることもありました。
特に印象に残っていたのが、痛みが原因でなかなかリハビリを進められない患者さんが多かったことです。それなら、まず痛みやしびれを和らげてからリハビリに取り組んだ方がいいのではないかと考えるようになりました。
そこで、痛みに対する施術を学ぶために京都まで毎週通い、およそ6年間勉強を続けました。現在行っている筋膜リリースという施術方法を学ぶきっかけも、「痛くて歩けない患者さんをどうにかしてあげたい」という思いからでした。
病院の中では自分が理想とする形を実現することが難しいのであれば、自分で場所をつくろうと考えたことが開業につながっています。
――仕事や経営において、大切にしている考え方はありますか。
一番大切にしているのは、「絶対にあなたを見捨てない」という思いです。一人ひとりにしっかり向き合い、話を聞くことを大事にしています。会話の中に身体の状態を考えるためのヒントが隠れていることもあるため、問診にも40分ほど時間をかけています。
自分にできることはすべてやりたいという気持ちがあります。状況に応じて柔軟に対応することは必要ですが、お客様に寄り添うという軸だけは変えずに持ち続けたいと思っています。
一人で運営するからこそ、施術とその後の支援を大切に
――今後、一緒に働く方を採用するとしたら、どのような方と働きたいですか。
技術以上に、思いや気持ちを大事にしたいと考えています。自分と近い考え方を持ち、お客様にしっかり寄り添える方であれば、一緒に働きたいと思います。
以前は求人を出したこともありますが、現在は募集していません。今は一人で運営しており、施術に関して人手不足を感じることも特にありません。ただ、送迎や訪問も行っているため、将来的には運転を任せられる方がいると助かると感じています。
――現在、課題として意識していることを教えてください。
お客様へのアフターフォローは、日々意識していることの一つです。施術後には毎回、自宅で取り組んでもらう宿題を出しています。ただ、自宅に帰ると内容を忘れてしまう方もいるため、現在はお客様自身の携帯電話で動画を撮影し、後から見返してもらうようにしています。
より継続しやすく、自然に取り組んでもらえる方法がないかという点は、今後も考えていきたい課題です。
整体を軸に、パーソナルジムなど新たな可能性へ
――今後取り組んでいきたいことや、新しい展望はありますか。
お客様には女性の方も多く、ダイエットについて相談を受けることがあります。そのため、将来的にはパーソナルジムのような取り組みもできればと考えています。まだ実際に始めているわけではありませんが、展開の一つとして考えているところです。
ただし、あくまで自分の軸は整体です。整体院を続けながら、そこから枝分かれする形で新しいことに取り組んでいくのが理想だと思っています。まったく別の事業に転換するのではなく、これまで積み上げてきたものを軸に広げていきたいです。
――集客や経営面では、今後どのような部分に力を入れたいですか。
現在は新聞の折り込みチラシやホームページ、Instagramなどを活用していますが、特に紙のチラシからの集客が強い状況です。一方で、ホームページやSNSからの集客には、まだ伸ばせる余地があると感じています。
これまで経営の中で最も投資してきたのもマーケティングです。経営をするうえで必要だと感じ、学びにも力を入れてきました。今後も必要に応じて、マーケティングには継続して取り組んでいきたいと思っています。
限られた時間で身体を動かし、気持ちを切り替える
――お休みの日や、仕事以外の時間はどのようにリフレッシュされていますか。
不定休なので、まとまった休みはほとんどありません。その分、夜などの少し空いた時間をリフレッシュに使っています。
今はトレーニングが趣味になっていて、自宅にジムをつくり、筋トレをしています。そのほかには、ゲームをしたり映画を観たりして過ごしています。
――これから経営を始めたい方へ、伝えたいことはありますか。
自分が「動きたい」と思ったときが、一番動くチャンスなのではないかと思います。何かを始めたいという気持ちがあるのであれば、迷わずに動いた方がいい。私自身の経験から、そう感じています。