株式会社EinTz 代表取締役 中島雄基氏
SNSマーケティングと芸能マネジメントという異色の組み合わせで注目を集める株式会社EinTz。設立からわずか1年ながら、独自の強みを武器に着実な成長を遂げています。
今回は、代表取締役の中島氏に、会社のビジョンや事業の強み、そして未来への展望についてお話を伺いました。
目次
SNS×芸能のハイブリッドモデルで差別化
中島氏が掲げるビジョンは「エンタメの総合商社」。企業向けのSNS運用代行と、俳優・モデル・アーティストを対象とした芸能マネジメントを融合させた独自のサービスを展開しています。
特筆すべきは、運用スタッフ全員が芸能出身の「プレイヤー」である点。中島氏自身もモデル出身で、スタッフには芸人や役者などのバックボーンを持つメンバーが多く在籍。コンテンツの企画・演出・出演までを一気通貫で担える強みが支持されています。
「顔出しの必要がある案件でも、こちらで対応できます。それが他社にない強みです」と中島氏。制作会社や地方テレビ局など外部との連携も柔軟で、多様な案件に対応できる体制が整っています。
起業の原点は“芸能の可能性”
起業のきっかけは、芸能マネージャーとしての現場経験。SNSの台頭により、個人でも影響力を持てる時代の到来を実感し、「芸能とマーケティングを融合させたら、これまでにない価値が生まれる」と感じたことがすべての始まりでした。
「本当に多くの方に支えられてきました」と中島氏。芸能界で築いた信頼と人脈を生かし、創業初期から様々な支援を受けてきたといいます。現在はホールディングス化を進めながら、タレントのセカンドキャリアを支援するマッチングサービスの開発にも取り組んでいます。
「プレイヤー文化」と人を活かす経営
EinTzの組織には、創業間もないながらも活気があります。その理由は、全員が現場感覚を持つプレイヤーであること。中島氏は「適材適所」と「自走する人材の育成」を重視しており、それぞれが個性を発揮できる環境づくりに努めています。
印象的なのは、副社長の存在。元芸人の彼は、コロナ禍で活動が厳しくなる中、独学でシステムや動画編集を学び、実業の世界へ転身。現在はその経験と発想力を生かし、事業の中核を担っています。
挑戦と変化を恐れず、進化し続ける組織へ
SNS・エンタメ業界は、流行やニーズの変化が激しく、スピード感ある対応が求められる世界です。株式会社EinTzにおいても、的確な情報収集と迅速なアクションは欠かせない要素となっています。
「変化のスピードに柔軟に対応しつつ、自分たちの軸はぶらさず挑戦を続けることが大切です」と語る中島氏。
その姿勢のもと、同社では増加する案件に対応すべく、組織体制の強化や人材育成にも力を注いでいます。
短期的なトレンドに翻弄されることなく、長期的な視点で持続的な成長を目指す。将来的な事業拡大を見据えた足場づくりは、着実に進められています。
人と人をつなぎ、業界を照らす存在へ
「私にとっての最大の資産は“人脈”です」と語る中島氏。その通り、これまでのキャリアのすべてが人との縁に支えられてきました。
日々の疲れを癒すのはサウナでのひととき。リフレッシュの時間を大切にしながらも、未来を見据えて走り続けています。「所属タレントの活躍はもちろん、業界全体の発展に貢献したい」という信念が、EinTzの根幹を支えています。
変化の時代に、しなやかに挑む
最後に、中島氏に今後の目標と展望を尋ねると、力強い言葉が返ってきました。
「この業界に必要なのは、変化を恐れない柔軟さと、やり抜く覚悟。自分たちはまだまだ未熟ですが、だからこそ伸びしろがある。挑戦する気持ちを持ち続け、仲間とともに、これからのエンタメの未来をつくっていきたいと思っています。」
これからのEinTzは、ただ成長するだけの企業ではありません。人と人をつなぎ、チャンスを創出し、業界に新たな風を吹き込む存在として、さらなる進化を続けていくはずです。