挑戦を力に変え、社会の「困った」を解決する

株式会社Three Peace 坂本将平 氏

アスベスト対策という社会課題に向き合い、現場経験とIT知識を武器に成長を続ける株式会社Three Peace。

代表の坂本氏は、鳶職人からキャリアをスタートし、経営者へと転身した異色の経歴の持ち主です。

「ジェネラリスト」としての強みを活かし、アスベスト除去を軸に多様な事業展開を進めている坂本氏に、創業の経緯から今後の展望までを伺いました。

鳶職から経営者へ。事故が変えた人生の方向

――経営者を目指したきっかけは?

もともと鳶職をしていましたが、事故をきっかけに現場監督の仕事を手伝うようになったんです。療養中に現場の管理やIT業務に関わり、建設業界を違った角度から見るようになりました。

実は小学生の頃からパソコンに触れていて、鳶職時代もExcelで足場材の計算などをしていたので、そのスキルが意外と重宝されたんです。

子供の頃からの夢だったこともあり、自然と経営に興味が湧いてきて、「自分の会社を持ちたい」と思うようになりました。

――アスベスト事業との出会いは?

当時いた会社の立て直しを手伝っていた頃、夜間の仕事を探している中でアスベスト除去の案件が舞い込んできました。

調べるうちに法制度にも興味を持ち、専門性が高く将来性もあるこの分野に惹かれていきました。これが、現在の事業の出発点です。

「困った」を引き受ける、ジェネラリストの強み

――御社の事業内容と強みを教えてください。

当社はアスベストの調査、分析、除去、そして産廃処理まで一貫して対応できる体制を整えています。これによりお客様の負担を減らし、安心して任せていただけるのが大きな強みです。

また、私自身が鳶職からIT、経営まで経験してきた“ジェネラリスト”であることも、幅広いニーズに応える上で役立っています。

――お客様対応において、特に意識されていることはありますか?

やはり、「説明責任」をしっかり果たすことですね。

アスベストの工事って、お客様にとっては専門外のことで、「本当に必要なの?」とか「どうしてこんなに手間がかかるの?」って思われることも多いんです。だからこそ、なぜこの工程が必要で、どんなリスクがあるのかを、法的な根拠も交えて分かりやすく伝えることを大切にしています。

僕自身、現場を経験してきたからこそ、専門用語を使いすぎず、お客様の立場に立った説明ができるんですよね。

ただ作業をこなすだけじゃなくて、納得してもらって初めて「サービス」になると思っています。

――法改正による業界の変化も大きいのでは?

令和2年の法改正で、工事の大小を問わずアスベスト調査が義務化されました。
例えばエアコンの穴開け工事ですら調査が必要です。

これにより業界全体が変わり、私たちのような専門事業者のニーズが高まりました。IT化にも注力している当社は、こうした変化に柔軟に対応できる点でも強みがあります。

社員とともに、質の高いサービスを追求

――社員の育成や組織運営で意識していることは?

全員がジェネラリストを目指せる体制を整えています。

アスベスト除去だけでなく、調査やコンサルまで含めて幅広く学べるようにしており、若手にも営業や顧客対応の機会を積極的に与えています。

今後は社内教育制度や評価制度の整備が課題です。

――デジタル化については、どのような工夫をされていますか?

建設業はまだまだIT化が進んでいないと捉えています。写真共有やスマホやタブレットの利用などは大分進んだけと思いますが、我々はその先のAPIを利用した自動化やクラウドサービスを繋げ連携することにより、かなりの効率化につながります。大がかりなIT投資じゃなくて、現場ですぐ使えることが大事なんです。

僕はもともとパソコンが好きだったので、そういう部分は現場で試行錯誤しながら、自分で改善してきました。そういう工夫の積み重ねが、うちのスピード感とか柔軟な対応力につながっていると思います。

――これからの展望をお聞かせください。

アスベストは将来的になくなるものですから、次のフェーズを常に考えています。産廃全般への事業拡大、ITに課題を抱える建設会社とのM&Aなども視野に入れています。

私たちの強みは「お客様の困ったに応える力」です。
それを軸に、時代の変化に合わせて進化していきたいですね。

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