先進の自動化技術で社会に「便利」と「感動」を

株式会社アイナックシステム 代表取締役 稲員 重典氏

FA(ファクトリーオートメーション)とスマート農業という二つの柱で、ものづくりと農業の未来を切り拓く株式会社アイナックシステム。

創業以来「自動化の力で世界をより良く」を掲げ、40年にわたるノウハウを社会に還元してきました。

今回は、代表の稲員氏に、事業の特徴や経営哲学、そしてこれからの挑戦について伺いました。

自動化の力で社会を支える現在の事業と理念

――現在の事業内容と特徴を教えてください。

現在はFA事業が中心で、システムインテグレーターから受注し、モーターやPLC設計、制御盤製作、ソフトウェア開発、試運転までを一貫して担当しています。非常に高度な技術と経験が求められる領域です。

――企業理念やビジョンについて教えてください。

当社の理念は「自動化の力で世界をより良く。」です。創業時に掲げた「すぐ、必ず、できるまでやる」「興味、熱意、誇りを持つ」「創造、継続、発展する」という3つの行動指針は今も変わっていません。自動化の技術を通じ、便利さと感動を社会に届けていきたいと考えています。

経営者としての歩みと夢の原点

――経営者になられた経緯や動機を教えてください。

小学生の頃から漠然と農場の自動化に興味があり、電気制御の分野で会社を興すことを目標にしてきました。各社で経験を重ね、部署を立ち上げて10人規模まで成長させたのを機に「今こそ独立のタイミングだ」と感じ、創業に踏み切りました。

――仕事をする上での夢や目標は何ですか。

自動化技術を通じて人々に「びっくり」を届けたいと考えています。常識を覆すようなものづくりを実現し、人手不足など社会課題の解決に貢献することが目標です。

技術者が育つ組織とフラットな関係性

――社員の主体性を引き出すために意識していることは何でしょうか。

現在は役員を含め17名体制で、技術者集団としてプロ意識を重視しています。役職に関係なく意見を言える雰囲気を大切にし、若手がスマート農業など新しい領域に積極的に挑戦する姿勢を歓迎しています。

――社員に求める資質は何ですか。

知識やスキル以上に「興味・熱意・誇り」を大切にしています。未知の分野にも情熱を持って取り組み、自分の仕事に誇りを持てる人材こそが、真のプロフェッショナルだと考えています。

――印象に残った社員のエピソードはありますか。

イチゴの収穫ロボット開発に携わった若手社員は、最初は農業分野の知識がほとんどありませんでした。しかし、自ら専門書を読み込み、農家を訪れてヒアリングを重ねるなど主体的に学びを深めました。その姿勢が成果に結びつき、社内でも刺激を与える存在になっています。

スマート農業への挑戦と未来への展望

――今後の事業展開について教えてください。

スマート農業事業を今後数年で大きく成長させ、FA事業と並ぶ柱に育てたいと考えています。特にイチゴ収穫ロボットの技術は、花の摘果や他作物の選別などにも応用可能で、すでに新たな依頼が寄せられています。農業現場の細やかなニーズに応えることができるのは、FAで培った制御・機械・ソフトの横断的なノウハウがあるからです。

――直面している課題は何ですか。

最大の課題は人材確保です。地方企業が優秀な人材を惹きつけるには、将来性ある事業を展開していることが不可欠です。そのため、スマート農業を重点的に推進し、会社全体の魅力を高めていきます。将来的には農業だけでなく介護や建設など、社会のあらゆる現場に自動化を届けたいと考えています。

経営を支える信条と次世代への思い

――経営において大切にしている価値観は何ですか。

一時的な成功ではなく「継続する会社」であることを重視しています。技術力の継承と組織の体制づくりに力を入れ、私にはない強みを持つ高田を取締役に迎え入れたこともその一環です。互いの長所を活かし、次世代へ会社をつなぐ体制を整えています。

――最後に読者へのメッセージをお願いします。

人手不足や高齢化が進む社会において、自動化は必ず必要とされる技術です。便利さだけでなく「感動」を届けられるよう、私たちは挑戦を続けます。特に若い世代には、自分の興味や熱意を信じて行動してほしい。最初の一歩を踏み出す勇気があれば、必ず未来は切り拓けます。私たちと共に、自動化で新しい日本の未来を築いていきましょう。

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