現代版寺小屋で地域課題を解決──株式会社OTERA 武田代表のビジネスストーリー

株式会社OTERA 代表取締役 武田 啓氏

地域に根ざした課題解決の担い手として、お寺と高齢者支援に特化したサービスを展開する株式会社OTERA。創業者である武田氏は、現代の寺小屋として地域社会に貢献することを理念に掲げています。今回は、事業の特徴や今後の展望、経営者として大切にしている価値観について詳しく伺いました。

お寺の支援事業を中心に展開

──まず御社の事業内容について教えていただけますか。

弊社の事業は大きく二つに分かれています。一つはお寺の支援事業、もう一つは高齢者支援事業です。お寺の支援事業では、ホームページ制作やLINE公式アカウントの運用などのデジタルサポートを提供しています。また、就活相談のインフラも整備しており、お寺が地域の相談窓口として機能できるような仕組みを構築しています。

高齢者支援事業では、最近立ち上げた見守りアプリや生活サポートサービスを提供しています。オンラインでのサポートに加え、地域でのオフラインサポートも行うことで、高齢者が安心して生活できる環境を作っています。

現代版の寺子屋を作ること

──御社の経営理念や今後のビジョンについて教えてください。

弊社の理念は「現代版寺小屋」を作ることです。昔のお寺や寺小屋は、地域に根ざして教育や戸籍管理など、地域課題を解決する役割を担っていました。現代では、地域の高齢化や孤独問題などの課題があります。私たちはお寺や地域資源を活用して、そうした課題に対応できる組織を作りたいと考えています。

短期的には、高齢者支援の新規事業に注力しています。オンライン・オフライン両面での生活サポートを提供することで、地域社会により密着した形で価値を提供したいと思っています。

お寺とのネットワークが最大の強み

──御社の業界内での強みはどこにありますか。

一つはお寺ネットワークの活用です。全国に約7万件あるお寺と連携できるため、他社では難しいアプローチが可能です。もう一つは、高齢者に近い立ち位置でサービスを提供できることです。地域密着型の視点で課題解決に取り組めることが、弊社の強みだと思っています。

地域貢献を目指して起業を決意

──経営者として事業を始めたきっかけは何ですか。

私はお寺の家に生まれました。祖父もお寺の住職でありながらカメラ屋を経営するなど、自分で何かを始めることが自然な環境でした。大学時代からお坊さんとしての活動を続けていましたが、「お経を読んで帰るだけの存在でいいのか」と疑問を持つようになり、地域課題を解決するために株式会社としての事業を立ち上げました。

価値を提供し続けていたい

──仕事をする上で大切にしている価値観はありますか。

一番大事にしているのは「目の前の人に価値を提供すること」です。お客様一人ひとりの状況を理解し、最適な解決策を提供することを意識しています。社員や業務委託の方々にも、この姿勢を共有してもらい、長期的に役立つ経験や成果を提供できるよう工夫しています。

高齢者支援事業を中心にさらなる拡大を目指して

──今後の事業展開や課題について教えてください。

今後は、高齢者支援事業をさらに拡大する予定です。アプリとオフライン生活サポートを組み合わせ、遠方に住む家族も安心できる仕組みを提供したいと考えています。東京都や神奈川県のスタートアップ支援プログラムに選定されるなど、社会的評価もいただいており、この分野に重心を置いていく方針です。

課題としては、資金繰りや高齢者へのマーケティングの難しさがあります。サブスク型のモデルなので、キャッシュフローのタイミングが重要です。また、高齢者への情報発信はオンライン広告だけでは難しいため、地域密着型の地道な活動と併せて効果的な手法を模索しています。

「食」が生きがいで楽しみに

──趣味やリフレッシュ方法はありますか。

趣味はアニメ鑑賞とラーメンです。特に週に一度はラーメン店を訪れ、大食いチャレンジ的な楽しみ方もしています。こうした時間が、日々の事業活動のリフレッシュになっています。

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