中小企業の生産性の向上を支えるシンプルなITプロダクトづくり──株式会社スーツ 小松裕介の挑戦

株式会社スーツ 代表取締役社長CEO 小松裕介氏

株式会社スーツは、中小企業向けに経営支援クラウド「スーツアップ」というチームのタスク管理・プロジェクト管理ツールを開発・運営しています。シンプルで直感的な操作性にこだわり、Excelのようなインターフェースを備えながら、タスクひな型、期限通知やチャット・カレンダーとの連携といった業務効率化機能を搭載しています。経営者として20年以上にわたり、数多くの企業再生や事業成長に携わってきた小松裕介氏は、「誰もが使えるITプロダクトを通じて、中小企業の生産性を向上したい」と語ります。本記事では、同社の理念や開発の背景、組織運営の工夫、今後の展望、そして小松氏の人となりについて伺いました。

経営支援クラウド事業としての「スーツアップ」

――現在の事業内容について教えてください。

当社は「経営支援クラウド事業」として、チームのタスク管理・プロジェクト管理ツール「スーツアップ」を開発・提供しています。日本企業ではいまだにExcelやスプレッドシートが主流ですが、これらはあくまで表計算ソフトであって本来はタスク管理のためのツールではありません。そこで私たちは、誰にでも馴染みやすいExcel風のインターフェースを持ちながら、タスクひな型、期限通知やチャット・カレンダーとの連携機能など、現場で本当に必要な機能を備えたクラウドサービスを提供しています。

「誰が・何を・いつまでに」という最低限の項目の管理を徹底するだけで、オペレーションコストは大幅に下げられます。難しいツールではなく、ITリテラシーが高くない方でも簡単に使いこなせて使い続けられることを最優先に設計しました。

上場企業の経営を経て、再び挑んだITプロダクト開発

――小松さんご自身のキャリアや経営者としての歩みをお聞かせください。

私はもともと上場企業(伊豆シャボテンリゾート、証券コード6819)の社長を務めていました。20代の頃に「カピバラの露天風呂」のPRを仕掛け、同社の再生に携わった経験があります。その後もスタートアップや中堅企業での事業成長支援を約20年間手がけてきました。

ただ同時に、国内では事業承継問題が深刻化し、中小企業の経営基盤が脆弱であることを痛感しました。そうした経営者を支えたいという思いから、約4年前にITプロダクトの開発を始めたのが「スーツアップ」です。凡事徹底──当たり前のことを徹底して積み上げる姿勢こそが、経営において何より大切だと考えています。

エンジニア主体の組織と採用課題

――現在の組織体制や社員との関わりについて教えてください。

現在は約15名の体制で、そのうち10名がエンジニアです。小規模ながら全員がフルスタックエンジニアで、海外メンバーも加わる国際的な開発チームとなっています。世界的企業が数十年かけて築いたExcelやスプレッドシートに匹敵するプロダクトを、少人数で再現するのは非常に難しい挑戦ですが、優秀な人材が集まってくれています。

一方で課題は採用です。優秀なエンジニア確保のために、採用広報に力を入れています。最近では書籍出版やWantedlyでの発信を通じて共感したエンジニアからの応募も増えており、着実に仲間を広げているところです。

代理店展開とスマホ対応で全国へ

――今後の展望についてお聞かせください。

今はベータ版を提供していますが、まもなく正規版としてリリース予定です。すでに全国から代理店希望のお声をいただいており、今後は代理店ネットワークを通じて「スーツアップ」を中小企業に広げていきたいと考えています。

また、現状はPCブラウザを前提としていますが、将来的にはスマホ版もリリースしたいと考えています。Excelやスプレッドシートはスマホでは使いづらい面がありますが、スマホで直感的に使えるようにすることで、さらに多くの現場に浸透させたいと考えています。3年後には、現在の数百倍、数千倍の成長を遂げられると手応えを感じています。

子どもと過ごす時間が最大のリフレッシュ

――最後に、仕事以外でのリフレッシュ方法について教えてください。

正直、事業の立ち上げ期なので仕事に集中していますが、5歳と8歳の娘と過ごす時間が一番のリフレッシュです。週末は一緒に遊びに出かけたり、日常の小さな会話を楽しんだりと、今しかない貴重な時間を大切にしています。

私はこれまで数多くの企業経営に携わってきましたが、結局のところ「お客様が本当に必要とするサービスを地道に磨き続けること」が成功の鍵だと思っています。ショートカットはなく、凡事徹底を積み重ねていく。その信念のもと、「スーツアップ」を中小企業の経営を支える存在へと成長させていきたいです。

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