サッカーで人と社会をつなぐ“学びの場”をつくる――AIと情熱で挑む、Soccer Stationの未来

株式会社Soccer Station 代表取締役 山根 慶大氏

株式会社Soccer Stationは、サッカーを通じて子どもたちの成長と教育を支援する企業です。「サッカーでより多くの人々に幸せを与える」という理念のもと、競技力の向上だけでなく、人と人がつながる“居場所”をつくることを目指しています。
AIを活用した独自の教育支援や、地域に根ざしたイベント運営を通じて、新しいスポーツ教育のかたちを広げています。本記事では、代表の山根慶大氏に現在の取り組みや、これからのビジョンについて伺いました。

現状と理念――人が交わる“駅”のような場所を目指して

――現在の事業内容と理念について教えてください。

当社では、サッカー塾とイベント事業の2軸で活動しています。イベントでは、ストライカースクールやポジションごとに必要なスキル習得を目指すスキルアップイベントを展開し、子どもたちが自分の課題に合わせて学べる環境を整えています。

もう一方のサッカー塾では、パス・シュート・トラップといった基礎技術を中心に、一人ひとりの悩みに寄り添った指導を行っています。理念として掲げているのは「サッカーでより多くの人々に幸せを与える」こと。テクノロジーが進化した今だからこそ、人と人が顔を合わせ、笑い合える場を大切にしたいと考えています。

会社名の「Soccer Station」には、人が立ち寄り、出会い、また目的地へ向かう“駅”のような存在でありたいという想いを込めています。サッカーを通じて、子どもたちや保護者、地域の人々が交わり合いながらつながる“人間交差点”をつくることが私たちの目標です。

キャリアと原点――教育に向き合う決意

――Soccer Stationを立ち上げた経緯を教えてください。

もともとは個人参加フットサル(通称個サル)という、個人参加型イベントの面白さを知ったのが始まりでした。それまでは「サッカーは、人を集めて行うスポーツ」という概念がありました。しかし、個サルは、知らない人同士が集まりその場でチームを組み、自然に交流が生まれる光景にサービスの可能性を感じたんです。

当初は大人から子どもまで幅広くイベントを行っていましたが、次第に「子どもの教育」にこそ未来を託すべきだと感じました。スポーツには人を成長させる力があります。そこに真正面から向き合いたいと思い、教育型のサッカー塾へと発展させました。

また、教員として学校教育に携わった経験も今の理念の基礎です。学校では支えきれない子どもたちを見て、「もっと自由に寄り添える場をつくりたい」と感じたことが、起業の原動力になりました。

組織運営と人との関わり――自立したチームづくり

――組織運営において大切にしていることを教えてください。

当社では、社員を一方的に管理するのではなく、パートナーとして共に成長する姿勢を大事にしています。各メンバーが経営者意識を持ち、主体的に考え行動することを重視しています。

コミュニケーションでは感情ではなく論理で話すことを意識しています。率直に意見を交わしながらも、最終的には目的に立ち返って進む。その積み重ねが信頼関係を育て、強いチームを形づくるのだと思います。

未来への挑戦――AIと教育で全国へ

――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。

現在は、AIを活用した教育支援システム「やまねロイド」を開発したので普及できるように進めています。実際に私に寄せられてきた選手のリアルな悩みの受け答えを学習させたAIが、子どもたちの質問に自動で回答する仕組みです。練習でつまずいた瞬間に“ポケットに入っているコーチ”がすぐに教えて選手の成長を支える環境をつくりたいと考えています。

地域や経済的な事情でスクールに通えない子どもたちにも、学ぶチャンスを届けたい。今後はこのAIを全国に広げ、教育格差のないサッカー指導を実現していきます。

プライベートと信念――続けることで見えてくる景色

――リフレッシュの時間はどのように過ごされていますか。

温泉や旅先で知らない土地を歩く時間が好きです。新しい景色や人との出会いが、自分の考えを広げてくれます。仕事から少し離れて心を整えることで、また子どもたちや保護者に真摯に向き合える気持ちが戻ってくるんです。

サッカーも人生も、“続けること”が何より大切だと感じています。結果よりも、悔しさや喜びを味わいながら積み重ねていく過程こそが人を成長させる。子どもたちの努力する姿を見るたびに、前へ進む勇気をもらいます。

サッカーという共通言語を通じて、世代を超えて支え合い認め会える社会を築いていきたいと思っています。

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