ワイルドビートが拓く“健康と本気のボクシング”──法人契約を軸に描く次のステージ

ワイルドビートボクシングスポーツジム 代表 佐賀 道成氏

大阪に拠点を置く「ワイルドビートボクシングスポーツジム」は、プロ志望の選手から初心者、健康づくりを目的とした方まで、幅広い層に支持され続けている地域密着型のジムです。創立から28年、プロ選手の育成と一般会員向けのトレーニングを両立してきた同社では、現在“法人向け福利厚生ボクシング”という新たな取り組みに力を入れています。今回は、代表の佐賀氏に、ジムの現状や仕事への思い、組織づくりのこだわり、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。

ワイルドビートの現在地──28年続く「本気」と「健康づくり」

――事業内容と現在の特徴を教えてください。

うちは「ボクシングスポーツジム」として、本格的なボクシングだけでなく、運動不足の解消やダイエット、ストレス発散まで幅広く対応しています。お客様の目的に合わせた4つの専用サイトを用意していて、選手志望・初心者・体力づくり・企業向けとターゲット別に情報を届けられるようにしています。

現在はほぼ100%が個人のお客様ですが、法人向けの福利厚生としての利用を広げたいと考え、専用ページや問い合わせ導線を整えています。

――強みはどのような点にありますか?

一番は「対応できる層の広さ」です。プロ加盟ジムとして本気でプロを目指す人を育成できる一方、初心者の方にも運動の楽しさを安全に伝えられるノウハウがあります。過去には女子の東洋チャンピオンも育っています。

選手から指導者、そして経営へ──佐賀氏のキャリアと原動力

――経営者になられた経緯を教えてください。

もともとは選手としてやっていましたが身体を壊してトレーナーに転身して10年ほどボクシングのトレーナーとして経験を積みその後、大阪の豊中市にてジムを立ち上げました。プロ選手を育てたい気持ちが原点ですが、同時に「健康志向は必ず高まる」と確信していたので、一般会員向けの基盤もしっかり作ってきました。

――28年の中で特に印象に残る出来事はありますか?

ジム立ち上げの時は何もわからない事だらけで必死でした・・・集客方法もわからず色んなことをやってきました。まだまだ殆ど普及していないネットに早く目を付けて行動を起こしたのは大きかったと思います。

それとコロナ禍です。距離が近い競技のため不安が広がり、退会された方もいました。ただ私は過剰に恐れず、来られた方には「必要以上に心配しなくて大丈夫」と伝え続けました。長くやっていると、“平常時では想像できないこと”が起こるものだと実感した時期でした。

4名のトレーナーで支える現場──個性を活かす運営スタイル

――組織運営で心がけていることはありますか?

現在は4名のトレーナーが在籍しています。個々の性格が違うので、基本は「その場・相手に合った対応」です。任せるところは任せ、必要なときは私が動きます。対人の現場なので、流れを壊さずにサポートすることを大事にしています。

――人材育成で意識していることは?

まず“無理をさせない”こと。本気でプロを目指したい会員への対応と、運動習慣づくりを目的とした会員では指導内容も心の距離も違います。トレーナーがそれぞれの判断で動けるように、考え方や接し方の幅を持たせています。

法人契約の確立を次の柱に──広がる福利厚生ボクシングの可能性

――今後の展望を教えてください。

今最も力を入れたいのが「法人契約」です。スポーツジムが急増し、個人向けは競争が激しくなっています。その中で、福利厚生としてボクシングを取り入れてくれる企業を開拓することが、次の成長につながると考えています。

――3年後の理想像はどのようなものでしょうか?

まずは1件、法人契約を確実に獲得すること。そこから社長同士の紹介で広がる可能性もあります。売上は3年後に1.5倍を目指していますが、法人契約の確立がその鍵になると思います。

プライベートとリフレッシュ──多忙の中で守る“自分のペース”

――仕事以外の時間はどのように過ごされていますか?

正確に言うと「これが趣味」というものはありません。月に2回休めれば良い方なので、時間が空けば軽く飲みに行く程度です。映画はたまに行きますが頻繁ではありません。気が向いたら魚釣りですが・・・釣れたためしがありません(^^)格闘技の大会を会場に見に行くことはほとんどなく、テレビで少し観るくらいですね。

――経営者や起業を目指す読者へメッセージをお願いします。

他者の方に大それたことを言えるような人間ではありませんので私の理念としては少しでも来て戴く方の健康や幸せに繋がるように考えて運営をさせて戴いております。

企業の採用活動でも、「福利厚生としてジムを利用できます」と言えるのは大きな強みになります。社員の健康維持にもつながりますし、社員の方が継続するための入り口を広げるきっかけにもなるので、ぜひ一度お声がけいただければと思います。

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