ハーバライフ・オブ・ジャパン株式会社 代表取締役 竹本 エリ氏
ハーバライフ・オブ・ジャパン株式会社は、栄養補助食品やスキンケア製品を扱うグローバル企業の日本法人で、健康的なライフスタイルを支える製品と情報を提供している会社です。本記事では、代表の竹本 エリ氏にお話を伺い、現在の取り組みや経営の考え方、今後の展望について伺いました。
科学で支える健康革命
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
弊社は米国に本社を持つグローバル企業で、科学的根拠に基づく栄養食品の提供と、会員制度によるコミュニティ形成を通じて経済的・精神的自立の支援までを一体で行っています。創業45年間、小売販売を行わず「ヘルス&ウェルネス」領域でリードすることを使命とし、会員がブランドアンバサダーとして対話を大切に商品提案やコーチングを行う仕組みを築いています。
――業界内での強みはどのような点にありますか。
日本では33年の歴史がありますが、可能性はまだあります。多くのアスリートと連携しており、クリスチアーノ・ロナウド選手とは10年近い協働で製品開発にも参加いただいています。
情熱が導くリーダー像
――経営者になられた経緯を教えてください。
私の場合、最初から経営者になりたいという野心はありませんでした。
ただ、自分の中で「こういう世の中になったらいいのに」とか、こういう問題解決を何とかしたい!という考えが常にあり、運命的に経営者になる機会が来たということになったわけです。
――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。
若い頃から仕事のチャンスが訪れてきた時には、それが自分自身の職務経験や役割であるなしに関わらず、とりあえず受けてきました。そうすると、だんだん視野が広がり、経験値が増えますよね。特に若いうちは、目の前の仕事を分け隔てなくやっていくことが大切だと思います。
あとは常にパッションを忘れないことかと思います。誰でもそうですけど、3年ぐらい同じことをやっていると、だんだんコンフォートゾーンに入り、入社当時と同じレベルの情熱が減っていきがちです。それをいかに絶やさずに持ち続け、見せ続けられるかかと思います。
支えて導く、開かれたリーダーシップ
――組織運営で意識していることを教えてください。
まずは聞くところから始まり、どんな意見も尊重するように努めています。会議では、まず私が口火を切って、くだらない質問をして(笑)、堅苦しい雰囲気を壊したりします。アイスブレイク的に次の人が話しやすくなるような空気作りですね。また1人1人への声かけは意図的に行ったり、またオフィスはフリーアドレス、私自身の部屋もガラス張りにして見える化しています。
さらに、チームビルディングや仕事へのやる気や愛着を高めるためのアクティビティも積極的に支援してきました。
やはり自分1人だけで頑張っても会社は回らないので、それぞれが自分の行動や結果について、説明する責任を持ち自分ごとにしていくことで、成果も質も変わってきます。
あとは時代が追いついたと言えますが、元々私はサーバントリーダシップで上から言うと言うよりもメンバーと同じ立ち位置で支えるようなポジションをとっています。透明性とか距離感を縮めて、何でも自発的に言ったり動いたりする雰囲気作りは心がけています。
――社員に求める姿勢はどのようなものですか。
私にとってすごく嬉しい社員の姿勢は、本社やメンバー様から問い合わせや依頼が来たときに、私が出ていかなくても皆それぞれにしっかりと考えて答えてくれることです。分からなくてもお互いに話して、私にお伺いを立ててから答えるということがほとんどありません。よほど大きなことや回答が出ない場合には、もちろん責任を持って私が対応します。
心身の健康を共創するコミュニティ作り
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
コロナ禍は大打撃でしたが、その影響で健康志向が高まり、プロテインブームも追い風となりました。競合が増える中でも、このブランドを通じて「大切な誰かを健康にできる仲間」をもっと増やしたいと考えています。現在1万5000人の登録メンバー様に向け、直接会えるイベントやコミュニティの拡充、資金面・知識面の支援、個々に合わせたプログラム提供を続けています。シニア層には健康寿命の延伸を、若い方には将来への希望や副収入の機会としての選択肢を提供し、不安を抱える人に「自分の健康にもつながる働き方」として当社の哲学やビジネスを提案したいと思っています。
茶道がくれる心のデトックス
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
今、一番ハマっているのが茶道です。
どちらかというとスポーツが好きで昔からテニスやゴルフを楽しみ、今は週1で筋トレもしていますが、4年前から始めた茶道は、仕事から離れて心を整える大切なデトックス時間です。五感を研ぎ澄まし、日々の小さな気づきを感じる貴重な成長の機会となっています。特に、アメリカで生まれブラジルに住んだりグローバル企業でずっと働いているので、日本文化を理解したい気持ちも強くあり、とても興味を持ってやっています。

