専門性の高いBtoB企業を支える“伝わる文章”の力――SEOライター・廣津敬士が描く未来

廣津 敬士氏

専門性の高いBtoB分野に特化したSEOライティングを強みとし、確実に成果へつなげる記事制作を提供している廣津敬士さん。独立から1年余りで事業を急拡大させつつ、マニュアル作成や内製化支援など、新たなサービス開発にも取り組んでいます。今回は、事業の現状から独立の背景、組織づくり、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。

事業の現状と提供価値

――現在の事業内容と強みを教えてください。

主にSEOを前提としたブログ記事の作成代行を行っています。特にBtoB領域で専門性が高いテーマを、わかりやすく整理しながら伝えることを得意としています。IT企業や社内ツール、セキュリティ、マーケティング、OEMメーカー、法律事務所など、幅広い分野の記事を担当してきました。

ライターは世の中に多いですが、その中でも“専門性を読み解き、噛み砕いて伝える”という点では大きな強みがあると自負しています。また「100点満点の一本勝負」より、「高品質な記事を安定して供給する」ことが私の価値だと考えています。

キャリアの原点と独立の背景

――独立の経緯や、経営者になられた背景を伺えますか。

前職を退職後、企業に所属した時期もありましたが、方向性の違いを感じて、独立に踏み切りました。それ以前から副業としてライティングを行っており、月20万円ほど安定して稼げていたことが大きな後押しになりました。平日は1〜2時間、土日は10時間以上書くという生活でしたが、それでも「もっとやれる」という確信がありました。

独立後最も印象的だったのは、事業成長に限界を感じたタイミングで外部サービスを導入し、営業活動を強化する決断をしたことです。ワンオペでやる限界を感じていた時期だったので、大きなターニングポイントになりました。

組織運営と人材との向き合い方

――組織づくりや人との関わりで大切にしていることは?

現在は私一人ですが、外部のパートナー企業と連携し、ライターのアウトソース体制を整えているところです。そのために、初心者でも一定レベルの記事が書けるように、非常に詳細なライティングマニュアルを作成しました。リサーチ手順から記事作成、画像挿入まで、キャプチャ付きで細かく解説しています。

マニュアルを整える理由は、個人の力量に依存しすぎない安定した品質を生むためです。記事制作は属人的になりがちですが、標準化が進めば、誰もが最低ラインの品質を保ちながら、得意分野で力を発揮できます。人材確保と教育は、事業拡大に向けて重要な柱になっています。

AI時代のライティングと今後の展望

――今後の事業展望についてお聞かせください。

SEOライティングを軸にしつつ、来年以降は一般向けのライター講座やWebデザイナーさん向けの講座も展開したいと考えています。これまでの経験を体系化し、営業や税務の知識も含めて提供する予定です。また、英語・スペイン語などの外国語案件にも挑戦したいと思っています。

さらに、将来的にはリスティング広告やSNS運用などの周辺領域もパートナーと組んでワンストップ化したいです。2030年には年商5〜6億円規模を目指していますが、これは理想の姿であり、走りながら軌道修正していくつもりです。

AIについては、既に構成案作成や要約などの部分的な活用を進めています。AI禁止令が出ている業務にも対応可能です。ただ、AIの情報は誤りも多く、完全に任せるには限界があります。“AIに使われるのではなく、AIを使いこなす”ことが、今後のライターに求められる姿だと考えています。

個人としてのリフレッシュと想い

――お仕事以外での趣味や、リフレッシュの方法はありますか。

野球観戦が大好きです。子どもの頃はソフトボールをよくやっていて、その流れで今でもよく球場へ足を運びます。またアニメ鑑賞も趣味で、『鬼滅の刃』や『チェンソーマン』、『小林さんちのメイドラゴン』など、幅広く楽しんでいます。

――最終的に目指している姿を教えてください。

人生全体としては「死ぬときに良い笑顔でいたい」という思いがあります。そのためには、自分の力を発揮できる人を増やしたいし、情報不足によって機会を失う人を減らしたい。ライティングの仕事は、その理念と強く結びついています。文章の力で企業や人の魅力を引き出し、次のステージへつなげる――その役割を果たし続けたいと思っています。

読者へのメッセージ

中小企業の皆さまの中には、日々の営業に追われる方も多いと思います。しかし、SEOライティングは継続すれば必ず資産となり、1年後の営業を大きく楽にしてくれます。集客はもちろん、自社ブランディングや社内のナレッジ整理にも役立つ手段です。将来の種まきとして、ぜひ取り組んでみてください。その際には、ぜひお力になれれば嬉しく思います。

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