「秘蜜な焼き芋」から始まる地方創生と夢のプロデュース

株式会社秘蜜開発 釜谷 あすり氏

“焼き芋屋”という枠を軽やかに超えて──。

株式会社IMOKENは、プロデュース力とインフルエンサーのネットワークを活かし、飲食、イベント、地方創生までを手がけるユニークな企業です。

表参道・代官山に店舗を構える「秘蜜な焼き芋」をブランドの顔にしながらも、事業の本質は「夢のプロデュース」にあります。

今回は、代表の釜谷 あすり氏に、創業のきっかけから今後の展望までを伺いました。

「秘蜜な焼き芋」から広がる多角的なプロデュース事業

―― 御社の事業の中心と、その特長について教えてください。

弊社は「秘蜜な焼き芋」というブランドからスタートしましたが、現在はリブランディングを主軸としたプロデュース会社として活動しています。ブランドやプロダクト、人やイベントの魅力をどう伝えるかを設計し、トータルでプロデュースしています。

多くの方からは「焼き芋屋さん」と見られがちですが、それは私たち自身が立ち上げたブランドの一つにすぎません。私自身、実体験のないままコンサルティングをすることに疑問を感じていて、ゼロから成功させたブランドがあるからこそ、他社のプロデュースにも説得力が持てると思っています。

また、弊社には380名以上の「いもがーる」「いもぼーい」と呼ばれるインフルエンサーがおり、彼女たちの発想力や感性を活かしながら、現代のトレンドに即した形で商品やプロジェクトを生み出しています。

「もっとこうだったらいいのに」──子どもの頃の感覚がすべての原点

――釜谷さんご自身のキャリアや、起業のきっかけを教えてください。

昔から、何かを見て“もっとこうだったらいいのに”という視点を持っていたんです。それがプロデュース的な感覚だったと気づいたのは大人になってから。大学卒業後はワコールやリクルートに勤め、OL生活を経験しましたが、常にゼロから立ち上げられる何かを模索していました。

そんな中で出会ったのが焼き芋でした。伝統的でどこか古臭い印象の焼き芋に、“可愛さ”や“オシャレさ”を掛け合わせた新しい価値を見出し、キッチンカーから事業をスタート。

飲食経験ゼロからの挑戦は、ブランドを愛し、共感してくれる多くの人を巻き込みながら、瞬く間に拡大していきました。

モチベーションを「体験」で引き出す組織づくり

―― 業務委託中心の組織で、どのようにメンバーのモチベーションを保っているのですか?

弊社では全メンバーが業務委託契約で働いています。そのため、いかにして同じ方向を向いてもらうかが非常に重要です。メンバーが何をしたいのか、どんな夢を持っているのかを採用時点で深くヒアリングし、それをデータベース化しています。

そして、実績を出したメンバーには、たとえば「おしゃれなアフタヌーンティー」や「グランピングキャンプ」といった“体験”をプレゼントします。お金以上の価値を感じられるような、感情に響く報酬を大切にしているんです。

私たちの活動を通じて、「ここにいたら夢がかなう」「楽しいことができる」と思ってもらえることが、結果的に会社へのエンゲージメントにつながっていると感じています。

地方に本気で根ざす「プロデュース型」の創生支援

――今後の展望について教えてください。

地方創生はこれからさらに注力していきたい分野です。既に新潟、広島、山形などからプロデュースのご依頼をいただいており、三重県の『秘蜜な農園』を皮切りに、地域の雇用と魅力創出に取り組んでいます。

単なるイベント支援ではなく、現地に足を運び、インフルエンサーたちと一緒に“働きながら夢を叶える”モデルを実践中です。今後は新潟県で「秘蜜なサウナ」事業の立ち上げも構想しており、リラクゼーション×エンタメの新しい地方資源活用にも期待が寄せられます。

助成金頼りではなく、継続的に自立していける仕組みを築くことが私たちの目標です。

温故知新、そして日常の残り物に癒されて

――お仕事以外で、リフレッシュや趣味にしていることはありますか?

夜な夜な冷蔵庫の残り物で料理をすることが、いちばんのストレス解消です。朝、その料理を食卓に並べる時間がすごく好きですね。

あとは海外旅行で新しい文化や価値に触れることもリフレッシュの一つです。

また、かつてはライブ配信のライバーとしても活動しており、その経験は「いもがーる」「いもぼーい」たちの育成メソッドにも反映されています。経営者として30年のキャリアを重ねた今、若い世代の夢を支援することが次なる挑戦でもあります。

これから起業したい、何か始めたいという方々の背中を押せる存在でありたいと思っています。

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