プロ編集者がたどり着いた、「言葉で人の品格を上げる」という仕事

株式会社オフィス福永 福永育子氏

激変するメディア環境の中で、「言葉の力」を信じ、質の高いコンテンツ制作を追求し続ける株式会社オフィス福永。出版社での豊富な編集経験を経て独立した福永代表に、これまでの歩みや経営哲学、そして今後の展望について伺いました。

紙からデジタルへ─変化に適応するコンテンツ制作

──現在の事業内容と特徴について教えてください。

弊社は、書籍や雑誌の企画編集を行う編集プロダクションとしてスタートしました。私自身が出版社で書籍編集に携わってきた経験が長く、当初は紙媒体が中心でしたが、時代の変化を見据えて、現在は企業のホームページなどウェブコンテンツ制作にも注力しています。

特徴としては、長年の編集経験で培った企画力、そして各分野の専門家である著者やライターとの強固なネットワークです。特に、医学・医療、健康、料理、ビジネスなどの分野に強みがあり、読者の日常に役立つ信頼性の高い情報を提供することを大切にしています。

──企業理念やビジョンについて教えてください。

「言葉には力がある」という信念のもと、正確かつ心に響く文章を通じて、価値ある情報を必要としている人にちゃんと届けることが私たちの使命です。紙であれウェブであれ、媒体にかかわらず、コンテンツの質を高めたいと思っています。

編集者から経営者へ─独立の決意と信念

──経営者になられたきっかけを教えてください。

出版社で編集者としてキャリアを積み、就職ガイド誌では大手企業経営者へのインタビューなども担当しました。さらに、転職先の外資系出版社ではマーケティングを学び、読者ニーズと営業・販売戦略にフォーカスした媒体企画に取り組むようになりました。

しかし、過労で体調を崩したことに加え、日本の読者に合った制作物を新しい視点で創りたいという思いが強まり、50歳のとき独立を決意しました。見えざる読者の胸に飛び込むようなハッとする文章や読み物を企画、実現するための選択でした。

──仕事をするうえでの目標や大切にしている価値観はありますか?

「言葉の力を通じて社会に貢献すること」が最大の目標です。

誰かの心に届くような文章、価値ある知識を届けることで、その人の人生にささやかな喜びと知恵をもたらしたいと考えています。

コンテンツの可能性を信じ、それが最善な形で伝わるか模索する姿勢を大切にしています。

専門家と共に生む上質なコンテンツ

──制作体制やライターとの関係性について教えてください。

弊社は正社員を多く抱える形ではなく、案件ごとに最適な著者やライターとチームを組んで進行しています。私が全体のディレクションを担当しつつ、専門家の知見を尊重しながら、読者にまっすぐ届く表現方法を追求しています。

コミュニケーションにおいては、まず「敬意」をもって接することを重視しています。それぞれの専門的な知識を尊重し、対等なパートナーとして目的や意図を共有しながら丁寧に進めることで、より良いコンテンツが生まれると考えています。

──パートナーに求める資質やスキルは何ですか?

情報をわかりやすく伝える力に加えて、誠実さや正確さ、読者の共感を得られるかを重視しています。

いくら価値のある情報であっても、共感してもらえないと意味がありません。また、品格が伴わないといけません。

今後の展望と、変化の時代における挑戦

──今後の事業展開や業界の展望について教えてください。

これからは記事やサイト制作にとどまらず、クライアントのマーケティング戦略全体へのコミットや、ワークショップ開催、多媒体展開など、多角的に関わりたいと思っています。

生成AIの登場によって効率化が進む一方、人間にしかできない深い洞察や創造があると信じていて、加速度を増した情報社会で生き残っていきたいですね。

また、超高齢化社会に特化したメディアプラットフォームの構築など、新規サービス事業のアイデアもあります。変化に対応しながらも本質を見失わず、常に社会に必要とされる存在でありたいと考えています。

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