0.1ミリにこだわる理由――脚長差から身体を整える整体の本質と挑戦

株式会社MIRAI-DO 院長 進藤隆氏

株式会社MIRAI-DOは、脚長差という視点から身体全体のバランスを整える独自の整体を提供しています。理学療法士としての経験を持つ進藤隆氏は、18年前に独立し、「足の長さ」に着目した施術を追求してきました。わずか0.1ミリ単位の調整にこだわるその技術は、多くの利用者の身体の不調改善に寄与しています。本記事では、進藤氏の事業にかける想いや経営観、そして今後の展望について伺いました。

脚長差への着目が導いた独自の整体技術

――どんな想いで今の事業を始められたのか教えてください。

もともと理学療法士として病院や老人保健施設で働いていました。その中でインソールを用いた施術に携わるようになり、身体の変化を観察していくうちに、調整しても終わりがないことに気づきました。体は常に変化し続けるため、どこをゴールにするのかが見えなかったのです。そこで「なぜ変化するのか」という原因を突き詰めていく中で、足の長さに着目するようになりました。最終的にはこのテーマを追求したいと考え、独立して整体院を開業しました。

――現在の事業の特徴や強みについて教えてください。

足の長さを整えることを土台に、肩や首、骨盤など全身のバランスを調整しています。特徴的なのは、0.1ミリ単位でのコントロールです。このわずかな差が体調に大きく影響するにもかかわらず、そこに気づいている人はほとんどいません。また、施術だけでなく「自己管理」を重視している点も強みです。施術で整えた状態を維持するためには、日常の過ごし方が重要であり、その方法まで含めてサポートしています。

技術と向き合い続ける中で見えた経営の本質

――経営の道に進まれた際の苦労について教えてください。

独立当初は、自分の技術に自信がありましたが、集客の壁に直面しました。また、実際には思うように改善できないケースも多く、自分の技術不足にも気づかされました。そこから集客と技術の両面を学び直し、多くの人との出会いを通じて知識と経験を積み上げてきました。

――仕事をする上での価値観を教えてください。

自分が受け取る価値よりも、相手が受け取る価値のほうが大きくなければならないと考えています。相手に喜びを提供し、その対価として報酬をいただく。その意識が仕事の軸になっています。

「一人を笑顔にする」積み重ねが未来をつくる

――実現したい目標や夢について教えてください。

目の前の一人を笑顔にすることです。その積み重ねが、自分自身や相手の人生を豊かにしていくと考えています。また、脚長差という概念はまだ広く認知されていないため、この技術を日本中に広めていきたいという思いがあります。

――将来的なビジョンについてお聞かせください。

この技術を世の中に残すことが最大の目標です。どの地域でも脚長差を調整できる人がいる状態を実現したい。そのために、各都道府県にインストラクターを育成し、さらに地域へと広げていく仕組みづくりを進めています。

体験と理屈で伝えるコミュニケーション

――コミュニケーションで大切にしていることは何でしょうか。

相手が何を求めているかを理解し、それに応えられる説明をすることです。その際に重視しているのが「体験」と「理屈」の両方を伝えることです。理屈だけでは理解されにくいため、実際に身体の変化を体験してもらうことで納得につなげています。

――自己管理を重視する理由を教えてください。

施術だけでは身体はすぐに元に戻ってしまいます。日常生活の中でどのように身体を使うかが重要であり、その方法を理解し実践することが改善への近道です。そのため、利用者自身が身体の状態を理解し、自分で整えられるようになることを目指しています。

技術継承と新たな学びへの挑戦

――今後の課題と取り組みについて教えてください。

技術を広めるための仕組みづくりが課題です。賛同してくれる人材を集め、育成していく必要があります。そのために現在はAIも活用しながら、集客や仕組みづくりに取り組んでいます。

――業界の今後についてどのように見ていますか。

周波数や波動といった新しい考え方も広がりつつありますが、まずは物理的な基礎をしっかりと押さえることが重要だと考えています。その上で、人間の体の奥深さをさらに探求していきたいと思っています。

人と向き合い続ける姿勢が生む探究心

――ターニングポイントとなった出来事はありますか。

自分では対応できないと感じる難しいケースに出会ったときです。そのたびに新しい学びがあり、技術の向上につながってきました。常に「なぜ治らないのか」を考え続けることが成長のきっかけになっています。

――リフレッシュ方法について教えてください。

週に一度テニスをすることがリフレッシュになっています。また、家族と過ごす時間も大切にしています。

――読者へのメッセージをお願いします。

目の前の一人を大切にすることがすべての原点です。この技術を通じて、身体の不調で悩む方が一人でも減ることを願っています。そして、脚長差という視点が広まり、どこでも適切なケアが受けられる社会を実現していきたいと考えています。

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