“自分を好きになれる人”を増やしたい──株式会社DIAITAが届ける、人生に寄り添うダイエットと整体
株式会社DIAITA 代表取締役 鈴木 達也 氏
「痩せなければいけない」──そんな苦しさを抱えながら、ダイエットに向き合う人は少なくありません。株式会社DIAITAでは、極端な制限ではなく、“自分を好きになるため”のサポートを軸に、ダイエットや整体事業を展開しています。本記事では、鈴木達也氏に、事業への想いや今後の展望について伺いました。
目次
“生き方”に寄り添う──株式会社DIAITAの現在地
――現在の事業内容について教えてください。
もともとは整骨院で院長をしていました。そこで美容部門としてダイエットサポートを始めたことをきっかけに、Instagramで情報発信を始めたんです。その後、2020年に独立し、ダイエット事業と整体事業をスタートしました。
2021年には「痩せ方の学校」という名前で発信を強化し、YouTubeやInstagram、TikTokなどを通じて認知を広げています。現在はSNSからのご相談が中心です。
ダイエット事業と聞くと、「短期間で痩せる」「厳しく制限する」というイメージを持たれることもありますが、うちは真逆です。無理な食事制限や強制は行わず、健康的に続けられる形を大切にしています。
また、摂食障害に悩む方へのサポートも行っています。一般的には断られることも多い分野ですが、少しでも選択肢を増やしたいという想いがあります。健康や安全を大切にしながら、安心して取り組める環境づくりを意識しています。
――事業に込めている理念やビジョンについて教えてください。
2024年には株式会社DIAITAを立ち上げ、「自分を好きになる人を増やす」というビジョンを掲げています。
DIAITAという社名には、ギリシャ語では“生き方”という意味を込めました。自分を好きになれない理由を減らしていきたい。その想いが事業全体の軸になっています。
ただ痩せるだけではなく、その人自身が前向きに生きられる状態をつくりたい。整体や美容、健康サポートを通じて、「生き方に寄り添う」ことを大切にしています。
“自分の信じる方法”で人を支えたい──独立を決めた理由
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
一番大きかったのは、「自分のやりたいことが雇われではできない」と感じたことです。
整骨院で働いていた頃は、自分が本当におすすめしたいものだけを提供できるわけではありませんでした。本当はもっと安全に、長く続けられる形でサポートしたい。でも、結果を急ぐ方針になってしまう場面もあったんです。
整体の施術についても同じでした。自分としては「こちらの方が良いのでは」と思う方法があっても、会社として決められたやり方しかできない。少しずつ、自分の中で違和感が積み重なっていきました。
もっといろいろな方法を試しながら、自分が本当に良いと思える形でお客様に向き合いたい。その気持ちが強くなって、独立を決めました。
経営判断をする時も、その軸はずっと変わっていません。「生き方につながらないことはしない」という感覚です。
例えば、「痩せるサプリを作りませんか」と提案をいただくこともあります。でも、健康を害する可能性があるものや、不安を煽るような商品は扱いたくありません。「一発で治る」といった極端な表現にも違和感があります。
不安を利用するのではなく、その人が前向きに自分と向き合えることを大切にしたい。そこは今後もぶらさずに続けていきたいですね。
否定から入らない──小さな組織だからこそ大切にしていること
――組織運営やコミュニケーションで意識されていることはありますか。
今は社員が一人なので、大きな組織ではありません。ただ、小さいからこそ、コミュニケーションはすごく大切にしています。
意識しているのは、「思っていることを溜め込まない」ことです。その上で、いきなり否定から入らないようにしています。まずは相手の言葉を一回受け取る。飲み込んでから、「こういう考え方もあるよね」と提案するようにしています。
否定されると、人って話しづらくなってしまうじゃないですか。だからこそ、まず受け止める姿勢は大事にしています。
もう一つ意識しているのは、できるだけ文章で残すことです。言葉だけだと感情的になってしまうこともありますし、「言った・言わない」のズレも起きやすい。メールやLINEなど、形に残るものでしっかり共有するようにしています。
採用でも、「無理」と決めつけない人と一緒に働きたいですね。たとえ難しそうに見えても、「できるかもしれない」と考えられる人。その視点を持てるかどうかは、とても大きいと感じています。
挑戦する前から諦めてしまうと、可能性そのものが閉じてしまう。だからこそ、まずは受け止めて、考えてみる。その積み重ねを大切にしています。
“終わらせたいダイエット”を変えていく──これから挑戦したい未来
――今後取り組んでいきたいことについて教えてください。
最近、「痩せ方の学校」を書籍化する機会をいただきました。その中で改めて強くなったのが、「ダイエット=つらいもの」というイメージを変えていきたいという想いです。
多くの方が、「早く終わらせたい」と思いながらダイエットをしています。でも、それは裏を返せば、“苦しいやり方”になっていることが多いんですよね。
だからこそ、「無理をしない」「健康を崩さない」「続けられる」という考え方をもっと広げていきたいと思っています。そのためにも、同じ価値観を持ったトレーナーを育成していきたいです。
ただ体重を落とすだけではなく、「自分を大切にしながら変わっていける」ということを伝えられる人を増やしたい。その輪が広がれば、ダイエットに苦しむ人も減っていくと思っています。
整体についても同じです。その場だけ楽にして終わるのではなく、「通わなくてもよくなる整体」を広げていきたいんです。
現在は「股関節太郎」という整体院も立ち上げました。最近は整体の価格も上がり、通いたくても諦める人が増えていると感じています。だからこそ、少しでも通いやすい形をつくりたいと思い、取り組みを始めました。
慢性的な腰痛や肩こりを我慢している方が、もっと気軽に身体を整えられる環境をつくっていきたいですね。今後は店舗展開も視野に入れながら、必要としている人に届く形を広げていきたいと思っています。
家族との時間が、前に進む力になる
――休日のリフレッシュ方法について教えてください。
休みは土曜日だけなんですけど、その日は3人の娘と遊ぶ時間を大切にしています。
仕事では発信や施術など、人と向き合う時間が多いので、家族と過ごすことで自然と気持ちを切り替えられるんです。
また、「マコなり社長」さんの考え方には影響を受けています。若いうちから多くの失敗を経験しながらも、挑戦を続けている姿に刺激をもらいました。
失敗を“終わり”ではなく、「成功のために必要な経験」と捉える視点は、今でも自分の支えになっています。自分自身も、うまくいかないことがあっても、「次につながる過程なんだ」と考えるようにしています。
これからも、自分を好きになれる人を一人でも増やせるように。ダイエットや整体を通じて、その人自身の“生き方”に寄り添っていきたいですね。