在宅ワークで理想の生き方を実現する――株式会社CORALが描く新しいキャリア支援のかたち
株式会社CORAL 代表取締役 小野 達哉氏
株式会社CORALは、人それぞれが理想とする働き方や生き方を実現できる社会を目指し、キャリア支援事業を展開している企業です。代表の小野達哉氏は、自身の会社員時代やフリーランスとしての経験を通じて、「仕事のための人生ではなく、人生のための仕事」という考えを大切にしてきました。その価値観は現在の事業や会社づくりにも反映されています。本記事では、事業立ち上げの背景やサービスに込めた想い、経営において大切にしている価値観、そして今後目指していく未来について伺いました。
“学ぶ”だけでは終わらせない、実践重視のキャリア支援
――現在の事業内容について教えてください。
当社では「みらいコーデ」というサービスを運営しています。個人向けと法人向けの2種類がありますが、現在特に注力しているのは個人向けサービスです。
主に在宅ワークを目指す方を対象としており、未経験からでも挑戦できる実践型のカリキュラムを提供しています。
一般的なスクールでは、エンジニアやデザイナー、マーケティングなどの専門職向けの講座が多く見られます。一方で「みらいコーデ」は、営業や事務、カスタマーサクセスといったビジネス職に特化している点が特徴です。
――他のスクールにはない強みやこだわりを教えてください。
最大の強みは、完全実践型であることです。動画視聴や資料閲覧を中心とした学習ではなく、マンツーマンでコーチが伴走しながら、ロールプレイとフィードバックを繰り返し行っています。
知識を身につけることはもちろん大切ですが、それだけでは実際の仕事につながりません。特に未経験の方の場合、動画や教材で学ぶことで知識は得られても、実体験が伴わないまま「できるようになったつもり」になってしまうことがあります。その結果、仕事の獲得までたどり着けないケースも少なくありません。
そこで当社では、コミュニケーション力や接客経験など、一人ひとりがこれまで培ってきたスキルを在宅ワーク向けに転換する支援を重視しています。実務に近い経験を積み重ねながら、自信を持って仕事に挑戦できる状態を目指しています。
一人ひとりの挑戦に寄り添う、完全伴走型サポート
――受講生へのサポート体制について教えてください。
「みらいコーデ」では、完全伴走型の支援を行っています。
例えばパソコン操作に不安がある方であれば、タイピングの練習からスタートします。ある程度パソコンを扱える方には、ExcelやWord、PowerPointなどのドキュメント作成を学んでいただき、その先の業務活用までしっかりサポートしています。
さらに、営業プレゼンテーションや社内共有、ファシリテーションなど、実務を想定したロールプレイも数多く取り入れています。
受講生一人ひとりがどのようなキャリアを目指しているのかを丁寧に確認しながら、それぞれに合った学習プランを設計できることも特徴の一つです。
――受講生と向き合ううえで大切にしていることは何でしょうか。
私たちが大切にしているのは、現実を正しく伝えることです。
これまでキャリアコンサルティングに携わる中で、理想ばかりを追い求めてしまう方も見てきました。SNSでは短期間で大きな成果を得られるような情報も目立ちますが、実際には一歩ずつ積み重ねていく姿勢が欠かせません。
だからこそ、現在のスキルや経験を踏まえたうえで、本当に必要な学びや努力について率直にお伝えするよう心掛けています。その積み重ねが、結果として理想の働き方やキャリアの実現につながるはずです。
理想の人生を実現するために
――起業されたきっかけを教えてください。
会社員として働く中で、自分が理想とする人生や働き方について深く考えるようになったことが、起業のきっかけです。
これまで複数の企業で経験を積んできましたが、次第に「仕事に人生を合わせる」のではなく、「理想の人生を実現するための手段として仕事があるべきではないか」と考えるようになりました。
結婚や住む場所、家族との時間、そしてなにより今後のキャリアアップなど、自分にとって大切なものを優先しながら生きていきたい。そのためには、自分の人生を自分で選択できる働き方が必要だと感じたのです。
そうした想いが積み重なり、自ら道を切り開くことを決意しました。
――現在の事業につながった背景は何だったのでしょうか。
約3年間フリーランスとして活動していました。その期間に在宅ワークという働き方を実際に経験したのですが、営業職や事務職などのビジネス職向け支援が非常に少ないことに気づいたんです。
エンジニアやデザイナー向けの支援は充実している一方で、一般的なビジネス職の方が在宅ワークへ移行するための仕組みは、ほとんど整備されていませんでした。
私自身も試行錯誤を重ねながら働き方を模索してきたからこそ、この課題を強く実感しています。
いつか解決につながるサービスをつくりたいという想いを持ち続け、その構想を形にしたのが「みらいコーデ」です。
人生のターニングポイントを支える企業へ
――今後の展望について教えてください。
事業を大きくすることだけを目的に経営しているわけではありません。
株式会社CORALの「CORAL」はサンゴ礁を意味しています。サンゴ礁が多くの生き物を育み、生きるための土壌であるように、当社も関わる人たちがそれぞれの理想の人生を実現できる土台のような存在でありたいと考えています。
在宅ワークという働き方を通じて、自分らしい生き方や働き方を選べる人を増やしていきたい。その想いを軸に事業を展開しています。
――今後取り組みたいことはありますか。
今後は「みらいコーデ」だけにとどまらず、人生のターニングポイントを支援するサービスをさらに広げていきたいです。
転職や結婚、子育てなど、人にはさまざまな転機があります。私自身も子育てを経験する中で、多くの課題に直面すると同時に、新たな可能性も実感してきました。
人生の節目には、不安や悩みが生まれる一方で、大きく前進するきっかけもあります。そうした一つひとつの場面に寄り添いながら、生まれてから人生を終えるまで、その人らしい選択を支えられる存在になりたい。
それが株式会社CORALの描く将来像です。
理想を形にする楽しさ
――休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。
家族と過ごす時間が何よりのリフレッシュになっています。休日には一緒に公園へ出かけたり、食事を楽しんだりしながら過ごしています。
また、一人の時間ができると、企画や、広告戦略について考えを巡らせたりすることもあります。仕事と趣味の境界線はあまりなく、自分の考えや理想を形にしていくことそのものが大きな楽しみになっています。
経営において大切にしているのは、利益をしっかり生み出しながらも、人の人生にとって本当に価値のある支援を提供し続けることです。
これからも一人ひとりの人生に寄り添い、新たな可能性を広げるサービスを届けていきます。