もう一度頼みたい、と言われる仕事を――Salesaurusが積み上げる「結果」と「信頼」
株式会社Salesaurus 代表取締役 峠 大輝氏
株式会社Salesaurusは、営業代行「アポヨロ!」・営業コンサル「セールス航海士」・BPO/CSOレンタル・業務委託人材事業を展開する営業支援会社です。代表の峠大輝氏は、新卒で入社した企業で「契約ゼロ」を経験した後、次の職場でトップセールスを獲得。合わせて1万回近くの飛び込み経験と30種類以上の商材で得た「型」をもとに、再現性の高い営業支援を提供しています。ミッションは「挑戦する人が、結果と信頼を積み上げられる場所をつくる」。「もう一度頼みたい、と言われる仕事を。」というタグラインのもと、一回の取引で終わらせず、続く関係を残すことを大切にしています。本記事では、峠氏に事業の特徴や経営の軸、今後の展望について伺いました。
目次
契約ゼロから1位へ――型で再現できる営業支援
――現在の事業内容について教えてください。
営業代行の「アポヨロ!」、営業コンサルの「セールス航海士」、BPO・CSOレンタル、そして業務委託人材のマッチングという4つの事業を柱にしています。営業を「一部だけ」代行するのではなく、戦略設計から実行、組織づくりまで一貫して支援できるところが特徴です。
――事業の特徴や強みはどのような点にありますか。
新卒で入社した会社で、飛び込みを6,000回して契約ゼロという挫折を経験しました。その後入ったベンチャーで、東京電力の現場で1位、ソフトバンクの現場でも1位を取ることができ、合わせて30種類以上の商材の現場に入ってきました。そこで得た確信は、「営業は才能ではなく、型で再現できる」ということです。
私自身が代表としてクライアントとの戦略設計に入り、案件ごとに実績のあるアポインターを配置して、スピード感で数字を出しにいくのが強みです。実績としては、独立直後にAI関連SaaSの案件で10日間で200アポイントを獲得したケースがあります。営業代行と聞くと「量を送る仕事」というイメージが強いですが、私たちは「本当に商談につながる数字」を出しにいく姿勢を大切にしています。
「もう一度頼みたい、と言われる仕事を」に込めた思い
――御社の理念やビジョンには、どのような思いが込められているのでしょうか。
ミッションとして「挑戦する人が、結果と信頼を積み上げられる場所をつくる」を掲げています。ビジョンは「Salesaurusに関わる全員が、もう一度頼まれる存在になる組織へ」。タグラインは「もう一度頼みたい、と言われる仕事を。」です。
私自身、契約ゼロで苦しんだ時期から、上司に丁寧に教えていただいて結果を出せるようになりました。結果を出せた時に、初めて自分に自信が持てたんです。だから、社員にもクライアントにも、「結果を出す→信頼される→もう一度頼まれる」という循環を体験してほしいと思っています。
パートナーからの一言が、独立と法人化のきっかけに
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
2025年5月に個人事業主として独立し、営業支援の仕事を始めました。独立から数ヶ月経った頃、あるクライアント様の案件を進めていた時期に、ご一緒していたパートナー企業様から「峠さん、そろそろ法人化した方がいいですよ」と言っていただきました。それが、株式会社Salesaurusを設立した直接のきっかけです。
その前段としては、クライアント様から「アポの量もそうだけど、峠さんに任せているという安心感が伝わっていれば嬉しい」と言っていただいたり、パートナー企業様から「峠さんのおかげで案件が回っている」「峠さんとまた一緒にやりたい」という声をいただく機会が増えていました。そうした「あなたに頼みたい」という声を、自分一人では受けきれない量になっていました。だから、組織として受け止められる形をつくりたくてSalesaurusを立ち上げたんです。
経営判断の軸は「自責」「結果」「信頼」の3つ
――経営判断をする際に大切にしている価値観はありますか。
3つのValueを掲げています。
1つ目は「自責で動く」。何事も自分ごととして受け止めて、うまくいかないことを学びに変える姿勢です。私自身、新卒時代に契約ゼロだった時、環境や上司のせいにしていた時期がありました。抜け出せたのは、「自分の型がまだ甘い」と自責で捉えられるようになってからです。
2つ目は「結果にコミットする」。営業支援会社である以上、成果でしか語らないのが最低条件です。KPIを明確に設計して、達成に向けて改善を繰り返す。それ以外に信頼される方法はないと思っています。
3つ目は「信頼を渡し続ける」。1回の取引ではなく、続く関係で返し続ける姿勢です。「もう一度頼みたい」と言っていただけるかどうかで、私たちの仕事の質は測られると考えています。
本音を言い合える組織文化を大切に
――社内コミュニケーションで意識していることは何でしょうか。
何でも気軽に相談できるカジュアルな雰囲気を大切にしています。ただこれは「仲良し」を目指しているわけではなくて、遠慮なく本音や課題を言い合える組織にしたいからです。
営業の現場では、うまくいかないことが必ず出ます。その時に「言いにくいな」と一人で抱え込む文化だと、改善が遅れる。「今日ここでつまずいた」「このトークが刺さらない」を、その日のうちに共有できることが、再現性のある営業組織の条件だと思っています。
――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
Valueと重なりますが、自分ごととして動ける方、結果に真正面から向き合える方、そして相手が喜ぶことを起点に考えられる方と、一緒に働きたいと思っています。
特に「相手が喜ぶことを起点に考えられる」というのは、私自身が最も大切にしている価値観です。自分の利益より先に、相手の役に立つことを考えられる方には、私自身も全力で還元していきたいと思っています。
「もう一度頼みたい」を、一件ずつ積み上げていく
――今後取り組んでいきたいことを教えてください。
これからは、「もう一度頼みたい」と言っていただける仕事を、一つでも多く増やしていきたいと考えています。クライアント様にも、パートナー様にも、社員一人ひとりにも、「Salesaurusと組んでよかった」と思っていただけること。これを積み重ねていくことが、私たちの成長の意味です。新規事業についても、既存のお客様やパートナー様に喜んでいただける領域から広げていく方針です。
――現在向き合っている課題はありますか。
AI活用によるバックオフィス業務の自動化を、社内で徹底的に進めています。案件管理・請求管理・情報共有など、まだ手作業が残っている部分を仕組み化して、より事業成長に集中できる体制をつくりたいと考えています。
「もう一度頼みたい」の一言を、譲れない基準に
――経営の中で譲れない思いについて教えてください。
「もう一度頼みたい、と言われる仕事を残す」。これが譲れない基準です。売上や成長は結果としてついてくるものですが、その手前で「相手に本当に喜んでもらえたか」「次も選ばれる仕事ができたか」を毎回問い直しています。
契約が取れたか、案件が拡大したか、だけを見ていると、いつか関係が細っていきます。関わってくださった全員から「Salesaurusに出会えてよかった」と言っていただけるように、一つ一つの仕事を積み上げていくしかないと思っています。
――休日はどのようにリフレッシュされていますか。
友人とゲームをする時間や、パートナー様・仕事仲間とお酒を飲みに行く時間、旅行などでリフレッシュしています。仕事の延長で人と会うことも多いのですが、その時間があるからこそ、次の仕事にも前向きに向き合えていると思います。