人の可能性を引き出し、人生の主役を支える――ハートセイバー株式会社が届けるコンテンツマネジメント
ハートセイバー株式会社 代表取締役 阿部 元博氏
コンテンツマネジメントとプロデュースを軸に、人や商品が持つ価値を引き出し、世の中へ届けるための支援を行っているハートセイバー株式会社。芸能業界で長年培ってきたマネジメントやブランディングの経験を生かし、アーティストだけでなく、個人や中小企業、クリエイターなど幅広い人々をサポートしているのが特徴です。今回は、代表の阿部氏に、事業内容や創業のきっかけ、仕事への想い、そして今後の展望について伺いました。
目次
人や商品の価値を高めるコンテンツマネジメント
――現在の事業内容について教えてください。
当社では、コンテンツマネジメントを中心に事業を展開しています。人や商品を単に売るのではなく、その価値を高め、どうすれば世の中に伝わるのかを考えながらプロデュースしていくことが仕事です。
お客様は主に個人の方が中心です。それぞれが持つ魅力や強みを客観的な視点で見つけ出し、どのように認知を広げ、価値を高めていくかを一緒に考えています。
――ホームページに掲載されているレジンアートも取り組みの一つでしょうか。
レジンアートはメイン事業ではありませんが、自己啓発につながるコンテンツとして取り組んでいます。作品づくりそのものが目的ではなく、自分自身の考え方や価値観を見つめ直す体験を提供したいという想いがあります。
例えば、過去・現在・未来を色で表現してもらい、その色を選んだ理由を対話しながら整理していきます。そして、一つの作品を完成させることで、自分自身のエネルギーや今後の方向性を見つめ直すきっかけにしていただきたいと考えています。
エンターテインメント業界で培った経験をあらゆる分野へ
――これまでの経験は現在の事業にも生かされているのでしょうか。
以前、私は「avex」でアーティストマネジメントや宣伝を担当してきました。アーティストも一つの商品です。商品をどのように売り、どのように価値を高め、どう認知を広げていくかという考え方は、一般的なビジネスと本質的には変わりません。
大切なのは、「自分が良いと思うもの」を押し付けるのではなく、お客様が何を求めているのかというニーズを見つけることです。その視点を持ちながら、さまざまなコンテンツや人のブランディングを行っています。
現在は竹を使ったアート作品のブランディングや、若い音楽アーティストのマネジメントなどにも携わっています。以前には地方創生の一環として、地域で音楽イベントを企画し、その土地を知ってもらうきっかけづくりにも取り組んできました。
人生の主役として生きるためのきっかけを届けたい
――創業されたきっかけを教えてください。
芸能業界では多くの有名なアーティストに関わってきましたが、その一方で、世の中には夢を持ちながらもチャンスに巡り合えない人がたくさんいることを感じていました。
私は、誰もが自分の人生の主役だと思っています。有名なアーティストだけが主役ではありません。一人ひとりが自分の人生をどう演じるかが大切だと考えています。
その考えを少しでも伝えたいという想いから、「エンターテインメント」という切り口を加えながら、人が自分らしく生きられるきっかけづくりを目指しています。
ハートセイバーという社名にも、人の心にきっかけを与えたいという意味を込めました。考え方だけでは人は変わりません。小さな行動を積み重ね、成功体験を積むことで初めて変わっていけると考えています。
客観的な視点で可能性を引き出すパートナー
――支援をする際に大切にしていることは何でしょうか。
多くの人は、自分の視点だけで物事を考えてしまいます。だからこそ、私は第三者として客観的な視点を提供することを大切にしています。
例えば、「これが自分の強みだ」と思っていることが、実は違う場合もあります。客観的に見たときに、本当に評価されている部分を一緒に見つけていくことが重要です。
また、SNSだけ頑張ればいいというものでもありません。地道な活動や直接人と会うことなど、泥臭い取り組みも必要になります。しかし、そうした経験をしていない人は、その重要性すら知りません。
私は「知らないことが当たり前」という前提で向き合っています。そのため、同じ目線で対話しながら、一歩ずつ進める方法を一緒に考えています。
報酬についても、成果が出る前から大きな負担を求めるのではなく、成果を共有する形を基本としています。資金や経験が十分ではない個人でも、一歩踏み出しやすい環境をつくりたいという考えからです。
人を追い込む経営ではなく、人を生かす仕事を続けたい
――今後の展望について教えてください。
会社を大きくすること自体が目標ではありません。これからも、夢や可能性を持った人と一人でも多く出会い、一緒に新しいことを生み出していきたいと思っています。
エンターテインメントの世界では、結果ばかりを追い求めると、本来大切にすべき人が置き去りになってしまうことがあります。私は長年、人の人生を預かる仕事をしてきたからこそ、人を単なる商品として考えることはできません。
現在もライブハウスやレコーディングスタジオと連携しながら、新人アーティストや歌い手の可能性を広げるプロジェクトに取り組んでいます。一人ではできないことでも、チームとして形にしていけば新しい可能性は生まれます。
人はきっかけ一つで変わることができます。私自身がその経験をしてきたからこそ、そのきっかけを一人でも多くの人へ届け続けたいと思っています。