心と身体に寄り添い、経営者の未来を支える――橋田佳澄氏が大切にする「楽しむ経営」と信頼のかたち
株式会社珠清 代表取締役 橋田 佳澄氏
株式会社珠清は、鑑定を軸としたコンサルティングをはじめ、再生医療に関する事業、書籍出版のサポートなど、幅広い取り組みを展開しています。また、一般社団法人を通じて中小企業を後押しする活動にも取り組んでいます。個人事業主として長年にわたり事業を続け、法人化によってさらなる事業拡大へと踏み出した橋田佳澄氏。現在の事業の強みや経営における価値観、組織づくり、そして今後の展望について伺いました。
目次
鑑定の枠を越え、心と身体の両面から支える
――現在の事業内容と、他社にはない強みについて教えてください。
鑑定事業をベースに、コンサルタントとしてさまざまなご相談に対応しています。私が大切にしているのは、ご相談いただいた内容に対して「答えられない」で終わらせないこと。会社のことからご家族のことまで、多種多様な問いに対して何らかの回答や方向性をお伝えできることが強みだと思っています。
お客様は全国だけでなく海外にもいらっしゃり、現在は約3,000名の方が顧客として関わってくださっています。そのうち約90%がご紹介です。一般的な「占い」という概念だけにとどまらず、幅広い相談に向き合ってきたことが、今につながっているのだと思います。
――「心と身体に寄り添う」という考えには、どのような想いがあるのでしょうか。
経営相談や人生についてのご相談にはさまざまな形でお答えできますが、以前から難しいと感じていたのが身体の問題でした。経営者の方にとって、身体の不調や年齢、健康年齢といったことは、事業や後継を考える上でも非常に大きな問題なんですね。
心身が健全であって初めて、ビジネスにも向き合える。そう考え、再生医療にも取り組むようになりました。現在は提携先が広がったことで、以前より幅広い方に再生医療をご案内できる体制になっています。心だけ、身体だけではなく、その両方に寄り添える存在でありたいと思っています。
自分の人生は自分で決める。24歳から続く経営の道
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
私は24歳の頃から個人事業主として仕事をしています。もともと、人に雇われて仕事をするよりも、自分の人生だからこそ、自分がしたいことは自分で決めたいという気持ちが強かったんです。
司会業を20年ほど経験し、冠婚葬祭の仕事やコンパニオン、司会者の育成などにも取り組んできました。その後、鑑定士として15年から20年ほど活動しています。鑑定を通じて法人のお客様や顧問契約を希望される方、大手企業の方との関わりが増え、事業の幅をさらに広げるため、令和元年に法人化しました。
――経営判断で大切にしている価値観は何でしょうか。
利益や数字を追求することは、経営を続けていく以上もちろん大切です。ただ、それ以上に「自分自身が楽しんでいるか」を大事にしています。
自分が楽しくなければ、その気持ちは周囲にも伝わってしまいます。だから、まず私自身が楽しむ。そして、一緒に仕事をする仲間にも楽しんでもらう。その温度感を大切にしながら、ビジネスを進めていますね。
肩書ではなく、信頼でつながる組織をつくる
――組織のコミュニケーションで大切にしていることを教えてください。
以前、占い館を運営していた際には、コミュニケーションや価値観の違いによって、うまくいかなかった経験があります。それぞれが自分だけの利益を追い求めてしまうと、組織としてのバランスが崩れてしまう。その経験から、現在は社員を雇用する形ではなく、業務委託契約を中心に仕事を進めています。
一緒に働いているのは、個人事業主や法人として活動し、それぞれの分野で経験や特技を持つ方々です。業務委託であっても、当社やお客様のことを考えて仕事をしてくれています。
私が代表だからといって、何でも賛成してほしいとは思っていません。「もっとこうした方がいい」「私はこう思う」と、私に対してもきちんと意見を言える環境が大切なんです。日々のコミュニケーションや定例会議で意見を交わし、お互いに信用と信頼を持って仕事をしています。
――一緒に働きたいと感じる人のポイントは何でしょうか。
一番は「熱意」です。スキルがあるか、最初から何でもできるかということより、本当に一緒にやりたいと思っているのか。その温度感が合っていることを重視しています。
同じ方向へ進むなら、やはり熱意がなければ続きません。だからこそ、一緒に仕事をする上では、その人が持っている想いを大切にしています。
顧問先の拡大と再生医療――次の挑戦へ
――今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
まずは、企業の顧問先をもう少し増やしていきたいと考えています。代表者の方のお話や意見をより近い距離で伺いながら、少しでもケアできるような関係をつくっていきたいんです。
一方で、私は他のものを売ることはできても、自分自身を売り込むことはあまり得意ではありません。「顧問になることで何ができるのか」「どのような価値を提供できるのか」を、もっと上手に伝えられるようにすることが今の課題ですね。自分自身のブランディングにも取り組んでいきたいと思っています。
また、再生医療についても、国内だけでなく海外に向けたご案内を広げていきたいです。講演会や勉強会を通じて、現代医療や身体の仕組みについてお伝えし、一人ひとりが自分に何が必要なのかを考えられるよう、健康についての理解を深める活動を進めていきます。
――ご自身の成長のために、特に投資していることはありますか。
一番は勉強ですね。鑑定については今でも学び続けています。いろいろな方の話を聞いたり、詳しく知りたいことがあれば教材を購入したりして、自分で黙々と勉強しています。
自分自身のスキルを高めることに投資し、それをお客様に還元していく。その積み重ねは、これからも続けていきたいですね。
人の心を傷つけない。それだけは譲らない
――経営や人生において、これだけは譲れないということはありますか。
人を騙したり、相手によって違うことを言ったりすることは、どうしても許せません。人の心を弄んだり、傷つけたりすることに対しては、自分の中で揺るがないものがあります。
仕事をしていれば、さまざまな人や考え方に出会います。それでも、人を不幸にするようなことはしてはいけない。そこは、これからも変わらず大切にしていきます。
――お休みの日は、どのようにリフレッシュされていますか。
実は365日、ほとんど仕事をしています。でも、自分の仕事が好きなので、仕事そのものがリフレッシュにもなっているんです。
出張先で気分転換をしたり、観光をしたりすることもあります。自宅ではチワワとミニチュアピンシャーを飼っているので、ワンちゃんたちにも癒やされていますね。
自分自身が楽しむことを忘れず、信頼できる仲間とともに、お客様の心と身体に寄り添いながら、これからも一つひとつのご相談に真摯に向き合っていきたいと思っています。