高い品質で「利他的な支援」を体現する。企業の“守りと攻め”を一気通貫で支える、altruloop(アルトゥルループ)の挑戦
社労士事務所altruloop/株式会社altruloop 代表 野澤 惇氏
最年少クラスで社会保険労務士資格を取得し、現在は社労士事務所(社労士事務所altruloop)とBPO・マーケティング・新規事業開発を行う法人(株式会社altruloop)の2社を率いる野澤惇代表。「利他的(altruistic)であること」を社名に掲げ、企業の“守り”である労務から“攻め”である新規事業開発やマーケティングまで一貫した支援を行う。若き経営者は今、どんな思いで事業を推進し、どんな未来を見据えているのか。事業の背景から組織づくり、今後の展望までを伺った。
目次
利他的な支援を軸に、企業の守りと攻めをデザインする
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
事業を立ち上げた背景には、前職で感じた「支援の分断」や「自社利益を優先しがちな提案」への疑問がありました。企業が本当に必要としている支援を、利他的に提供したいという思いが社名にも込められています。
社労士事務所altruloopでは労務手続きや給与計算だけでなく、人事の代行に近い形で深く入り込み、企業を“守る”体制づくりを支援しています。一方、株式会社altruloopではBPO、マーケティング、新規事業開発まで“攻め”の領域もサポートしています。守りと攻めを一気通貫で支援できることが、当社の大きな特徴だと考えています。
20歳で社労士資格取得、そして起業へ。キャリアのターニングポイント
――経営者になられた経緯を教えてください。
父が経営者だった影響もあり、学生の頃から「いつか起業したい」と考えていました。最初はスキルを身につけたい思いからコンサルファームに就職しましたが、多くのご縁で声をかけていただく機会が増え、「独立しても大丈夫だ」と感じられたことが背中を押してくれました。
ターニングポイントは大きく二つあります。
一つは20歳で社会保険労務士資格に合格したこと。コロナ禍で労務の重要性を肌で感じ、興味本位で勉強を始めた資格でしたが、今は事業の大きな礎になっています。
もう一つはコンサルファームでの経験です。経営視点やハードワークの覚悟、お客様にコミットする姿勢など、今の自分をつくる大きな土台になりました。
――仕事をする上で大切にしている価値観・判断軸は何でしょうか。
「社会に貢献できているか」を最優先にしています。短期的な売上のために質を落とすような決断はしません。採用も同じで、雑務のための採用は行わず、お客様にとって価値ある支援につながる人材を迎えるようにしています。
一人ひとりの“過去・現在・未来”を知り、キャリアに寄り添う組織づくり
――社員と向き合う上で大切にしていることは?
スタッフの“キャリアの未来”を一緒に描くことです。
過去、現在、未来の3つを軸に、その人がどんな経験をしてきて、今何を望み、将来どうなりたいのかを深く理解するようにしています。
また、コミュニケーション方法は相手に合わせて変えます。褒められて伸びる方もいれば、指摘されて成長する方もいる。ロボットではなく“人”だからこそ、それぞれの個性を尊重した関わり方を心がけています。
私を信じてついてきてくれるスタッフがいます。私の価値観である“利他的”を体現し、お客様のために丁寧な仕事をしてくれる。意思決定もズレなく進められ、非常に頼りにしている存在です。
若い世代が業界を変える。労務の価値をもっと社会へ
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
社労士事務所は「若い世代から業界を変える」存在になりたいと思っています。20代で開業している社労士は極めて少なく、若い視点を労務の世界に届けられるチャンスがあると感じています。働き方改革や労務管理への注目が高まる今、社会に影響力をもつ事務所へと成長させていきたいです。
法人事業では、優秀な人材を採用し、組織を強くしていくことが目標です。私より優れた専門性をもつ方々にジョインしていただき、守りも攻めも高い品質で提供できるチームにしていきます。
AIの普及により、今後はマイクロ法人がますます増えると考えています。社長が本業に集中し、必要な機能を外部に委託する流れは強まるはずです。その中で、労務やBPOの需要は確実に伸びると感じています。時代に取り残されないよう、スピード感をもってサービスを進化させ続けたいですね。
仕事一本の毎日でも、“外の時間”が新たな視点をくれる
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
今はほぼ仕事中心の生活ですが、結婚しているので休みの日は妻と食事に行ったり、短い時間でも旅行に出たりします。気分転換にもなりますし、日常では得られないインスピレーションをもらえることも多いです。