笑顔で人生を輝かせる。歯科業界の「当たり前」を変えるホワイトエッセンスの挑戦
ホワイトエッセンス吉田歯科医院 院長 吉田浩二郎氏
岐阜県瑞穂市に構える「ホワイトエッセンス吉田歯科医院」は、一般的な歯科診療の枠を超え、口元の美しさを通じて患者の人生を輝かせることを使命としています。院長の吉田浩二郎氏は、歯科業界の閉鎖的な文化や、歯科衛生士が補助業務に留まる現状に疑問を抱き、2006年に独立。東海地区でいち早く「ホワイトエッセンス」のフランチャイズに加盟し、ホワイトニングや矯正治療を柱とした「行きたくなる歯科医院」を創り上げました。
設立から20年、地域に根ざしながらも常に新しい価値を提供し続ける同院。そこには、スタッフ一人ひとりが専門職として輝き、患者と共に笑顔を分かち合う、吉田院長の熱い信念があります。伝統的な歯科医療のイメージを覆し、ワクワクする場所へと変革を続ける吉田氏に、その歩みと未来への展望を伺いました。
目次
口元から人生を輝かせる。三本の柱で創る「最高の笑顔」
——まずは、御社の事業内容について詳しくお聞かせください。
私たちは医療機関として歯科診療を行っていますが、最大の特徴は「ホワイトエッセンス」というフランチャイズに加盟している点です。東海地区では私たちが一番最初の加盟となります。ホワイトエッセンスには「口元を輝かせて笑顔になっていただき、その方の人生を輝かせる」という理念があり、その想いに共鳴して、歯を白く口元を美しくする仕事をメインに据えています。
具体的には三つの大きな柱があります。一つ目はホワイトニングなどの美しさを追求するケア。二つ目は、お子様からマウスピース矯正まで幅広く対応する矯正治療。そして三つ目が、虫歯などの困りごとを解決しながらセラミックなどを用いて美しい口元を作る審美治療です。見た目の改善はもちろん、噛み合わせを整えることで虫歯や歯周病になりにくい環境を作り、生涯にわたって素敵な笑顔でいられるお手伝いをしています。
歯科業界の古い体質を打破し、憧れの職業を創るために
——歯科医師として、また経営者として歩み始めたきっかけは何だったのでしょうか。
私が歯科医師になった頃の医療業界は、まだ非常に古い体制が残っていました。いわゆる「白い巨塔」のような封建的な文化があり、教授やボスの決定が絶対という世界でした。また、共に働く歯科衛生士さんも、ドクターのアシスタント業務だけをしていればいいという風潮がありました。私は、そうした「誰かに従うだけ」の文化ではなく、出る杭が正当に評価され、成長できる組織を作りたいと強く思ったのです。
歯科衛生士さんが一人の専門職として自立し、輝ける場所を作ること。そして、世の中の人々にとって歯科医院が「痛くて怖い場所」ではなく、憧れの職業や場所になるようにイメージを変えていきたい。そのために、既存の枠組みの中で苦しむのではなく、理想を形にするために自分で医院を立ち上げる道を選びました。
ビジョンを共有し、共に歩む「15名の仲間たち」
——現在、15名のスタッフがいらっしゃると伺いました。組織運営で大切にされていることは?
歯科業界全体が深刻な人手不足に直面しています。特に歯科衛生士は免許を持っていても実際には働いていない方が多く、人材の確保と教育が最大の課題です。私たちは以前からマニュアルや育成カリキュラム、評価制度を整えてきましたが、それ以上に大切にしているのは「ビジョンの共有」です。
スタッフには「単なるドクターのアシスタントではありません」と伝え続けています。患者様の笑顔を作るパートナーとして、自らの足で立ってほしい。そのため、新卒採用を中心にインターンシップなども活用し、私たちの価値観に共鳴してくれる人材を大切に育てています。閉鎖的な業界の常識にとらわれず、一般社会でも通用する高い意識を持った医療人を育成することが、地域社会への貢献に繋がると信じています。
地域に愛され、全国へ広がる「ワクワクする歯科医院」の未来
——今後の展望や、注力していきたい分野について教えてください。
まずは3年後、現在の規模を1.5倍に成長させたいと考えています。そのために、矯正治療やホワイトニングといった「見た目のケア」のニーズにさらに応えていきたいですね。岐阜の地域でも、いつまでも若々しくいたい、笑顔でコミュニケーションを楽しみたいという想いを持つ方はたくさんいらっしゃいます。
究極的には、当院を「ありがとうが溢れる、行きたくなる場所」にしたいのです。行かなければならない怖い場所ではなく、行くとワクワクして、もっと輝ける場所。この文化を私たちの地域だけでなく、ホワイトエッセンスの仲間と共に全国へ広げていきたい。そして、そこで働くスタッフ自身も楽しみながら輝き、周囲から憧れられる存在であり続ける。そんな姿を追い求め続けていきます。
「おきび」のように静かに、熱く、経営者としてのリフレッシュ
——多忙な日々の中で、吉田院長はどのようにリフレッシュされていますか。
基本的には仕事が好きなので、常にスタッフや患者様のことを考えている時間が多いのです。もう一つは動物たちとの時間です。大型犬を飼っており、休日は愛犬と遠出をしたり、ドッグランに行ったりして過ごしています。
共に夢を描こう、分断の時代だからこそ必要な「和の心」
——読者の方へメッセージをお願いいたします。
今は世界が分断され、先行きの見えない不安定な時代です。経営者という立場は、どうしても孤独を感じることが多いでしょう。しかし、これからの世の中は「ただ儲かればいい」という価値観だけでは立ち行かなくなると感じています。
日本人が古来持っている「和の心」や、地域コミュニティの文化、誠実な精神。これらはAIが発達しても変わらず大切なものです。従業員に明るい光を見せられる存在であるために、そして社会に貢献するために、業界の垣根を越えて手を取り合い、共に素晴らしい未来を描いていきましょう。私自身も、この閉鎖的な歯科文化を変えるべく走り続けます。