女性の自立を支えるマーケティングの力――ナチュラルアングルが描く働き方の未来
ナチュラルアングル株式会社 代表取締役 中村真奈美氏
広告宣伝やホームページ制作、そしてマーケティング講座の提供を通じて、個人や企業の成長を支援するナチュラルアングル株式会社。代表の中村真奈美氏は、自身のキャリアとライフイベントを背景に「女性の経済的自立」を軸とした事業を展開しています。会社員としての経験を経て起業し、現在は一人会社という柔軟な形で事業を運営。AI時代を見据えた新たな挑戦や、政治分野への関与など、多角的な取り組みを進めています。本記事では、中村氏のこれまでの歩みや価値観、そして今後の展望について伺いました。
女性の経済的自立を支える事業とは
――現在の事業内容について教えてください。
広告宣伝のサポートを中心に、ホームページ制作などを行っています。また、オリジナルの講座を主催し、マーケティングについて教えています。
――事業を通じて実現したい理念やビジョンを教えてください。
女性の自立を応援することを理念に掲げています。会社で働く方でも、起業してビジネスをしている方でも、女性は男性に比べてビジネス面で不利な点や特有の課題を抱えることが多いと感じています。そうした背景から、経済的自立を支援することを目的に事業を行っています。
――その理念に至った背景を教えてください。
自身も子育てを経験する中で、仕事と家庭の両立の難しさを実感してきました。さらに、年齢を重ねると介護といった新たな課題も生まれます。女性が仕事を継続することは、男性以上に難しい場面が多いと感じています。そうした自身の経験から、同じような状況にある方を支えたいという思いが強くなりました。
会社員時代の経験が生んだマーケティングの軸
――これまでのキャリアと起業の経緯について教えてください。
会社員として約15年間働き、そのうち約10年間はIT系の会社でマーケティングに携わっていました。クリエイティブ本部長やブランドマネージャーとして、経営者の近くで仕事をする機会に恵まれ、マーケティングを徹底的に学びました。会社が成長していく過程を間近で経験したことは、大きな財産になっています。
当時の経営者からは、従来のやり方にとらわれないマーケティングの考え方を学び、その影響は現在の事業にも色濃く反映されています。現在教えているマーケティングの内容も、そうした経験がベースになっています。
――起業に踏み切った理由を教えてください。
出産のタイミングが大きなきっかけです。会社員として働き続けるには、体力や時間の面で難しさを感じていました。会社に迷惑をかけてしまうのではないかという思いもあり、退職を決意しました。もともと起業したいという思いはあったため、このタイミングで挑戦することにしました。
――起業当初の体制について教えてください。
現在も含めて基本的には一人で運営しています。パートナーとして関わってくれるメンバーはいますが、会社としては一人で事業を進めています。
オンライン時代が広げた新しい働き方
――これまでの活動の中で印象的なエピソードはありますか。
個人向けのサービスでは、起業したい女性をサポートすることが多くあります。特にコロナ以降はオンラインでの働き方にシフトし、時間の使い方が大きく変わりました。会社員時代には想像できなかったような自由な働き方が実現できることに、多くの方が驚かれますし、感謝の言葉をいただくことも多いです。
また、企業向けの支援では、ローンチなどのプロジェクトに関わることもあり、これまでの経験を活かした実務的なサポートを提供しています。仕事の進め方そのものについても評価いただくことがあります。
AI時代に求められる新たなビジネスモデル
――今後の展望について教えてください。
AIの進化により、一人で事業を行うことの難しさが増していると感じています。そのため、AIを活用した仕事の仕組みを構築していくことが重要だと考えています。現在もスクール形式でオンライン講座を提供していますが、今後はさらにAIを取り入れた形で展開していきたいと考えています。
また、政治の分野にも挑戦しています。働く女性を支援したいという理念は事業と共通しており、その延長線上での取り組みです。昨年出馬し、来年も挑戦する予定です。
――現在感じている課題について教えてください。
自由度の高い働き方であるがゆえに、自分を律する仕組みを作ることが難しいと感じています。そこで、チームの中で仕事をしたり、AIを活用してタスク管理や進行を支援してもらうなど、自分を動かす仕組みづくりに取り組んでいます。
譲れない価値観と次世代への想い
――経営において大切にしている価値観を教えてください。
誠実であること、そして嘘をつかないことです。お客様や関係者だけでなく、自分自身に対しても正直であることを大切にしています。
――若い世代に対する考えをお聞かせください。
現在の若い世代の働く環境は、以前と比べて厳しくなっていると感じています。研修制度が十分でないまま現場に出されるケースも多く、サポート不足を感じることがあります。自身の子ども世代でもある若い人たちに対して、何か支援できることがあれば取り組んでいきたいと考えています。
――リフレッシュ方法について教えてください。
家族と旅行に行くことが一番の楽しみです。温泉に行くなどしてリラックスしています。また、健康維持のためにヨガや筋トレ、ウォーキング、ランニングなどにも取り組んでいます。
――読者へのメッセージをお願いします。
誰にでもチャンスはありますし、何歳からでも挑戦することはできます。自分のやりたいことや信念を大切にし、諦めずにチャレンジしていくことで、人生はより楽しくなると思います。