“高い専門性を持つ人材”が集う少数精鋭組織――exmilen合同会社が実践するIT支援のかたち

exmilen合同会社 代表 高田 和弥氏

exmilen合同会社は、ITコンサルティングやシステム開発、SES支援を中心に事業を展開するIT企業です。少数精鋭の組織体制を強みとし、システム開発の上流から下流まで幅広く対応しています。また、自社サービスの展開にも取り組み、近年では生成AIを活用した新たな取り組みにも力を入れています。本記事では、代表の高田和弥氏に、事業への思いや会社設立の経緯、今後の展望について伺いました。

少数精鋭だからこそ実現できるスピードと品質

――現在の事業内容について教えてください。

当社はIT領域を中心に、システム開発、ITコンサルティングを主な事業としています。加えて、自社サービスの展開も行っており、大きく分けるとこの3本軸で事業を進めています。

――事業の特徴や強みについてお聞かせください。

当社の特徴は、メンバー全員が高いスキルを持っていることです。メンバーはそれぞれ、ITコンサルティング会社やシステム開発会社などで、管理者クラスの経験や専門スキルを積んできました。現在は5名体制ですが、それぞれが異なる得意分野を持っているため、少人数でもシステム開発の上流から下流まで幅広く対応できます。

IT業界では、技術力による差が大きく出ることがあります。その中で、当社は全員が高い専門性を持っているため、スピード感と品質の両立が可能です。単価だけを見ると同規模の会社と比べて高く感じられるかもしれませんが、結果的に開発期間や品質面を含めたトータルコストでは、合理的で効率的な支援を実現できていると考えています。

身近な人たちの幸せを広げていく

――理念やビジョンについて教えてください。

ホームページにも掲げている「ITを軸に笑顔の縁と円を広げます」という言葉には、関わる人たちを幸せにしたいという思いを込めています。

世界や業界全体を大きく変えるというよりも、まずは身近なところから始めたいと考えています。ビジネスとして関わるお客様や、自社の社員を含め、関わった方々が幸せになれるようにしたい。その輪を少しずつ広げていくことが、会社として大切にしている考え方です。

経験を積み重ねた先に見えた独立という選択

――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。

最初は大手ITコンサルティング企業で、ITコンサルティングやシステム開発に携わっていました。そこで基礎を学び、銀行業界など特定業種についても経験を積みました。

その後、スタートアップ企業に転職し、当時先端的だったIoTサービスの開発に関わりました。さらに別のITコンサルティング会社では、事業企画やチャットボットサービスの統括なども経験しています。

そうしてさまざまな経験を積む中で、自分自身でも、より理想に近い形で事業をつくれるのではないかと考えるようになりました。また、IT業界には非効率な部分も多いと感じていました。特にコンサルティング業界では、不必要に多くのメンバーがアサインされる構造もありますし、プロジェクトによって品質差が大きいケースもあります。

そこで、「高い専門性を持つメンバーだけで、より効率的に価値を提供できないか」と考えるようになりました。以前一緒に仕事をしていたチャットボットチームのメンバーの中から、自分が信頼できる人材に声を掛け、現在の会社を立ち上げました。

――経営判断で大切にしている考え方はありますか。

基本的には、嘘をつかないことです。特にシステム開発では、「できること」と「できないこと」を正確に見極めることが重要だと思っています。

当社にはスキルの高いメンバーがそろっているため、一般的な開発で対応できないことは多くありません。ただ、だからこそ、本当に実現可能なのかどうかを正しく判断することを大切にしています。

互いを尊重し、自立した組織をつくる

――組織運営で意識していることを教えてください。

当社は、それぞれが独立して動ける人間であることを前提にしています。過度な上下関係や遠慮にとらわれず、お互いを尊重しながら仕事を進めています。

また人材育成については、基礎から長期間かけて育成するというよりは、すでに一定の経験を持つ人材が力を発揮できる環境づくりを重視しています。当社は少数精鋭だからこそ、自走できるメンバーが集まり、それぞれの専門性を活かせる体制にしています。

案件についても、各自が別々に動くことが多いため、それぞれを一人のプロフェッショナルとして尊重することを重視しています。一方で、大型案件などチームでの協力が必要な場合には、しっかり連携しながら進めています。

――今後、採用したい人物像について教えてください。

基本的には、自走できる人です。営業活動も含め、自分で動けることが前提になります。また、システム開発領域において一定以上のスキルがあり、さらに何か特化した強みを持っている方と一緒に働きたいですね。

加えて、信頼関係も非常に大切にしています。そのため、現在は一緒に仕事をしたことがある方や、リファラル採用が中心になっています。

生成AI時代に合わせた新たな挑戦

――今後の展望についてお聞かせください。

生成AIの登場によって、IT業界は大きく変化していくと思っています。5年後には、ITの仕事の進め方そのものが大きく変わっている可能性があると感じています。

その中で、生成AIをうまく活用し、新しい事業やお客様への提案に活かしていきたいと考えています。従来のやり方ではなく、より効率化された最新の手法を取り入れ、適正な価格で提供していくことが重要だと思っています。

具体的には、UI/UXデザイナーがジョインしたこともあり、デザインスキルとシステム開発スキルを生成AIによってさらに加速させ、中小企業向けのウェブサイト構築に取り組んでいく予定です。

楽しめることが、仕事を続ける原動力

――仕事をする上で大切にしている価値観を教えてください。

やはり、楽しめることが大事だと思っています。IT業界は、忙しい時には非常にハードになりますし、プロジェクトの状況によって求められる集中度が高まることもあります。

その中でも、自分がやっていることや、お客様へのコミットメントを含めて、そうした状況にも前向きに向き合えるかどうかを大切にしています。

――休日のリフレッシュ方法について教えてください。

最近は5歳の娘と一緒に外出したり、家族で過ごしたりする時間がリフレッシュになっています。

また、昔から音楽が好きなので、ライブに行ったり、大学時代の仲間とバンド活動をしたりもしています。そういった時間が、良い気分転換になっています。

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