“紹介でつながる不動産仲介”――信頼関係を大切に歩むイエストア株式会社の姿勢
イエストア株式会社 代表 迫田敬介氏
イエストア株式会社は、不動産売買仲介を中心に事業を展開する企業です。一度きりの取引ではなく、その後も紹介によってつながり続ける関係性を大切にしながら、地域に根差した営業を行っています。今回は、代表の迫田敬介氏に、事業への思いや独立の背景、今後の展望について伺いました。
信頼が次の紹介につながる不動産仲介
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
当社は不動産売買の仲介をメインに行っております。お客様の物件を専門の業者さんに買い取っていただき、リフォームなどで新たな価値を吹き込んで次の方へつなぐ、という形が多いですね。年間で25件ほど仲介をしていますが、ありがたいことにそのうち半分くらいはご紹介のお客様なんです。一度お取引をして終わりではなく、その後に「紹介」という形でご縁がつながっていく。そうした温かい関係性が、当社らしさなのかなと思っています。
――御社の理念やビジョンには、どのような思いが込められているのでしょうか。
基本的に「Win-Winの関係性」が大事だと思っています。お客様だけが得をする、あるいは会社だけが利益を得るということではなく、お互いに良かったと思えることが大切です。「ここで買って良かった」と思ってもらえるような営業を常に意識しています。不動産は人生の中でも大きな買い物なので、長い付き合いにつながるような関係を築きたいと思っています。
独立の背景にあった“自分でやる”という決意
――経営の道に進まれたきっかけや、会社立ち上げの経緯を教えてください。
前職でも多くの経験を積ませていただきましたが、業務を通じてお客様と深く関わるうちに、もっと自分の理想とするサービスや、長く続く関係性づくりを追求してみたいという思いが強くなっていきました。会社の枠組みの中で活動するだけでなく、すべて自分の責任において事業を展開し、お客様と向き合っていきたいと考えるようになったのがきっかけです。
もちろん簡単な決断ではありませんでしたが、自分自身の力を試したい、より大きな責任を持ってお手伝いをしたいと考え、独立を決意しました。
――経営判断をする上で大切にしている価値観はありますか。
やはり先ほどお話しした「Win-Winの関係性」です。誰かだけが得をするのではなく、関わる人みんなが良くなることを大切にしています。
例えば、お客様が「この物件を買いたい」と希望されたとしても、自分として「やめておいた方がいい」と思う場合は、きちんと別の物件をご提案します。無理に契約して後々トラブルになると、結局誰の得にもなりませんし、次の信頼にもつながりません。その場だけの利益ではなく、長く付き合える関係づくりを意識して仲介をしています。
地域や業界とのつながりを大切に
――お仕事をする中で、コミュニケーションにおいて大切にしていることを教えてください。
現在は一人で事業をしているので、社内コミュニケーションというより、業者さんとの関係性を大切にしています。
その中で意識しているのは、「他の人がやりたがらないことをやる」ということかもしれません。現在、「公益社団法人全日本不動産協会」の青年部部長も務めており、年に何回かある相談会などにも参加しています。そういった役割を引き受けることで、業界の中でのつながりも深まりますし、結果として信頼関係にもつながっていると感じています。
――今後、採用や育成をされるとしたら、どのような人と一緒に働きたいですか。
当たり前のことかもしれませんが、やはり「やる気」や「素直さ」がある人ですね。私自身、決して裕福な環境で育ったわけではなく、これまで色々な苦労も経験してきました。だからこそ、目標に向かって一生懸命頑張っている人を見ると、自然と「応援したい」「力になりたい」という気持ちが湧いてくるんです。
不動産の可能性を広げる新たな挑戦
――今後取り組みたいことや、新しい挑戦について教えてください。
実は最近、YouTubeで古い家を購入して自分でDIYしながらリノベーションする動画を見るのが好きなんです。「家がよみがえっていく姿」を見るのが楽しくて。実際に自分でやるとなるとまだ勇気が出ない部分もありますが、いつか自分でも挑戦できたらいいなと夢見ています。
――現在感じている課題についても教えてください。
ありがたいことに、今はご紹介の輪の中で安定して利益を出せています。ただ、今後の市況を考えると、もっと仲介件数を増やして地盤を固めていく必要があると感じています。特に今年から来年にかけては景気の変動も予想されるので、その中でしっかりと先を見据えて動いていく必要があります。そのためにも、さらにいろいろな場所に顔を出し、人とのつながりを広げていきたいですね。
“みんなが良くなる関係”を大切に
――経営の中で「これだけは譲れない」という思いを教えてください。
やはり「Win-Winの関係性」です。それはお客様だけではなく、業者さんとの関係でも同じです。
関わる人みんなが良くなっていくにはどうしたらいいかを常に考えています。目先の利益だけではなく、長く信頼し合える関係を築いていきたいですね。
――最後に、休日のリフレッシュ方法について教えてください。
以前は自転車で長距離を走ることもしていて、京都から沖縄や茨城まで1週間かけて行ったこともありました。今は子どもが小さいのでなかなかできませんが、家族との時間を楽しみながら過ごしています。