企業と共に歩み、未来を創る――CRELIが大切にする“繋がり”の力
株式会社CRELI 代表 谷川 健太氏
株式会社CRELIは、「繋がりで未来を創造する」を理念に、ITコンサルティングやSNS活用支援、人材育成などを手がける企業です。単なるサービス提供にとどまらず、人と人、人と企業をつなぎながら課題解決と成長支援を行う伴走型のスタイルを大切にしています。その背景には、長年製造業に携わり、日本のものづくりを支えたいという谷川氏の想いがありました。本記事では、人との繋がりを軸に事業を広げる理由や組織づくりへの考え方、そして日本の製造業の未来にかける想いについて伺いました。
目次
人と企業をつなぎ、価値を生み出す事業モデル
――現在の事業内容や特徴を教えてください。
当社では、ITコンサルティングを中心に、企業の課題に応じたソリューションを提供しています。
ただ、私自身は「自社だけですべてを解決しよう」とは考えていません。むしろ、お客様にとって本当に価値のある人材や専門家をつなぐことこそが重要だと思っています。
実際に製造業のお客様から石油関連の相談をいただいた際には、その分野に強いコンサルタントと連携して事業化しました。また、ロボットなどのハードウェアに関わる案件では、ITによる情報管理や運用支援も行っています。
さらに、SESベンダーやフリーランスとのネットワークを活かし、企業が求めることと個人がやりたいことを結び付けながら、最適なチームを組成して価値を提供しているのが当社の特徴です。
――「繋がりで価値を最大化する」という考え方はどのように生まれたのでしょうか?
私自身、コンサルティング会社で働く中で、一社だけではお客様のすべての課題に応えられない場面を数多く見てきました。
だからこそ、本当に価値を提供できる人同士をつなぐこと自体が事業になるのではないかと考えたんです。お客様の「こうしたい」という想いを実現するために必要な人材や専門家を探し、プロジェクトへつなげていく。その積み重ねが現在の事業の形になっています。
社名のCRELIも、「Creative」と「Link」を組み合わせたものです。創造と繋がりを大切にしたいという想いを込めています。
――SNS活用支援や人材育成を始めたきっかけを教えてください。
SNS活用支援は、高校生の息子の存在がきっかけでした。SNSでの発信やコンテンツ制作に取り組む姿を見て、その知見は企業の情報発信にも活かせるのではないかと感じたんです。
また、人材育成については、自分自身が多くの先輩方に育ててもらった経験が原点になっています。人を育てなければ自分も次のステージへ進めないということを学んできました。
そうした経験を企業にも還元することで、日本の製造業やさまざまな業界の発展に貢献できるのではないかと考えています。
日本のものづくりを支えたい――コンサルタントとしての原点
――コンサルタントになったきっかけを教えてください。
以前は事業会社で20年以上勤務し、そのうち約10年間は経営に近い場所でスマートファクトリーやDX推進に携わっていました。
海外工場を見る機会も多くありましたが、その中で強く感じたのが、日本のものづくりをもっと強くしたいという想いです。
一企業だけではなく、もっと幅広い製造業を支援したい。そう考えるようになり、コンサルティングの道へ進みました。
――そこから、御社の立ち上げに至った理由も教えていただけますか?
コンサルティング会社に転職した後も、お客様からさまざまな相談を受けていました。しかし、会社の方針や専門領域の関係で対応できない案件もあります。
そのたびに「何とか力になれないだろうか」と考えていました。
そこで、自分自身で会社を立ち上げれば、業界や分野に縛られず、最適な人材や企業と連携しながら価値を届けられるのではないかと思ったんです。どんな相談でも受け止められる存在になりたいという想いが、創業の原動力になりました。
――経営判断の軸となっている価値観は何でしょうか?
人との繋がりを大切にすることです。
社内コンサルとして働いていた頃、優れた先輩方の近くで多くを学ばせていただきました。そうした方々に共通していたのが、人脈を大切にし、人との信頼関係を築いていることでした。
経営における判断基準も、その経験から形成されたものです。人との繋がりを大事にすることが、結果的に価値提供につながると考えています。
人との対話を大切にする組織づくり
――現在の組織体制について教えてください。
現在は専属業務委託のメンバーが5名います。
将来的に経営者を目指している方や、社会に何かを還元したいという想いを持つ方が集まっており、それぞれの目標実現を支援しながら事業を進めています。
メンバーのやりたいことを具体化し、それを実現できる環境を整えることも、CRELIの役割だと考えています。
――メンバーとのコミュニケーションで意識していることはありますか?
私は対面でのコミュニケーションを大切にしています。
自分の考えを伝えること以上に、相手が何を考え、何を感じているのかを聞くことを重視しています。そのためには安心して話せる環境づくりが欠かせません。
メンバーが各地にいるためリモートでのやり取りも多いですが、出張の機会を活用しながら直接会う時間を意識的に作っています。
――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか?
スキルよりも人間力を重視しています。
「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言えること、一緒にいる人との良い雰囲気を作れること。そのような基本的な姿勢を大切にしています。
また、私は常に「会話を楽しもう」と伝えています。仕事を楽しみながら一生懸命取り組むことで、結果として価値や成果につながると考えているからです。
企業に寄り添う伴走者として目指す未来
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
今後も伴走型の支援を大切にしていきたいと考えています。
現在は企業の一部分の課題解決に携わることが多いですが、将来的には企業全体と向き合い、経営・現場・業務などあらゆる視点から支援できるパートナーになりたいと思っています。
そうした企業が増えることで、日本の製造業全体がより強くなっていけば嬉しいですね。
――それに向けて、どんなことが課題になっていますか?
人脈づくりとコミュニケーションです。
企業が本当に困っていることを聞き出すためには、まず相談してもらえる関係性を築かなければなりません。
そのため、セミナーなどを通じて情報発信を行い、多くの方と接点を持つようにしています。困った時に最初に思い出してもらえる存在になることが重要だと考えています。
感謝される存在であり続けるために
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
なるべく週に一日は何もしない日を作るよう心掛けています。
また、食べることや寝ることも大切にしています。忙しい時期は簡単に済ませることもありますが、休日には美味しい食事やお酒を楽しみ、気持ちを切り替えるようにしています。
――経営をする上で「これだけは譲れない」と思うことはありますか?
感謝される会社であることです。そして、自分自身も感謝される人でありたいと思っています。それだけは、これからも変わらず大切にしていきたい価値観です。