人とのつながりで道を切り拓く──イースト・ゴールドが描く“働ける環境”という価値
株式会社イースト・ゴールド 代表取締役 村松 昭 氏
物流業界で長年の経験を積み、独立・法人化を経て事業を展開してきた株式会社イースト・ゴールド。軽貨物運送を軸に、人とのつながりを大切にしながら成長を続けています。本記事では、事業の特徴やこれまでの歩み、組織づくりの考え方、そして今後の展望について村松昭氏に伺いました。
軽貨物運送で社会に応える──イースト・ゴールドの現在地
――現在の事業内容について教えてください。
軽貨物の運送事業(冷凍・冷蔵・一般)を中心にやっています。もともと物流の業界に長くいて、トータルで30年くらい関わってきましたね。その中で個人事業として独立して、2020年から法人化して今に至っています。長く同じ業界にいるからこそ、現場の変化や流れも肌で感じてきましたし、その経験が今の事業の基盤になっていると感じています。
――事業の特徴や強みはどのような点にありますか。
軽自動車での配送を軸にしていますが、やはり今はネット通販が主流になってきているので、その流れの中で必要とされる仕事だと思っています。コロナ以降は特に店舗型から通販型へと移行してきているので、生活に直結する形で役に立てるのがこの仕事の強みですね。日常の中で当たり前になっているサービスを支えている実感があり、社会とのつながりも強く感じられる仕事だと思っています。
――理念やビジョンについて教えてください。
高齢化が進んでいる中で、まだ働きたい人に仕事を提供できる環境を作りたいと思っています。免許があって運転ができて、お客様対応ができる方であれば仕事ができるので、そういう方たちに機会を提供したいという気持ちが強いです。働きたいという声に応えていくことが、会社としての軸になっています。年齢や経歴に関係なく、意欲があれば活躍できる場をつくることが、この仕事の価値の一つだと感じています。
経験の積み重ねと出会いが導いた独立
――これまでのキャリアについて教えてください。
社会に出てからずっと物流業界にいて、大型トラックやトレーラーの運転から重量物の搬入・据付、運行管理まで幅広く経験してきました。現場も管理も両方やってきた形です。現場での経験があるからこそ、働く人の目線も理解できますし、実務のリアルも把握できていると感じています。
――独立・法人化のきっかけは何だったのでしょうか。
もともと独立を目指していたわけではないんですが、流れの中でそうなったというのが正直なところですね。千葉に移ったときに仕事の環境も変わって、自分でやる方がいいと思い、個人でスタートしました。そこからお客様やドライバーとのつながりが広がっていって、法人化へと進んでいきました。振り返ると、自分の意思だけでなく周囲との関係性が大きく影響していると感じています。
――経営判断の軸となる考え方はありますか。
人との出会いとつながりがすべてですね。それが一番大事だと思っています。何かを決めるときも、その人と一緒にできるかどうかを大切にしています。失敗もあまり失敗とは思っていなくて、その都度の経験として前に進んできた感覚です。結果だけで判断するのではなく、そこに至る過程や関係性を重視することが、自分のスタンスですね。
立場を超えた関係性が生む働きやすさ
――組織運営で大切にしていることを教えてください。
社長という立場よりも、現場で同じ目線で接することを大切にしています。実際に現場に入って一緒に動くことも多いので、自然と距離が近くなるんですよね。その分、コミュニケーションも取りやすい環境になっていると思います。上下関係で縛るのではなく、フラットに関われることが働きやすさにつながっていると感じています。
――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
周りとの関係や環境を大切にできる人ですね。そういう人であれば自然と良い仕事につながると思っています。逆に、環境が合わないとどんなに条件が良くても続かないので、働きやすい環境づくりを一番重視しています。お互いに気持ちよく仕事ができることが、結果的に長く続く理由になると考えています。
――人材に関する課題はありますか。
やはり人材の確保と育成はずっと課題ですね。来てくれる人は多いんですが、合う・合わないはどうしてもあるので、その中で長く働ける環境を整えていく必要があります。組織として縛るのではなく、それぞれが責任を持って動ける形を作っていきたいと考えています。一人ひとりが主体的に動ける環境を整えることが、今後の安定につながると思っています。
物流一本で広げていく未来
――今後の展望について教えてください。
今いるメンバーが増えていけば、仕事の幅も自然と広がっていくと思っています。千葉や長野での展開も含めて、取引先との関係を深めながら広げていきたいですね。特にこれからは食品等の冷凍・冷蔵の輸送にも幅広く展開して行く方針です。無理に拡大するのではなく、人とのつながりをベースに自然に広がっていく形を大切にしたいと考えています。
――新たな分野への挑戦は考えていますか。
今のところは物流一本でやっていきたいと思っています。これまでこの業界でやってきたので、そこをぶらさずに続けていくことが大事だと感じています。声をいただくこともありますが、まずは今の事業をしっかり続けていきたいですね。軸を持つことで、ブレない経営ができると考えています。
――経営において意識している姿勢はありますか。
まず自分が動いて現場を見ることですね。何かあればすぐに現地に行って状況を把握するようにしています。その上で適任の人と一緒に進めていく形です。フットワークの軽さは大事にしていますし、自分で見て判断することで納得感のある決断ができると思っています。
「仕事と人生は切り離さない」自分らしい働き方
――大切にしている価値観について教えてください。
経営がすべてではなくて、自分たちの生活があっての仕事だと思っています。生活をしっかりさせた上で、その次に仕事を頑張ればいいという考え方ですね。経営のためにすべてを犠牲にするような形にはしたくないです。無理を続けるのではなく、自然体で続けられる働き方を大事にしています。
――リフレッシュ方法を教えてください。
完全にサーフィンですね。毎朝海に入ってから仕事に行く生活をしています。それがあるから仕事も頑張れる感覚があります。正直、それ以外はあまりいらないと思っていて、サーフィンと仕事ができる環境があれば十分だと感じています。シンプルですが、自分にとっては一番満たされる時間ですね。
――最後に、これからの在り方について教えてください。
人との関係を大切にしながら、自然と仕事がついてくる形を続けていきたいですね。一緒に働く人が「ここで出会えてよかった」と思える環境を作ることが一番大事だと思っています。それができれば、結果は後からついてくると感じています。
これからも、無理に背伸びをせず、自分らしい形で続けていきたいですね。