Longevity for Life. 「健康こそ一番の財産」――一人ひとりに寄り添い、若々しく生きる未来を支える
RR(Radiarc Rosé) 代表 井上 明華
RR(Radiarc Rosé)代表の井上明華氏は、美容や健康に関する悩みを抱える人に対し、生活習慣や食生活、スキンケアなどを含めたパーソナルなアドバイスを行っています。目指しているのは、単に悩みに向き合うことだけではありません。一人ひとりが自分に自信を持ち、人生を前向きに楽しめるようになることです。自身の体調と向き合った経験を原点に、健康寿命を延ばしながら若々しく生きる「ロンジビティ」の考え方を伝える井上氏に、事業への思いや今後の展望を伺いました。
目次
一人ひとりの生活まで見つめるパーソナルな提案
――現在取り組まれている事業について教えてください。
美容や健康におけるコンプレックスや悩みに対し、正しい知識を伝えながら、その方に合ったアドバイスを行っています。世の中には数多くのサプリメントやスキンケア製品がありますが、その中から一人ひとりの生活習慣や悩みに合わせて、適したと考えられるものを提案する活動です。
私は「ロンジビティアドバイザー」という立場で活動しています。美容だけ、健康だけに限定するのではなく、健康寿命を延ばしながら長く若々しく生きることをテーマにしています。
――井上さんならではの強みは、どのような点にありますか。
一人ひとりの生活背景や価値観まで理解した上で、その方に合った提案を行うことです。美容や健康に関する悩みは、同じように見えても、生活習慣や食生活、環境などによって原因や向き合い方は異なります。
そのため、「この悩みにはこの商品」と決めつけるのではなく、まずはその方のお話を丁寧に伺い、現在の状況や目指したい姿を理解した上で、より適した方法を一緒に考えることを大切にしています。
また、悩みに向き合うことだけを目的にするのではなく、その先にある「自分に自信を持ち、人生を前向きに楽しめる状態」までサポートしていきたいと考えています。
自身の経験から気づいた「健康こそ一番の財産」
――この道に進まれたきっかけを教えてください。
もともとは美容や健康に強い興味があったわけではありません。新卒で銀行に勤めていた頃は、仕事を優先するあまり、昼食を抜いたり、一日一食で過ごしたりすることも珍しくありませんでした。当時は若かったこともあり、「痩せられるからいい」と考えていたほどです。
しかし、社会人になってから急激に肌が荒れるようになり、26歳のときには、ステージ4のがんの可能性も含めた説明を受け、手術を受けることになりました。体調不良を自覚しつつも仕事を優先して病院へ行くのが遅れたこともあり、「もっと早く受診していれば」という後悔が残りました。
その後、病気との向き合い方を深く考えるようになりました。病気になってから治療することだけではなく、健康であり続けるために日頃から身体と向き合うことの大切さを実感したのです。また、健康は年齢に関係なく、すべての世代にとって人生の土台となるものだと強く感じました。
この経験から、毎日を全力で生き、いつ人生が終わっても後悔しないようにしたいと考えるようになりました。同時に、自分磨きや働き方、健康を見直す大きなきっかけにもなりました。健康は病気になってから考えるものではなく、健康であり続けるために日々積み重ねるものだと実感しています。
――その経験は、現在の活動にどのようにつながっていますか。
入院を経験したことで、自分の体が元気であることこそ一番の財産だと実感しました。健康でなければ、働くことも、収入を得ることも、やりたいことに挑戦することも、好きなこともできません。
私と同じように働きすぎている方や無理をして頑張っている方に、後悔してほしくありません。若い自分が実際に経験したことだからこそ伝えられることがあると考え、健康について発信する道に進みました。
後悔しない選択と、相手に寄り添う姿勢
――仕事上の判断で大切にしていることは何ですか。
まず考えるのは、「この選択をしたときに、自分は後悔しないか」ということです。死を身近に感じた経験があるからこそ、やらずに後悔する可能性があるなら、挑戦することを選びたいと思っています。一方で、仕事においては自分の想いだけで判断するのではなく、その選択が周囲やお客様にどのような価値を生むのかを考えることも大切にしています。
お客様へのアドバイスでは、自分の考えを一方的に押しつけるのではなく、まず相手が何を求めているのか、どのような想いや背景があるのかを理解することを大切にしています。その上で、一人ひとりに合った提案をすることを心掛けています。
――活動に関わる方とのコミュニケーションで意識していることを教えてください。
美容や健康に関するイベントでは、私が企画者として構想や思いを伝えます。ただし、私一人の考えだけでは、参加者が本当に楽しめる内容にならない可能性があります。そのため、スタッフの意見を積極的に取り入れています。
イベント前にはミーティングを最低3回行い、終了後には必ず振り返りの時間を設けます。良かった点と改善点を一人ひとつ以上出してもらい、立場に関係なく意見を言いやすい環境づくりを意識しています。
この経験を通じて、さまざまな人の意見を取り入れることで、自分一人では想像できなかった、より良いものを生み出せることを学びました。だからこそ、チームで同じ目標に向かい、お互いの考えを尊重しながらつくり上げていくことの大切さを実感しています。
また企画者とスタッフという上下関係ではなく、チームとして横並びで一緒につくり上げる意識を大切にしています。今後一緒に働くとすれば、明るく楽しく、一緒に成長しながら、自分の人生にワクワクしている方が理想です。お互いを尊敬し、刺激を与え合いながら事業を育てていきたいと思っています。そしてこれから、向上心を持ち、自分自身の可能性を広げようとしている方々との出会いを楽しみにしています。
日本から世界へ、健康意識を広げていく
――今後、挑戦していきたいことを教えてください。
まずは日本で、美容と健康に関する正しい知識を一人でも多くの方に届けていきたいと考えています。その先には、国や文化を越えて、美と健康の大切さを伝えられる人材になるという目標があります。
そのために、海外の美容や健康に対する考え方や習慣を現地で学び、日本にはない新しい視点を取り入れていきたいです。同時に、日本で培った知識や経験を海外の方にも届け、それぞれの人が自分自身の美しさや健康と向き合うきっかけをつくれるような活動に挑戦していきたいと思っています。
――現在感じている課題は何でしょうか。
集客と、健康に意識を向けてもらうことです。現在は口コミや紹介が中心ですが、それだけでは新しい方へ届けられる範囲に限りがあります。既存のお客様を大切にしながら、正しい知識をさらに広げていくためには、新しい接点をつくる必要があります。
今後はInstagramでの発信も予定しています。また、美容講座のスタッフとして活動するほか、ヨガやピラティスのインストラクターを招いた「美活イベント」も企画しています。外見だけでなく、体の内側や体づくりまで含めて健康を考えられる機会を増やしていきたいです。
感謝を忘れず、変化を楽しみながら進む
――仕事や人生において、大切にしている価値観を教えてください。
一つの考えに固執するのではなく、世の中の変化に柔軟に対応することを大切にしています。AIをはじめ、変化の激しい時代だからこそ、過去の成功体験や自分の価値観だけに捉われず、常に学びながら、その時々に必要な考え方を取り入れていくことが重要だと考えています。
また、自分自身の経験を通じて、健康や人生において当たり前のことは一つもないと実感しました。だからこそ、周囲への感謝の気持ちや礼儀を忘れず、一人ひとりとの出会いやご縁を大切にしています。
変化を恐れず学び続ける姿勢と、支えてくださる方への感謝を忘れないこと。この2つを、これからも仕事や人生において大切にしていきたいです。
――休日やリフレッシュの時間は、どのように過ごしていますか。
友人と遊びに行ったり、旅行をしたりするほか、近くに住んでいる1歳になったばかりの甥と過ごす時間も大切なリフレッシュになっています。
今は仕事そのものが楽しい時期でもあります。美容に携わる仲間と知識や悩みについて語り合う時間は、仕事でありながら、遊びのようにも感じられます。自分の知識やスキルが高まっていく実感もあり、それも私にとって大きな楽しみの一つです。
美容や健康への取り組みは、今抱えている悩みに向き合うためだけのものではありません。自分自身の体を大切にし、健康寿命を延ばしながら、長く若々しく人生を楽しむためのものだと考えています。
「まだ若いから大丈夫」と思わず、日々の習慣や自分の体と向き合うことの大切さを一人でも多くの方に伝えていきたいです。