金融とITの知見を強みに、企業のデジタル化を支える──株式会社Siorasが描く伴走型支援
株式会社Sioras 代表取締役 伊藤 幹崇氏
株式会社Siorasは、Web制作・Webマーケティング事業とAIコンサルティング事業を通じて、企業のデジタル活用を支援しています。「金融機関での法人営業」と「ITエンジニアや営業」として培った経験を強みに、戦略立案から実行まで一貫してサポートし、それぞれの企業に寄り添いながら課題解決に取り組んでいます。本記事では、代表取締役の伊藤幹崇氏に、事業の特徴や経営に対する考え方、今後の展望について伺いました。
目次
戦略から実行まで一貫して支える、伴走型のデジタル支援
――現在の事業内容について教えてください。
当社では、企業のデジタル化を一気通貫で支援しています。
事業は大きく2つあり、1つは「Web制作・Webマーケティング事業」です。コーポレートサイトやECサイト、LPの制作に加え、Googleアナリティクスなどを活用したデータ分析、SEO対策、リスティング広告、メタ広告の運用など、Webマーケティング全般を手がけています。
もう1つは、「AIコンサルティング事業」です。AIを活用した業務効率化の提案や、社内へのAI導入・活用を進めるための研修を行い、企業が実務でAIを活用できるよう支援しています。
――他社にはない強みや理念について教えてください。
当社の強みは、「戦略のみならず、実行まで一貫して支援している」ことです。
企業の課題に対して、現場で実際に活用できるところまで、一緒に取り組んでいます。
その土台になっているのが、金融機関で法人営業として多くの経営者の方々と向き合ってきた経験と、その後IT業界でエンジニアとして培った経験です。金融とITの双方の視点を活かしながら、お客様にとって最適な提案ができることも、当社ならではの特徴だと思っています。
私自身もIT未経験からこの業界に入り、テクノロジーを学ぶ難しさを経験しました。だからこそ、「難しいからできない」で終わらせるのではなく、お客様と一緒に活用方法を考えながら伴走する、そんな「心強いパートナー」でありたいです。
また、AIやデジタルといったテクノロジーは、あくまで人を支えるためのものだと考えています。効率化できる部分は積極的に活用し、その分、人だからこそ生み出せる価値を最大限発揮できるよう、お客様に寄り添うことを大事にしています。
起業の原点と、ともに成長する経営
――起業を決意されたきっかけを教えてください。
一番のきっかけは、「『外から助言する人』ではなく『中から動かす人』になりたかったこと」ですね。
新卒で入社した金融機関では法人営業を担当し、多くの企業と関わってきました。そのなかで、企業の経営者からお金を借りること以外にも、ITやデジタルに関するご相談をいただく機会が数多くあったんです。
そうした経験を重ねるうちに、一企業の担当者という立場ではなく、もっと企業のなかに入り込み、課題の解決や成長を後押しする存在になりたいという想いが強くなりました。そのためIT業界へ転職し、エンジニアや営業としての経験を積んだ後、起業に至りました。
――経営判断の軸となる価値観は何でしょうか。
大切にしているのは、「自社のみならず、お客様とともに成長し、ともに歩める関係を築くこと」です。
企業として利益を出すことはもちろん重要ですが、それだけを追い求めるのではなく、「なぜその会社が存在するのか」という存在意義も大切にしています。
これまで多くの経営者の方々とお話しするなかで、長く成長を続けている企業ほど、お客様との関係を大切にし、その成長が自社の成長にもつながっています。当社も、お客様の成長を支えながら、ともに成長できる会社でありたいと思っています。
一人から始める組織づくり──未来を見据えた採用と育成
――現在の組織体制について教えてください。
会社は2026年4月に設立し、現在は私一人で事業を運営しています。案件によっては外部のパートナーと連携し、それぞれの専門性を活かしながら対応しています。
まずは2年ほどで現在の体制で事業基盤を固め、その後の状況を見ながら採用も進めていく予定です。
――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
一緒に働きたいのは、「物事を俯瞰して見ることができ、相手の立場に立って考えられる方」です。
当社はお客様の課題解決を支援する仕事だからこそ、相手を思いやりながら行動できることを大切にしています。
事業が成長していくなかでは、質の高いサポートを維持していくことも課題です。私と同じような価値観を持ち、お客様に寄り添える方を採用・育成していきたいと思っています。また、マニュアルに頼るだけではなく、自ら考え、状況に応じて対応できる人が育つ環境も整えていきたいですね。
お客様の右腕として、ともに成長する未来へ
――今後の展望について教えてください。
現在の目標は、5期目までに売上5億円を達成することです。
もちろん数字も大切ですが、それだけを追い求めるつもりはありません。お客様にとって単なる外部のコンサルタントではなく、右腕のような存在として一緒に悩み、ともに成長していける会社を目指しています。当社が関わることで、お客様の事業の成長につながるような支援を続けていきたいです。
――今後の事業展開にあたって、大切にしている考え方を教えてください。
現在はAIをはじめ、さまざまなツールやサービスが登場し、小さく始めて挑戦しやすい時代になっています。
そうしたなかでも、会社が成長したからといって現場から離れるのではなく、リアルな課題に触れ続けることを常に意識しています。現場で何が起きているのかを理解し、お客様に必要な価値を届け続けていきたいですね。
営業活動については現在、紹介を中心に事業を広げていますが、今後は交流会などオフラインでの活動にも積極的に取り組み、新たな出会いを広げていきたいです。
日々の経験を糧に、より良い価値を届けるために
――休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。
休日は子どもと一緒に外出することが多く、さまざまな場所へ出かけています。流行しているものや新しいサービスなどに触れることは、自分自身の視野を広げるきっかけにもなっています。
また、友人と一緒に身体を動かすことも良いリフレッシュになっています。直近では、新卒時代の同期とロードバイクで100km以上走りにいきました。友人から新たに情報を得ることもあったり、健康管理にもつながるので、欠かせない時間になっています。
こうした時間を大切にし、自分自身の感度を磨きながら、お客様へより良い価値を届けられるよう取り組んでいきたいですね。