AI × コミュニケーションで企業課題を解決する――TRUTHが描く次世代の人材開発
株式会社TRUTH 代表取締役 佐和田 康史氏
株式会社TRUTHは、D2C事業で培った10年以上のノウハウと、独自の性格診断データをAI化した「TRUTH診断」を軸に、企業の人材育成や業務改善を支援する会社です。商品開発から通販設計、コールセンター運営、AIツール開発まで“一気通貫”で提供できる点を強みに、コミュニケーションの最適化を通じて企業の課題解決に挑んでいます。本記事では、事業の現在、佐和田氏のキャリア、組織づくりの考え方、未来の構想、そして個人的な一面まで伺いました。
目次
AIとD2Cの両軸で展開するTRUTHの事業モデル
――現在の主な事業内容を教えてください。
事業は大きく3つあります。まず、長年取り組んできた D2C事業(EC構築・通販支援) です。商品開発、ECシステム、広告、コールセンター、物流まで“一気通貫”で構築できる点が強みです。
次に、今年ローンチした AIコミュニケーションツール「TRUTH診断」 があります。過去10年以上蓄積したタイプ診断データや1on1の知見をAIに学習させ、採用・育成・クレーム対応・チームビルディングまで幅広く活用できるようにしました。
さらにこのAIを使った 人材開発・研修支援 も展開しており、企業のコミュニケーション課題解消に役立てていただいています。
――AI診断ツールはどんな場面で効果を発揮しますか。
コールセンターでは、性格タイプに応じて避けるべき言葉や適切な伝え方を提示するため、ストレスの軽減や離職防止につながっています。採用や1on1、チーム編成にも活用でき、最適な人材配置を実現できる点も評価されています。
通販業界で育まれた経験と、独立へ踏み出した理由
――どのような経緯で独立されたのでしょうか。
最初は専門商社に勤めていましたが、粗利率の低さからマーケティングの限界を感じ、利益率の高い通販業界へ転身しました。化粧品やサプリメントのD2Cに携わる中でノウハウを蓄積し、あるとき化粧品事業の売却話があり、その事業を買収して独立したのがTRUTHのスタートです。
――キャリアの中で印象的だった出来事はありますか。
外部パートナーとゼロから商品を開発し、広告戦略から販売、LTV改善まで一貫して伴走したことです。3〜4つの商品をフルオーダーで支援し、形になったときの達成感が大きく、「想いを形にする支援」が自分の使命だと感じました。
外部パートナーとつくる柔軟な組織運営とコミュニケーション観
――現在の組織体制について教えてください。
正社員は私ひとりで、領域ごとに専門パートナーと連携するスタイルです。商品開発、広告、物流、システムなど、それぞれのプロフェッショナルと協力することで、柔軟かつ高品質なサービス提供を実現しています。
――コミュニケーションへのこだわりはありますか。
前職時代に毎日のように1on1を行ってきた経験から、「主観だけで相手を判断しないこと」の大切さを実感しました。性格データという客観情報があることで、誤解や衝突を避けられ、信頼関係も深まります。こうした経験がAI診断ツールの開発の根底にあります。
TRUTH診断を軸に広げるAIコミュニケーションの未来構想
――今後の展望について教えてください。
まずは TRUTH診断をより多くの企業に広めること が最優先です。採用や育成だけでなく、教育分野にも展開できると感じています。私は少年サッカーチームの監督もしていますが、子どもたちの性格タイプを把握することで指導の質が向上し、保護者との信頼関係も深まりました。企業だけでなく教育現場でも活用されるAIに育てたいと思っています。
――現在の課題は何ですか。
ローンチしたばかりのTRUTH診断を、どのように認知を広げ、導入につなげていくかが最大の課題です。D2C事業は順調ですが、今後はAIコミュニケーション領域を中心に成長させていく計画です。
“サッカー”が支える思考とリフレッシュの時間
――仕事以外で夢中になっている趣味はありますか。
サッカーです。週末は指導や観戦でほとんど時間が埋まっています。国内リーグも海外リーグもよく観ます。細かなボールタッチや判断の速さに触れることで、自分の仕事にも良い刺激になりますし、リフレッシュにもなっています。
これからもAIと人の理解を掛け合わせることで、より働きやすい組織づくりや、人が互いを尊重し合える環境づくりに貢献できると感じています。これからも、培ってきた経験と技術を生かしながら、企業と教育現場の両方で役立つサービスを届けていきたいと思います。