「つながりと感動」をコミュニティとクリエイティブの力で創る。──コミュニティマーケティングで「つなぐ、つながる、つむぐ」未来を定義する。
株式会社7c 代表取締役 兼平愛子氏
「つなぐ、つながる、つむぐ」をビジョンに掲げる株式会社7cは、コミュニティマーケティングとクリエイティブ支援を軸に、企業と顧客の関係を再構築しようとしています。鹿児島出身の兼平愛子代表は、美容師・ウェディングプランナー・医療機関の管理部門という異色のキャリアを経て、株式会社7cを設立。人と人との関係性の価値を信じ、夫でありマーケターの匠氏と共に事業を展開している。今回は兼平代表に、会社の現在地、事業に込めた思い、組織づくり、そしてこれからの未来について伺いました。
目次
繋がりを資産に変える会社の現在地
――現在の事業と理念について教えてください。
掲げているミッションはコミュニティとクリエイティブの力で「つながりと感動」を創るです。人と人との間に信頼と感動の糸を渡し、それを未来へ紡いでいくという私自身の人生哲学を軸にしています。現在は、コミュニティマーケティング支援とクリエイティブ制作支援の2軸で事業を展開しています。映像制作やSNS運用に加えて、顧客やファンとの繋がりを深めるコミュニティプラットフォームも開発中です。
短期的な売上よりも、長期的な信頼関係を育てる経営が重要だと考えています。企業とファンが共に価値を創り出す時代をつくりたい。だからこそ、繋がりを資産に変える文化を広げていきたいと思っています。
キャリアの根底に流れる“繋がり”という哲学
――経営者になったきっかけや、キャリアの変遷を教えてください。
最初のキャリアは美容師でした。その後、ウェディングプランナーとして働き、結婚式を通じて「家族同士を繋げる」仕事の価値に強く惹かれました。続いて15年間勤めた生殖医療専門クリニックでは、総務、経理、秘書、医療事務といった多岐にわたる管理業務を、主任として統括的に担当し、組織運営や仕組みづくりを徹底的に学びました。
振り返ると、どの仕事にも“繋がり”が深く関わっていたんです。結婚式も、妊娠のサポート、人と人が新しい絆を結ぶ瞬間に寄り添う仕事でした。また、その道を選ぶきっかけとなったのは母や姉・親友の存在で、人生そのものが人との縁で形作られてきたと感じています。
夫が長年、企業のファン創りや顧客との繋がりを創るマーケターとして働く中で、彼と私の描く理想を形にしたいと思い、私はクリエイティブ制作を一から学びました。
つながりと感動を創れるコミュニティとクリエイティブこの2つを掛け合わせた価値を届けたいと考え、会社を設立しました。
小さな組織でも“個の力と仲間の共創関係”でパフォーマンスを最大化
――組織づくりで意識していることはありますか?
現在、コミュニティマーケティング事業、クリエイティブ事業で幅広く仲間を募集中です。その中で大切にしているのは、上下関係ではなく「共創関係」をつくることです。
7つの行動指針──創造力、対話、本質的思考、粋な仕事、課題解決、魅力的なチーム、信頼──を軸に、互いのクリエイティビティを尊重し合いながら働ける環境づくりを心がけています。主体的に動けるチームであることが、コミュニティとクリエイティブを支援する会社としての最低条件だと考えています。
九州から全国へ、コミュニティマーケティングの新しい常識をつくる
――今後の展望を教えてください。
コミュニティマーケティングを「あたりまえの文化」にしたいと思っています。企業と顧客が共に物語をつくり、顧客自身が語り手となる世界を広げていきたい。私は鹿児島の出身で、九州の“情の深さ”に強く惹かれ、本拠地を福岡へ移しました。人との繋がりが文化として根付くこの地だからこそ、「顧客を知る・顧客と育む・顧客を見つける・仲間と歩む」モデルケースをつくれると信じています。
福岡から全国へ、そしてアジア圏への進出──繋がりを軸にしたマーケティングとクリエイティブの価値を発信し、企業と顧客の関係性を再定義していきたいと考えています。
福岡で見つけた“心と身体を整える時間”
――プライベートでのご趣味や、仕事へのリフレッシュにつながる習慣はありますか?
福岡へ引っ越してから、釣りを始めました。まだ覚えたばかりなのですが、1時間ほどでも海に出て竿を投げると頭がすごくクリアになります。なかなか大物は釣れませんが、その分「どうすれば釣れるのか」と試行錯誤する時間が楽しくて、今は勉強しながら少しずつハマっているところです。
もうひとつ大切にしているのが、体づくりです。人と向き合う仕事だからこそ、身体と心のコンディションを整えることは欠かせません。最近はキックボクシングも習い始めました。姿勢が整ったり集中力が高まったりと、仕事にも良い影響を感じています。他にも大事にしていることはありますが、最近では釣りとキックボクシング、この2つが今の私にとって大事なリフレッシュの時間です。