株式会社PLANAHEADの美容哲学:梅元直樹代表に聞く「今もこれからも」の美未来像
株式会社PLANAHEAD 代表取締役 梅元直樹氏
「長時間労働と低賃金」という美容業界の旧態依然とした常識を変えるべく、梅元直樹氏が名古屋で創業した株式会社PLANAHEAD。社名には、お店の名前と「計画(プラン)」、「進む/前へ(アヘッド)」という意味が込められています。梅元氏が追求するのは、一時のデザインだけではない、お客様の「今もこれからも」の美しさを支えるオールマイティな技術と提案力です。スタッフの働き方改革と顧客満足度の最大化を両立させるために、少数精鋭・高単価の道を歩んできた梅元氏が語る、経営の軸、そして次なる挑戦となる「美容のサブスク」構想、さらに将来の美容業界への展望に迫ります。
「今も、これからも、かわいく・綺麗に」を軸に
――会社の理念や、創業時の思いを教えてください。
最初に店を始めたときは、「休みを削らないと集客できない」という美容業界の当たり前を変えたいと思っていました。僕自身、街で声をかけて集客していた時代なので、もっと安心して働ける環境をつくりたいという気持ちが強かったですね。
そして今も昔も変わらないコンセプトが、“今も、これからも、かわいく・綺麗に”。その瞬間だけの仕上がりではなく、これから先も綺麗でい続けられる提案をすることを大切にしています。年齢とともに悩みが増える方も多いので、デザインだけでなく、悩み解消のサポートができるサロンでありたいと思っています。
――サロンの強みはどこにありますか?
「オールマイティに高いレベルで対応できること」です。いまは特化型の美容室も増えていますが、僕は何でも相談できるサロンこそ価値があると思っています。ショートだけ・カラーだけ…と限定されるとお客さんが困ることも多い。20年以上積み重ねてきた技術と経験があるからこそ、幅広く応えられるところが強みです。
「美容師としての経験が武器になる」
――経営者になったきっかけを教えて下さい。
従業員時代、「もっとこうすればいいのに」と思うことが多く、それを形にしたくて独立しました。ただ実際に経営してみると、従業員側の理想だけでは成り立たないと痛感しましたね。給料や働き方も“気持ちだけ”では続かない。開業して3〜4年経った頃に、価値観が180度変わりました。
――美容師として大切にしている価値観はありますか?
お客様の言葉を軸に判断することです。カウンセリングがすべてと言っていいほど重視しています。経営判断においても、「お客様が本当に求めているか」を一番上に置いています。
――ご自身も美容にかなり投資しているそうですね。
美容医療もサプリも一通り試してきました。自分の年齢(42歳)を言うと驚かれることが多いんですが、それも武器だと思っています。実体験のあるアドバイスの方が説得力がありますし、お客様も相談しやすいんですよ。
「良い意味で自由な文化をつくりたい」
――社内文化として目指しているものは?
「いい意味で自由な文化」です。挑戦したいことがあったら遠慮なく言える環境にしたいし、薬剤や商品も好きに選んでいいと言っているんですが、なかなか意見が出てこないのが悩みですね。予約も入っているし現状維持でも困らないので、“新しいことへの意欲”が薄くなってしまうのかもしれません。
――どんな人と働きたいと感じますか?
価値観が合う人ですね。美容の話が好きで、お客様のために技術を磨きたいと思っている人。現状維持で満足してしまうと成長が止まってしまうので、やっぱり前向きに提案できるタイプの方が合うと思います。
これからの挑戦
――今後挑戦したいことはありますか?
美容に特化したサブスク型の店舗をつくりたいと思っています。ドライヤーや美容機器って高額で、買う前に試せる場所が少ない。でも実際に使ってみると違いがわかるんですよ。うちでもレプロナイザーの貸し出しをしていますが、体感するとほとんどの方が「全然違う」と言って選ばれます。
ジムのように、美容機器を自由に試せて自分でメンテナンスできる場所があれば、もっとお客様の美容の幅が広がると思っています。
――今後の美容業界はどのように変化していくと予想されていますか。
フリーランスや特化型が増えていますが、将来的には再び“オールマイティの価値”が高まると思っています。カット技術ができる人が減ってきているので、価格が跳ね上がる時代が来るかもしれません。僕はそこでしっかり価値を提供していきたいですね。
リフレッシュの方法と個人としてのこだわり
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
温泉とか行きますね。車で行ける範囲ならどこにでも。
自分への自己投資が大切なのでそれが趣味みたいになってますね。自分で試して良いと思ったものだけをお客様にすすめたいですし、実体験が仕事にも活きています。