人は変われる。組織も変わる。人生に希望を燈す人財育成への挑戦
アール人財開発合資会社 代表 旗持玲子氏
アール人財開発合資会社は、人財育成や組織開発を通じて、人と組織の可能性に向き合い続けています。代表の旗持玲子氏は、自身の人生経験を原点に、「人は変われる」という信念を軸として事業を展開してきました。
同社の特徴は、短期間で成果を求める研修ではなく、時間をかけてでも確実に変化を定着させる長期的な支援にあります。人と組織の本質的な変化を目指す同社の取り組みと、その背景にある思いについてお話をうかがいました。
本質的な変化を生み出す人財育成への取り組み
――現在の事業内容と、人財育成で大切にしていることを教えてください
当社では、企業向けの人財育成研修やスキル別研修、チームコーチングなどを中心に行っています。設立して29年目。私自身この分野に長く携わってきましたが、正直なところ、1日や2日の単発研修で人や組織が大きく変わることは難しいと感じています。
そのため現在は、半年から1年、場合によっては2年ほどの期間をかけて、本当に変化が定着するまで伴走する形の支援に力を入れています。一度の研修を実施して終わりではなく、お客様と一緒に課題に向き合い、行動や意識が少しずつ変わり、最終的には風土や文化そのものが変わるところまで取り組むことを重視しています。
――会社の理念やビジョンには、どのような思いが込められていますか
理念として掲げているのは、感謝、誠実、利他、使命感です。これは会社としての方針であると同時に、私自身の生き方でもあります。『感謝』の心の大切さを学びましたが、日常の中で周りの人たちへの『感謝』の気持ちを持ち、それを言動に表し、実践し続けることは簡単ではありません。
それでも、家族や仲間、お客様など、多くの人の支えがあって今の自分があるという気持ちを忘れず、『誠実』に人と向き合うこと、そしてこの『命』を使って人の役に立つ『利他』それこそがこれまで生きてこれた私の『使命』だと感じています。
私は「人は変われる!」と信じておりますが、人が変われるなら、その「人」の集まりの企業も変わることができると信じております。そして、逆に企業風土を変えるためには、働く一人一人の変化・成長が必要。でもその”変われる”という事実に気づいてもらえれば、職場や家庭、地域社会、学校などに可能性が生まれ、笑顔が増え、やがて世界から争い、いじめ、戦争もなくなるのではないかと思います。
その可能性を信じ、日々の活動をさせて頂いております。ご依頼いただいて携わった企業様や個人の方が夢や目標を実現し、より一層豊かな気持ちで、笑顔の多い人生になってくださるのが一番嬉しいです。
代表自身の経験
――経営者になられたきっかけについて教えてください
私は理系分野を専攻し、社会人になってからは研究職に就きました。しかし、中高生の頃にいじめや虐待を経験し、人と関わることがとても苦手でしたので、周囲とコミュニケーションがうまく取れませんでした。引きこもっていた時期もあり、自分自身に強い否定感を抱いていたと思います。何度も「死」も見つめたこともありましたが、知人からの「人は変われるよ」の再三の言葉に、23歳頃から心理学やコミュニケーションを学び、やがて「人はなぜこのように苦しい思いをしながらも生きていなければならないのだろう?」という問いを持つ中に仏教と出会い、少しずつ自分が変わっていく感覚を得ました。
それから少しずついろいろな資格や認定を取ったり、トレーニングを重ね、前向きに生きる術、今までよりも少し上手に人と関わる方法を知り「人は変われる!」ということを実感致しました。
それまでは、生きることに不器用で人間関係に苦しみ、「人は変われない」と思い込んでいましたが、自分自身の変化を通じて、「人は変われる!なりたい自分になれる!」ということを実感し、それを多くの人に伝えたい!と思うようになり、30歳で会社を立ち上げました。それが今の会社:アール人財開発合資会社です。
右も左もわからない。お客様0。思いだけからの出発でした。
組織の運営と社員との関係
――社員やスタッフの方とのコミュニケーションで心がけていることはありますか
出張が多いので、コミュニケーションはほぼ100%オンラインです。チャットやZoomのビデオ通話などで、気軽にチャットに入れたり、お互いどこにいようともZoomで顔を見ながら話をしたりしています。
決して一緒に働くスタッフが多いわけではありませんが、私自身がチームコーチングをするものですから、チームを活性化させるという意味で目的、目標、ビジョン、私の思い、スタッフの思いを明らかにして共有するということを一番大切にしています。
今後に向けた人財育成への展望
――今後、どのような取り組みに挑戦していきたいと考えていますか
これからも、単発ではなく長期的な人財育成や組織開発に力を入れていきたいと考えています。それは、変化・成長という「結果にコミット」しているからです。
また、人財育成で得られる学びは、仕事の場面だけにとどまらず、家庭や個人の人生にも活かせるものです。職場で学んだコミュニケーションや考え方が、家庭や地域での人間関係にも役立つ。そしてやがて世界に笑顔が増えていく。そうした広がり・可能性を持った人財育成のあり方を、今後も追求していきたいと考えています。
個人的な話(趣味・リフレッシュ方法)
――お仕事以外で大切にしている時間や、リフレッシュ方法について教えてください
家族と過ごす時間は、私にとって最も大切なリフレッシュの時間です。娘や夫とカラオケに行って熱唱したり(笑)、車の運転が好きで、周りの景色を眺めながら夫と3時間、4時間と長距離を走ることもあります。かつてはバイクでツーリングに出かけることもありました。
また、土いじりや庭づくり、花に接することで心を癒し、月に2,3度はお寺で心静かに祈る時間を持ち心を整えています。よく受講者から「先生いつも元気ですねー」と言われますが、これらの時間を持つことでエネルギーをチャージし、日々のエネルギッシュな仕事ができているのだと思います。
私については以上です。
私の会社、そして私について、
最後までお読みくださって本当にありがとうございます。
皆さまのご健勝を心からお祈り申し上げます。
ありがとうございます。