技術と想像力で“こと”を描く――StudioVeco代表・伊藤雅康さんの経営観

StudioVeco 代表 伊藤 雅康氏

生成AIの波が押し寄せるなか、「最先端の技術」だけではなく「相手に寄り添う想像力」を重ね合わせ、映像制作からイベントプロデュース、さらには地方創生の文脈まで活動領域を広げるStudioVeco代表の伊藤雅康氏。クリエイターの創造性を支える現場づくり、そして日本をカルチャーで世界一にしたいという構想まで、その歩みと考えを伺いました。

映像制作からイベントプロデュースへ

――まず、事業内容を簡単に教えていただけますか。

私は、映像制作を中心にクリエイティブ全般を手がけるプロダクションを運営しています。もともと企画職を長く経験してきたこともあり、イベントのプロデュースにも関わる機会が増えてきました。

直近では大阪・関西万博の公式イベントとして、EXPOホールで株式会社Meta Heroes主催、大阪・関西万博 公式イベント「メタバース・XR・AIアワード」内「AI HEROES COLLECTION」を開催しました。AIの知見があることから企画面を任され、関係者の人選や演出の設計、チームでの制作進行まで担った形です。

また、学校教育とAIの領域に関わる一般社団法人の運営支援にも携わり、神戸市のプロポーザル案件として教育×AIイベントのプロデュースを行ったこともあります。東京で多いAIカンファレンスを地方へ持ち込む、という意図で進めてきました。

技術×想像力×顧客満足の考え方

――貴社の強みとして「技術力と創造的な問題解決能力の融合」を掲げていますね。

私が大切にしていることは、「使ってもらったときに満足してもらえるか」です。接客業や企画営業など、人と人との間に立つ仕事を続けてきた経験から、単に良いものを作るだけでは足りないと感じてきました。

AIの技術は最先端であるほど強力ですが、新しければ何でもいいわけではないと思っています。大事なのは、お客さまの課題にどこまで共感できるか。状況を頭の中でシミュレーションし、「御社ならこういう状態がありますよね」と相手に寄り添った例えで具体化する。そこに想像力が必要だと考えています。

誇りに縛られない経営観

――大切にしている経営観はありますか?

正直、私は誇らないことを誇りにしている部分があります。変動性が高い時代は、どんどんアップデートしなければいけません。過去の実績に寄りかかると、語れることが過去の話に偏ってしまう。もちろん実績は必要ですが、本来はそこに縛られたくないのです。

だからこそ、私は「どんな形、色にもなれる水のような存在でありたい」と思っています。形を固定しすぎず、状況に合わせて変化できること。先のことも含めて大事にする姿勢が、今の自分の拠り所になっています。

心理的安全性と成長機会

――現在の体制や、関わるメンバーについて教えてください。

現状、個人事業主として活動しています。制作は業務委託の形で進めていて、専属のデザイナーが一人、加えて業務委託でお願いできるチームが20人ほどいます。

関わる人のクリエイティビティは、できるだけ尊重したいと思っています。仮に想定と違うアウトプットが出てきても、どうテーマに合う形へ昇華させるかを考えます。結果として、個性を活かしながら形にする仲介役のような立ち位置になることもあります。

会話で重視しているのは心理的安全性です。「なぜ?」と聞くことはあっても、問い詰めるのではなく、意図を知りたいから。受け入れた上で改善策に気づいてもらう、という進め方を意識しています。

カルチャーで日本を世界一にする構想

――今後、実現していきたい夢や目標はありますか。

月並みかもしれませんが、日本を再び世界一の国にしたいという思いがあります。私が担うのは、ものづくりというより「ことづくり」の領域です。エンタメやクリエイティブの産業を軸に、地方で活躍するクリエイターがもっと目立つ場をつくりたい。SNSで参画者が増える一方、拾い上げられなければ埋もれてしまう現実があるからです。

また、私は伝統工芸品が好きで、日常的に買って使っています。伝統工芸は外貨獲得の切り口だけでなく、地域のシビックプライドやアイデンティティにもつながると感じています。

守るだけでなく、攻める取り組みとして価値を最大化し、エンタメ、アート、伝統、地域文化をつないでいく。周りから「素晴らしい」と認められることで、中の人も改めて気づける状況をつくりたいです。

自分らしさを手放さない

――リフレッシュ方法や趣味を教えてください。

最近あまりできていませんが、一人で車に乗って移動していると、リフレッシュできます。車の中は誰にも干渉されず、振り返りの時間にできるからです。体の面では、十分な睡眠を取ることを大事にしています。

趣味は仕事にもつながることですが、AIを触って新しい創作物を作ることです。あとは、いわゆるメジャーな旅行ではなく、自分のナレッジを深める旅が好きですね。

自分の領域に深く関わりつつ、その周りにも関心を持って過ごすーーそれが結局、いちばん人間らしく、自分らしくいられる道だと思っています。

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