地域に根ざした学びの場を――子ども一人ひとりに寄り添う支援のかたち
ミルベーラ合同会社 副代表 大関 瑠里氏
小中学生を中心に学習支援やピアノレッスン、SST(ソーシャルスキルトレーニング)などを行うミルベーラ合同会社。同社が運営する「まなびとピアノの放課後舎」では、子ども一人ひとりの特性や目標に合わせた個別支援を大切にしています。今回は、副代表の大関氏に、事業の成り立ちや現在の取り組み、今後の展望について伺いました。
子どもたちの放課後を支える学びと成長の場
――御社の事業内容について教えてください。
主に特性のある小学生・中学生を対象に、学習支援やピアノレッスン、SST(ソーシャルスキルトレーニング)などを行っています。高校生も受け入れは可能で、実際に何名か利用されています。
学習支援では、学校の授業についていくことが難しい部分を一緒に復習したり、「この教科を見てほしい」という保護者さまのご要望に応じて個別に対応したりしています。ピアノについては、本格的な音楽教室に通うほどではないけれど、音楽に触れさせたいというご家庭からのニーズが多いですね。
SSTでは、挨拶の仕方や整理整頓、場面に応じたコミュニケーションの取り方などを、ロールプレイ形式で学びます。「こういう場面で相手はどんな気持ちだったのか」といったことを一緒に考える時間も設けています。中学生以上になると、面接の練習や履歴書の書き方など、将来を見据えた支援も行っています。
――利用状況についても教えてください。
現在、実際に利用されている方はおよそ52名程です。
利用にあたっては、医師の診断に基づき市区町村から発行される受給者証の内容によって、月ごとの利用日数が定められています。最大で月23日利用できる方もいれば、10日や15日など個別に設定されている場合もあります。その範囲内で通っていただく形です。
利用者の自己負担は原則1割で、月額の上限は国で定められています。たとえば多くのご家庭では、4,600円の上限額となります。世帯収入によっては上限額が変わる場合や、自己負担が0円となるケースもあります。制度に基づいた運営となっているため、安心してご利用いただける環境です。
――事業の立ち上げの背景について教えてください。
前身の事業所が2016年に立ち上がり、立ち上げメンバーであった当社代表の高橋が2024年に独立する形で、現在の法人が新たにスタートしました。
子どもへの想いが支える組織づくり
――職員体制について教えてください。
現在、10名ほどの職員がおります。ありがたいことに、今まで退職者は多くありません。子どもたちとの関係性が深まり「成長を見届けたい」という思いが強くなるようです。
――今後の展望についてはいかがでしょうか。
利用者数が増えてきており、1日の受け入れがいっぱいになる日もあります。そのため、将来的には拠点を増やすことも視野に入れています。ただ、体制強化が必要ですね。
理想としては、柏エリアに限らず、別の地域にも展開できればと考えています。ただし、具体的な計画はこれからです。
採用については、資格を持っている方はもちろん歓迎ですが、それ以上に「子どもと関わりたい」という気持ちを大切にしています。現在は中学生や高校生に学習支援のできる方に来ていただけるとありがたいです。
基本的には個別指導が中心で、マンツーマンでじっくり向き合っています。
会社への思いとこれからの挑戦
――ご自身の今後についてお聞かせください。
これからもこの事業を続けていきたいという思いが強いです。会社への思い入れもありますし、ここで頑張っていきたいと考えています。
細々とではありますが、家庭教師事業も始めていますし、アパレル事業も始めたばかりです。。まだ具体的に大きく展開できているわけではありませんが、少しずつ形にしていけたらと思っています。
ミルベーラ合同会社として、地域の子どもたちにとって安心できる場所であり続けたい。その思いを大切に、これからも一歩ずつ歩んでいきます。