企業に寄り添い、実務まで支える――伴走型コンサル、T.CORPORATIONが生み出す新たな支援の在り方
株式会社T.CORPORATION 代表取締役 村上 隆子氏
株式会社T.CORPORATIONは、事業承継やM&A、経営改善など、企業経営の中核に関わる課題に対し、総合コンサルティングを展開する会社です。単なる提案にとどまらず、実務の補填まで行う“伴走型”の支援を強みに、幅広い企業課題に向き合っています。その背景には、日本経済を活性化したいという村上氏の想いがありました。本記事では、事業の特徴や経営観、組織づくり、そして今後の展望についてインタビューしていきます。
企業課題に寄り添う“伴走型”コンサルティング
――現在の事業内容を教えてください。
当社は特定分野に特化したコンサルティングではなく、業務の支援から経営に関わる支援まで一気通貫で行う総合コンサルティングを行っています。そのため、「これをお願いしたい」というご相談に対して、幅広く対応しているのが特徴です。
基本的にはホームページに掲載している内容は全て対応しており、バックオフィス業務、事業承継やM&A、経営改善など、会社の中心に関わる部分を総合的にサポートしています。
――御社ならではの強みはどのような点にありますか?
一番の強みは、“伴走型”のスタイルを取っているところです。単にアドバイスをするだけではなく、依頼された業務を実際に補填しながら、同時にコンサルティングも進めていきます。
実務まで入り込むことで、クライアント様側の負担軽減やコスト削減にもつながるため、そこを特に評価していただくことが多いですね。現場に近い立場で動きながら改善提案まで行うので、より実践的な支援になっていると思います。
――「コンサルティング事業」「環境経営事業」「BPO事業」はそれぞれどのような位置づけなのでしょうか?
当社は「コンサルティング事業」「環境経営事業」「BPO事業」の3つの軸で展開しています。それぞれ独立して動いていますが、中心となっているのはコンサルティング事業です。
その中で、環境経営やBPOの領域も組み合わせながら、クライアント様の課題解決につなげています。総合コンサルティングだからこそ、複数の視点から支援できるのが特徴だと思っています。
日本経済を支えたいという想いから起業へ
――総合コンサルティングの道に進まれたきっかけを教えてください。
法政大学の経済学部で学んでいた頃に、「マクロ経済学」「財政学」を通じて日本経済や海外経済について知る機会がありました。その中で、日本経済が非常に厳しい状況にあることを実感したんです。
そのときに、日本を活性化するためには、生産性を高める支援が必要なのではないかと考えるようになりました。そこで、企業を支援する事業を立ち上げようと思ったのが、今の会社につながっています。
――会社員から経営者へ転身した背景には、どのような考えがあったのでしょうか?
最初から起業を考えていたわけではありません。普通に会社員として働いていましたし、当時は会社を作ることも想像していませんでした。
ただ、30歳の頃に「このまま会社員として一生終わっていいのかな」と考え直す時期があったんです。その中で、自分が評価されている部分や今後の人生を考えたとき、もっと大きな視点で仕事をしていきたいと思うようになりました。
そこから、”自分で会社を作る”という行動に移し、現在に至っています。
きめ細かなフォローで築く組織づくり
――現在の組織体制について教えてください。
役員は私を含めて3名です。それ以外のメンバーは、フリーランスや業務委託という形で関わっていただいています。
固定的な組織というよりも、それぞれの専門性を活かしながら柔軟に動ける体制を取っています。
――スタッフとのコミュニケーションで意識していることは何ですか?
普段はチャットワークを使ったコミュニケーションが中心です。随時、各メンバーが現在の動きや相談事項を共有してくれるので、その内容を見ながら細かくフォローするようにしています。
必要があればオンラインで直接話をすることもありますし、なるべく一人で抱え込まないように意識しています。リモート中心だからこそ、きめ細かいフォローは大切にしていますね。
――今後、一緒に働きたいと考える人物像について教えてください。
当社はコンサルティング会社なので、クライアント様の力になれるように動けることを大切にしています。
その上で、積極的に改善提案をしてくれる方や、コミュニケーション能力が高い方は特に評価しています。単に指示をこなすだけではなく、自分から考えて行動できる方とは、より深く一緒に仕事をしていきたいですね。
海外展開を見据えた次の挑戦
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
今後は国内だけでなく、海外にも案件を広げていきたいと考えています。特に、当社が行っている伴走型コンサルティングを世界に広げていくことが大きな目標です。
現在はアジア圏を中心に動いており、タイやベトナムなど、展開しやすい地域への挑戦を進めています。
――海外展開に向けて、どのような体制づくりを進めているのでしょうか?
役員の中にも海外で仕事をしていたメンバーがおり、語学対応ができる体制は整っています。
また、採用の段階でも、ある程度英語力を持っている方を中心に検討しています。今後さらに海外案件を増やしていく上で、語学力は重要な要素になると考えています。
――経営を続ける中で、譲れない想いを教えてください。
この伴走型コンサルティングというビジネスは、当社が最初に始めたものでもありますし、実際に「喜んでもらえている」という実感があります。
だからこそ、この事業だけは何があっても続けていきたいですし、長期的にはもっと大きな組織へ成長させていきたいという想いがあります。その軸だけは、ずっとブレずに持ち続けています。
自分の軸を持ち続けることの大切さ
――休日のリフレッシュ方法や趣味はありますか?
基本的には、寝ることや食べること、読書や映画鑑賞などでリフレッシュしています。散歩をしたり、少し出かけたりするだけでも気分転換になりますね。
趣味は多い方で、料理も好きなので普段から自炊もしています。スポーツ系だとヨガや乗馬、馬術などもやっています。
――最後に、学生や若い世代へメッセージをお願いします。
これから社会に出ると、理不尽だと感じることや納得できないことに出会う場面もあると思います。ただ、その中でも「自分がどうしていきたいのか」という軸だけは、ブレずに持っていてほしいです。
信念を持って仕事をしていけば、大きく道を外れることはないと思いますし、自分らしい働き方にもつながっていくのではないでしょうか。