勝てるサロンを増やしたい――現場経験と戦略で美容業界の未来を支える挑戦

株式会社ラクシュミー 代表取締役 青木 咲絵氏

札幌で痩身専門エステを運営しながら、現在はサロン向け卸メーカーとしても事業を展開する株式会社ラクシュミー。長年エステ業界の最前線で培ってきた経験をもとに、商品開発だけでなく、売れる仕組みづくりやオーナー支援にも力を入れています。青木氏が目指しているのは、単に商品を卸すメーカーではありません。現場を知る立場だからこそできる伴走支援を通じて、多くのサロンオーナーが成果を出せる環境をつくることです。本記事では、事業の特徴や業界への想い、今後の展望について伺いました。

現場を知るメーカーだからこそできる支援とは

――現在の事業内容について教えてください。

札幌で痩身専門エステを運営しながら、現在はサロン向け卸メーカーとして自社ブランド商品の展開を行っています。

以前はエステ事業が中心でしたが、現在はメーカー事業に力を入れており、美容展示会への出展や全国のサロンとの取引も増えてきました。

商品づくりで大切にしているのは、「良いものだから売れる」という発想だけではなく、「どうすれば選ばれるか」という視点です。今はどこを見ても良い商品があふれている時代なので、差別化や導線設計まで含めて考えなければ結果にはつながりません。

そのため、商品そのものだけではなく、販売方法や活用方法まで含めて提供しています。

――他社にはない強みはどのような点でしょうか。

一番の強みは、実店舗を持ちながらメーカーも運営していることです。

今でも現場に立っているので、サロンオーナーが抱える悩みや苦労がよく分かります。どの段階で壁にぶつかるのか、何に困るのかも実体験として理解しています。

そのため商品だけを卸すのではなく、売れる導線づくりやトーク方法、仕組みそのものを提供しています。現場で実際に成果につながった内容を伝えられることが大きな価値だと考えています。

「伝える」ではなく「伝わる」を重視する理由

――商品開発や研修で大切にしている考え方を教えてください。

私は「伝える」と「伝わる」は全く違うものだと思っています。

専門用語や難しい説明を並べても、お客様に伝わらなければ意味がありません。だからこそ、できるだけシンプルな言葉で説明できる商品づくりを意識しています。

また、五感で体感できることも重要です。知識だけでは人は忘れてしまいますが、香りや体感など感覚に残る体験は記憶に残ります。

商品開発でも研修でも、お客様が覚えやすく、スタッフが説明しやすい仕組みを重視しています。

――研修ではどのような内容を伝えているのでしょうか。

私自身、営業畑で育ってきたので、戦略やトーク設計は得意分野です。

例えば、商品をどう見せるか、どんな順番で説明するか、お客様の反応にどう返すかなど、人の心理を踏まえた具体的なノウハウをお伝えしています。

ただ売り込むのではなく、お客様自身に納得していただくことが大切です。

質問によって相手の本音を引き出し、その方の言葉を使って提案する。そうした営業手法を研修でも伝えています。

サロンオーナーを勝たせたいという想い

――今後のビジョンについて教えてください。

今後は自社の店舗を大きくしていくことよりも、サロンオーナーを支援していくことに力を入れていきたいと考えています。

現在、美容業界は競争が非常に激しくなっています。同じことをしているだけでは選ばれない時代です。だからこそ、どう差別化するのか、どう戦略を立てるのかが重要になります。

私は長年業界を見てきた中で、その課題を強く感じています。

だからこそ、商品提供だけではなく、売上づくりや広告戦略、導線設計まで含めてサポートし、多くのサロンが生き残れる環境づくりに貢献したいと思っています。

――特に応援したい方はいますか。

強い覚悟を持って挑戦している方です。

私自身、シングルマザーとして子育てをしながら起業してきました。その経験があるからこそ、自立しようと頑張る女性や、自分の力で未来を切り開こうとしているオーナーさんを応援したい気持ちがあります。

特に「絶対にサロンを成功させたい」という覚悟を持っている方には全力で向き合いたいですね。

私と関わったサロンには勝ってほしい。その想いはずっと変わりません。

美容業界のインフラを目指して

――今後新たに取り組みたいことはありますか。

美容業界のインフラのような存在になりたいと考えています。

サロンオーナーの悩みは突き詰めると「人」と「お金」に集約されます。その課題を解決するために、卸事業だけでなく、広告運用やLP制作などの支援にも力を入れていく予定です。

サロンが困った時に「まずラクシュミーに相談しよう」と思ってもらえる存在になりたい。そのために必要なサービスを少しずつ広げていきたいと思っています。

商品を卸して終わりではなく、必要な時に相談できる環境をつくることも大切です。学びのコンテンツや情報発信も続けながら、本気で挑戦するオーナーの力になっていきたいと考えています。

――最後に、今後目指していきたいことを教えてください。

美容業界はこれからも大きく変化していくと思います。

その中で私は、現場を知る立場として、戦略や仕組みづくりを通じてサロンオーナーを支え続けたいと考えています。

自立した女性を増やしたい。そして、覚悟を持って挑戦する人が正しく成果を出せる環境をつくりたいですね。「うちと関わったサロンは勝たせる」。その想いを胸に、これからも美容業界の発展に貢献していきます。

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