“安全な取引”を何よりも大切に――経験を武器に歩み続ける合同会社DHの不動産業
合同会社DH 代表 髙野 隆一氏
不動産取引は、人生の中でも大きな決断の一つです。だからこそ、安心して相談できる存在を求める方は少なくありません。合同会社DHでは、不動産売却の相談を中心に、一人ひとりの事情やライフスタイルに寄り添った提案を行っています。賃貸・売買の両分野で約21年にわたり経験を積み重ねてきた代表の髙野隆一氏は、長年の現場経験から得た知識や感覚を大切にしながら、「依頼者を不動産業界の嫌な部分に巻き込まない」という強い信念を持って事業に向き合っています。今回は、これまでの歩みや仕事への考え方、今後の展望についてお話を伺いました。
不動産取引における“安全”を第一に
――現在の事業内容について教えてください。
主に不動産売却のご相談を中心に、それぞれのお客様のライフスタイルやご事情に合わせたご提案を行っています。売却といっても背景は本当にさまざまですので、その方にとって無理のない形を考えながら進めています。
――御社ならではの強みや特徴はどのような部分でしょうか。
賃貸と売買を合わせて約21年この業界に携わってきました。その中で得た知識や感覚をしっかり落とし込みながら、ご依頼者様に安全な取引をしていただくことを大切にしています。
弊社は、特別なことをしているというより、「安心して取引できること」を一番の行動指針としている会社です。大きなお金が動く世界だからこそ、依頼者様に不安を与えないことを重視しています。
――「適切な不動産取引の中で使命を果たす」という想いについてもお聞かせください。
不動産業界には当然きれいな部分もありますが、逆に嫌な部分や複雑な面もあります。だからこそ、不動産を買いたい人、売りたい人をそういった部分に巻き込ませないようにしたいという思いがあります。
依頼者様には安心して相談していただき、自分たちが間に入ることで不安を減らしたい。それが自分の中では譲れない部分です。
“思いつき”から始まった不動産の道
――不動産業界に入られたきっかけを教えてください。
もともとは大学で教職員を目指していました。ただ、20歳くらいの頃に友人が不動産業界に就職して、その話を聞くうちに「自分にはこっちの方が向いているのではないか」と思ったんです。
本当に思いつきのような形で飛び込んだ業界でしたが、気づけば20年以上続いていました。
――長く続けてこられた理由はどこにあると思われますか。
この仕事は、ある意味ハラハラする仕事なんです。大きなお金が動きますし、責任も重い。その緊張感が自分には合っていたのかもしれません。
もともと野球をしていたこともあって、勝負の中にある緊張感や集中力みたいなものが好きなんだと思います。今は野球を教える立場でもありますが、そういう感覚はどこか共通している気がします。
――経営判断の軸になっている考え方はありますか。
よくある経営者の方のように、偉人の言葉を経営理念にしているわけではないんです。ただ、人に物事を教える時や野球に関しては、宮本武蔵の『五輪書』を意識しています。
一方で、不動産や経営に関しては、自分自身が経験して見てきたことを信じています。経験していないことを人に伝えるのは難しいと思っていますし、実際に現場で学んできたことを大事にしています。
独立心のある人を育てたい
――現在はお一人で事業を運営されているそうですね。
はい。今は一人でやっています。
――今後もし誰かを採用するとしたら、どのような方と働きたいですか。
独立心が強い人ですね。この会社で長く一緒に働きたいという人でももちろんいいのですが、どちらかというと「将来自分でやってみたい」という気持ちを持っている人に来てもらえたら嬉しいです。
ゼロベースからどうやって仕事を作っていくのか、どう動けばうまくいくのか、そういう経験を積んでもらいたいと思っています。経験を積んで、お金もある程度作れるようになったら、自分で独立しても問題なくやっていける力をつけてほしいですね。
――知識や経験についてはどのように考えていますか。
知識は後から教えられると思っています。それよりも、考えるより先に行動できる人の方がこの業界には向いていると思います。
もちろん最低限の素質は必要ですが、知識やノウハウに関しては自分が教えていければいいと考えています。
不動産業の先に見据える新たな挑戦
――今後挑戦してみたいことを教えてください。
もちろん不動産業は続けていきますが、それ以外の業態にも挑戦してみたい気持ちはあります。飲食業や小売業なども面白そうだと思っています。
地元の友人たちがいろいろな業種で頑張っているので、そういった仲間たちと一緒に何かできたらいいなとも考えています。
いつまでに実現したいという明確な期限はありませんが、縁やタイミングを大事にしながら、面白いことに挑戦していきたいですね。
子どもたちに野球を教える時間が原動力に
――最後に、休日のリフレッシュ方法についても教えてください。
土日祝日は野球のコーチをしています。朝早くから暗くなるまで子どもたちに教えていることが多いですね。
体を動かすこともそうですが、子どもたちができなかったことをできるようになった瞬間を見ると、自分自身の達成感にもつながります。それがリフレッシュにもなっていますし、普段の仕事のモチベーションにもなっています。
もともと教職を目指していたこともあって、人に教えることや寄り添うことは昔から好きなんだと思います。
不動産の仕事でも野球でも、相手にしっかり向き合うことは変わりません。経験を積み重ねながら、一人ひとりにとって安心できる存在であり続けたいと思っています。