迷ったときこそ前へ。23年目の行政書士が見据える、次の挑戦
べっぷ・ふくおか行政書士法人 代表 和田 哲治 氏
会社設立や相続手続きを中心に、行政書士として事業を展開してきた和田氏。別府と福岡に拠点を持ち、依頼に対して柔軟に向き合いながら、22年にわたり歩みを重ねてきました。学生時代に取得した行政書士の資格を「このまま生かさずに過ごすのはもったいない」と考え、自らの力を試すために独立。以来、経験のない仕事にも挑戦しながら事業の幅を広げてきました。まだまだ挑戦を続ける和田氏に、大切にしている価値観や、経営の道に進んだきっかけ、新たな分野への展開について伺いました。
目次
依頼に応えながら築いてきた、会社設立と相続手続きの仕事
——現在取り組まれている事業の内容について教えてください。
行政書士としての業務を行っています。現在は、会社の設立と相続の手続きが主な仕事です。会社設立の業務では、会社の印鑑3本セットをプレゼントします。
そうした取り組みは、他にはない点だと思っています。依頼してくださる方にとって、会社を立ち上げるときに必要になるものを少しでも用意しやすくできればという考えで行っています。
——事業を進めるうえで、大切にしてきた考え方はありますか。
理念やビジョンという形で、深く考えて言葉にしてきたわけではありません。ただ、これまで依頼を受けたときには、経験したことがない仕事であっても、できる限り引き受けてきました。
経営をスタートして間もないうちは、仕事を選べる立場ではなかったこともあり、できることは何でも受けてきました。その積み重ねが、今の事業につながっていると思います。
一方で、今後はすべてを無理に自分で引き受けるのではなく、自分がやった方がいいのか、他の人に依頼した方がいいのかを見極めながら事業を進めていきたいと考えています。
資格を生かしたいという思いから始まった、経営者としての歩み
——経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
もともとは、地元の病院で事務の仕事をしていました。学生時代に行政書士の資格を取得していたのですが、そのまま10年以上が経っていました。国家資格である行政書士の資格を生かせないまま過ごしてしまうのは、もったいないのではないかと思うようになったのです。
当時はインターネットで調べたり、メーリングリストを使ったりして、現役の行政書士の方たちと情報交換をする機会がありました。
そうした中で、自分にもできるかどうかは分からないけれど、一度きりの人生なので、自分の力を試してみたいと思ったことが、経営者になる流れにつながったという経緯があります。
——経営判断をする際に、軸にしている考え方はありますか。
迷うことがあったら、できるだけ前に進んで挑戦してみるという考えを持っています。もちろん、何でも無理に進めればよいということではありません。
ただ、これまでを振り返ると、依頼された仕事に向き合い、経験のないことにも取り組んできたことで、仕事の幅が広がってきました。
経営をしていると、判断に迷う場面はあります。そのときに、立ち止まるだけではなく、前に進んでみることを大切にしてきましたし、これからも継続していきます。
小規模だからこそ、一生懸命に取り組む姿勢を大切に
——現在の組織体制について教えてください。
法人としては、別府と福岡に拠点があります。別府は、自分と事務員1人が事務を行っている小規模な体制ですが、求人募集をしています。
そのため、社内コミュニケーションについて、特別なことをしているわけではありません。人数が多い組織ではないので、日々の仕事の中で必要なやり取りをしながら進めています。
——採用や一緒に働く人に求めることはありますか。
現在、事務の方の求人募集をしています。一緒に働く方としては、何事にも一生懸命取り組んでくれる方がいいと思っています。
特別なことよりも、目の前の仕事にしっかり向き合ってくれることを大切にしたいです。仕事を覚えたり、業務に取り組んだりするうえで、一生懸命さは大事な要素だと思っています。
社会保険労務士の資格取得を目指し、業務の幅を広げていく
——今後取り組んでいきたい新しい挑戦はありますか。
現在、社会保険労務士の資格の勉強をしています。何回も受験していますが、なかなか難しい試験です。まずは、その試験に合格することが今の課題です。
その試験に合格したら、社会保険の手続きや給与計算などを、できるだけ多くこなしていきたいと考えています。
行政書士としての仕事を続けながら、新しい資格を取得し、扱える業務の幅を広げていくことが、今後の展開につながると思っています。
休日も勉強に向き合いながら、かつて親しんだピアノにも思いを寄せる
——お休みの日は、どのように過ごされていますか。
今は社会保険労務士の資格の勉強があるので、休みの日も仕事か勉強をしています。リフレッシュという意味では、以前はピアノを弾いていました。ただ、長い期間ピアノを弾いていないので、また一から覚えないといけないと思っています。
ちなみに、今は資格の勉強が中心になっていますが、ピアノは10年ぐらい続けていました。
社会保険労務士の資格取得という目標に向き合いながら、これまで積み重ねてきた行政書士としての経験をもとに、今後さらに仕事の幅を広げていきたいと考えています。