利益改善に特化した飲食店支援――経験を活かし“繁盛店への道”を示す挑戦
ターニング・ポイント「繁盛店への道」製作所 代表 谷内建雄氏
飲食業界で長年経験を積み、自ら店舗経営も行ってきた谷内建雄氏。約28年間にわたり飲食店を経営し、利益改善や集客戦略に取り組んできました。現在は、その経験を活かし、飲食店向けの利益改善サポートやアドバイス事業を展開しています。コロナ禍による大きな環境変化を経て、新たな形で飲食業界を支えたいという思いから立ち上げた「繁盛店」への道、実践会、ターニングポイント。本記事では、これまでの歩みや経営観、今後の展望について伺いました。
利益を残すための“繁盛店づくり”
――現在取り組まれている事業内容について教えてください。
現在は、飲食店向けの旅行社との提携による団体予約や一年先の予約による売り上げ予想をでき、高単価コース作成による、利益改善サポートやアドバイザー業務を行っています。ライン公式アカウントにて登録をしていただき、無料相談会、勉強会、個別面談後スクール型を想定しており、2025年時点では創業間もないため、本格的な展開はこれからという段階です。
私は16歳で飲食業界に入り47年、約28年間、自身で店舗を経営してきました。その中で、売上が伸びない時期や経営が苦しい時期も経験しました。そこで経営について学び直そうと考え、東京へ通いながら経営や利益改善について勉強を重ねてきました。
その結果、以前は利益がほとんど残らない状態だった店舗も改善し、店舗拡張や利益率向上につなげることができました。その経験を、現在経営に悩む飲食店へ還元したいと考えています。
――他社にはない強みはどのような点でしょうか。
飲食店経営の現場を長年経験してきたことです。特に「売上」だけではなく、「利益をどう残すか」を重視しています。
飲食業界では、売上を追い続けても利益が残らないケースが少なくありません。実際には、ちょっとした工夫や考え方の転換で利益率を改善できることも多いです。そうした現場で培った経験をもとに、それぞれの店舗状況に合わせてサポートしていきたいと考えています。
経験から学んだ経営の本質
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
16歳で飲食店のアルバイトを始め、その後調理師免許を取得しました。東京や埼玉、千葉、神奈川などで経験を積み、親族が経営していた店舗を引き継ぐ形で自身の経営を始めました。
当時は「技術や知識があれば経営もうまくいく」と考えていましたが、実際にはそう簡単ではありませんでした。バブル崩壊後の厳しい時代背景もあり、営業時間を大幅に延ばしながら何とか経営を続ける日々でした。
精神的にも体力的にも厳しい状況を経験する中で、「このままではいけない」と感じ、経営や利益の出し方を本格的に学び始めました。その後、25坪ほどだった店舗を200坪規模へ拡張し、旅行会社との提携などを進めることで、高単価の団体客を取り込めるようになりました。
利益率を重視した経営に切り替えたことで、無理に営業時間を延ばさなくても安定した経営ができるようになったといいます。
――経営判断で大切にしている価値観はありますか。
最も大切にしているのは「売上ではなく利益を見る」という考え方です。
どれだけ売上が大きくても、最終的に利益が残らなければ意味がありません。売上を追うだけではなく、どのように利益を残していくかを考えることが重要だと思っています。
相手に合わせたサポートを重視
――事業を進める上で大切にしていることを教えてください。
現在は一人で事業を行っていますが、Zoomを活用しながら、経営者の悩みを聞き、それぞれに合った提案を行っています。自分自身の経験を押し付けるのではなく、相手が求めていることを理解し、その状況に合わせて対応することを大切にしています。
また、今後一緒に働く仲間を増やすとしたら、「愚直に努力できる人」と一緒に仕事をしたいと考えています。継続して努力を積み重ねられることが大切だと感じているからです。
新たな集客支援への挑戦
――今後取り組んでいきたいことについて教えてください。
現在はホームページ運用やLINE公式アカウントの活用方法について学んでいます。今後は、飲食店だけでなく、整体、マッサージ、ネイル、美容関連などの業種にも展開していきたいと考えています。
また、Zoomを活用した集客方法についても勉強を続けており、オンラインでのサポート体制を強化していく予定です。
今後は、経営に悩む個人店舗や小規模事業者に対し、利益改善や集客面で具体的な支援を行っていきたいと語ります。
「継続は力」――諦めず積み重ねる姿勢
――仕事をする上で大切にしている考え方を教えてください。
「諦めなければ、どうにかなる」という考え方を大切にしています。
1%の発想と99%の努力があってこそ、結果につながると思っています。継続して積み重ねることが、最終的には力になると考えています。
――休日のリフレッシュ方法を教えてください。
中国系や韓流ドラマを見ることが好きです。ドラマの世界はフィクションですが、そこから考え方や発想を学べる部分もあると思っています。
また、健康面にも気を配っています。以前は飲食店経営による長時間労働で体調面に不安がありましたが、生活改善やダイエットに取り組み、現在は健康状態も改善してきました。
飲食業界は労働時間が長く、仕込みや営業、片付けなど多くの業務があります。だからこそ、効率よく働きながら利益を残す仕組みづくりが重要だと考えています。