本質を追求し続ける通信サービス――レジットワンが描く法人向け通信事業の未来
レジットワン株式会社 代表取締役CEO 田村圭氏
レジットワン株式会社は、法人向けに通信サービスを展開する企業です。法人専用格安SIMサービス「レジットモバイル」、法人専用モバイルWi-Fiサービス「レジットWi-Fi」に加え、固定回線サービス「レジット光」の提供も進めています。料金面での競争力だけでなく、迅速な納品や手厚いサポート体制を強みとし、「本質にこだわる」という理念のもと事業を展開しています。本記事では、代表取締役CEOの田村圭氏に、事業への想いや経営哲学、今後の展望について伺いました。
本質を追求した法人向け通信サービス
――現在の事業内容について教えてください。
当社では法人向けに通信サービスを提供しています。具体的には、SIMカードサービスの「レジットモバイル」、モバイルWi-Fiサービスの「レジットWi-Fi」を展開しています。また、まだ大きく発表はしていませんが、「レジット光」という固定回線サービスも提供できる体制を整えています。これら3つの通信サービスを法人専用として展開しています。
――他社にはない強みや特徴はどのような点にありますか。
まず、料金面に強みがあります。それに加えて、サポート体制を非常に重視しています。通信サービスは設定周りで苦労される方も多く、知識がないことで利用開始まで時間がかかってしまうケースもあります。そのため、当社ではしっかりサポートを行い、安心して利用いただける環境づくりを心掛けています。
また、台数限定ではありますが、設定済みの状態で納品する対応も行っています。さらに、納期の早さも特徴です。社内で在庫を運用しているため、「明日必要」といったご要望や、場合によっては「今日すぐ欲しい」という超短納期のニーズにも対応しています。そうした柔軟さも当社の強みです。
情報が溢れる時代だからこそ“本質”にこだわる
――「本質にこだわり、本物であり続ける」という理念には、どのような想いが込められているのでしょうか。
今はSNSなどの普及によって、誰でも簡単に情報を発信できる時代になりました。便利になった一方で、情報の使われ方が良くない方向に向かうことも増えていると感じています。情報が溢れ過ぎてしまったことで、昔よりもさまざまな問題が起こりやすくなっている印象があります。
その中で、自分としてはもっと本質を突き詰めたサービスを提供したいと考えるようになりました。まずは、自分がこれまで経験してきた領域の中で、社会に貢献しやすい分野は何かを考えた結果、通信事業にたどり着きました。本質にこだわったサービスを作れる領域だと思ったことが、起業のきっかけになっています。
――経営者としての道に進まれた背景について教えてください。
社会の中で「もっとこうなれば良いのに」と感じることは、誰しもあると思います。会社員として働く中でも改善できることはありますが、自分でゼロから仕組みを作った方が、より大きな影響を与えられるのではないかと考えました。その想いから起業を決意しました。
通信事業を選んだ理由は、最初に入社した会社が通信業界だったからです。その分野で経験を積み、自分の得意領域になっていたので、まずは強みを活かせる通信事業からスタートしました。
長期目線を大切にした経営判断
――経営判断をする際に大切にしている考え方はありますか。
常に長期目線で考えることを意識しています。本物は長く続くものだと思っているので、「このサービスや取り組みは末長く続いていくか」「お客様に長期的に喜んでいただけるか」という視点を大切にしています。その場限りではなく、長く信頼されるものを作っていきたいと考えています。
――社内コミュニケーションで意識していることを教えてください。
まずは相手を尊重することです。自分の考えと違う意見が出ることもありますが、それも考えた上で発言してくれているものだと思っています。そのため、しっかり相手の考え方を尊重するようにしています。
また、自分だけの考えで動く会社にはしたくありません。現場で実際に見ている人の意見が一番大切だという考えが根底にあるので、現場主義を大事にしています。
――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
長期的な視点を持っている人と働きたいと思っています。考え方や視点が近い人とは、一緒に同じ方向を向いて進んでいけると感じています。
今後会社が拡大していけば社員数も増えていくと思いますが、その中で特に求めたいのは、働くことに対して意欲を持っている人です。野心を持って前向きに取り組める人と一緒に成長していきたいですね。
アスリート支援への想いと今後の挑戦
――今後取り組んでいきたい挑戦について教えてください。
私は中学時代からスポーツに打ち込み、高校・大学では長距離競技に本気で取り組んできました。その経験があるからこそ、アスリートの方々へのリスペクトが非常に強いんです。
だからこそ、今後はアスリートの方々に本当の意味で力になれるような事業にも取り組んでいきたいと考えています。
――現在向き合っている課題についてもお聞かせください。
現在の課題は、まだ保有している回線数が少なく、ストック型の売上が十分に積み上がっていないことです。そのため、回線数をさらに増やしていく必要があります。
その課題に向けて、サービス内容の改善を進めています。お客様がよりスムーズに利用できる仕組みを考え、サービスをアップデートしています。また、申し込みフォームや導線の改善も行っています。
さらに、法人利用に最適な端末を提案できるよう、さまざまなメーカーの端末を実際に試しながら検証しています。自信を持って提案できる環境を整え、サービス力の強化を進めています。
利益だけに偏らない“本質”重視の経営
――仕事をする上で譲れない価値観を教えてください。
やはり「本質にこだわる」という点です。利益を追求することは株式会社として当然大切ですが、利益だけが軸になってしまわないよう意識しています。
極端な例ですが、お金を優先するあまり、本来大切にすべき部分から外れてしまうことは避けたいと思っています。利益を追いながらも、本当に価値のあることを追求し続ける姿勢を大切にしています。
――休日のリフレッシュ方法についても教えてください。
休日は、近所の公園をスマートフォンの電源を切って散歩することがあります。あえてデジタルから離れることで、気持ちをリセットしています。
また、海外旅行も好きなので、海外へ行ってリフレッシュすることもあります。学生時代は中学まで硬式野球、高校・大学では陸上競技の長距離種目に取り組んでいました。今は本格的には続けていませんが、スポーツに打ち込んだ経験は今の考え方にも大きく影響していると思います。