湘南から広がる、マーケティング支援とD2Cブランドへの挑戦
株式会社Strato Rise 代表取締役 伊藤涼氏
株式会社Strato Riseは、Web広告運用を中心としたWebマーケティング支援を手がける企業です。EC・D2C事業会社を主な対象に、新規集客やCRM、サイト改善などを通じて、売上・利益の最大化を支援しています。2027年には湘南発のD2Cブランド立ち上げも見据える伊藤涼氏に、事業への思いや今後の展望を伺いました。
目次
Webマーケティングで事業成長に伴走する
――現在の事業内容について教えてください。
現在は、Webマーケティング支援事業を中心に展開しています。具体的には、Web広告の運用業務を中心に、クライアント様の広告運用を支援しています。
広告運用だけでなく、SNS運用、サイトのUX改善、既存顧客の売上を最大化するCRM領域まで幅広く対応しています。特にECやD2C事業会社様からのご相談が多く、広告経由の獲得単価が合わない、新規集客がうまくいかないといった課題に対して、新規顧客をより効率よく獲得し、その後の売上や利益を最大化する支援を行っています。
――事業の特徴や強みはどのような点にありますか。
広告代理店として予算を預かって運用するだけではなく、インハウスで広告運用を行う企業様に対して、自社で運用できる体制づくりを支援している点です。自分たちで広告運用ができるよう、教育や進行面も含めて伴走する「事業成長伴走型広告運用」を行っています。
また、広告代理店や制作会社からの受注というよりも、実際に事業を運営している経営者やマーケターの方と直接向き合い、業務の一部をお任せいただく形が中心です。制作そのものはメインで受けていないのですが、新規クリエイティブ案やLP案の設計、ワイヤー作成、デザイナー向けの指示書作成などのディレクションを行っています。最近では、AIを活用し、広告運用の分析からネクスト案出し、そしてクリエイティブ制作まで一気通貫で行う体制も構築しています。もっぱら、直近で多いのは、AI活用 x 広告運用の展開ノウハウにご興味を持ってくださり、そのご相談やご支援なども受けています。
経営とマーケティングを両立する存在を目指して
――経営の道に進まれた背景を教えてください。
法人化したのは2026年3月2日で、まだ設立して間もない会社です。ただ、独立して経営者になりたいという思いは、5年ほど前から強く持っていました。
私はもともとマーケティングが好きで、売上や利益を最大化することに強い関心があります。月の目標が100万円であれば、100万円の達成にとどまらず、200万円、300万円と高い目標を目指したいという探究心があります。
もう一つ、CMOのようにマーケティング全般を見られる存在になりたいという思いもありました。広告運用だけではなく、SNS運用、CRM、サイト改善、事業推進に関わる経験を積んできたのは、経営もマーケティングもできる経営者になりたかったからです。
――独立に至るまでの流れを教えてください。
Web広告運用の仕事は約12年間続けてきました。Instagram、Facebook、Googleなどの広告運用を中心にキャリアを築きながら、CRMやSNS運用、サイト改善、事業を拡大するためのWebマーケティング全般の業務に関わってきたことで、それを自社事業と支援事業で展開したい気持ちが強くなり、思い切って独立しました。過去の経験や実践知を活かしながら、自社事業で得たノウハウ、ナレッジを支援事業でお客様に展開しながら、その相乗効果で「全員(自社事業、支援事業双方)で勝つ」を目標にお取り組みをしています。
2025年末に会社員を辞め、2026年1月から3月まではフリーランスとして活動し、その後法人化しました。法人化までの期間は、資金面や準備、関係値作りのための期間でもありました。
湘南での暮らしが、新たな事業構想につながる
――D2Cブランド事業について教えてください。
2027年を目途に、自社のD2Cブランドを立ち上げたいと考えています。湘南や鎌倉野菜、米麹や塩麹などの発酵素材を使った、腸に良い「スープラテ」を製品開発しています。
私自身、腸が弱いという実感があり、湘南に住んでから「ここで長く暮らしたい」という気持ちが強くなりました。寒い朝や、朝からスイッチが入らないような状況でも、冷えた心身を芯から温め、ほっと一息つけるような“飲む野菜”のような商品を作りたいと思っています。
また、湘南や鎌倉野菜の規格外品を活用し、アップサイクルにも取り組みたいです。市場に出ない野菜を無駄なく使い、農家さんとも協業しながら進めていきたいと考えています。
総じて、やはり自分は湘南というエリアが好きで、湘南エリアの更なる発展に貢献したい気持ちが強くなっています。今後はECサイトの展開だけではなく、実店舗事業やポップアップ出店などを通して、湘南エリアを盛り上げていきたいと考えています。
――今後の展望について教えてください。
今年はまず、土台となるWebマーケティング支援事業をしっかり伸ばしていきたいです。D2C事業を立ち上げるには、知見と資本が必要です。得意領域であるEC・D2C事業会社様のWebマーケティング支援を通じて、クライアント様の利益を最大化しながら、自分自身の経験や知見もアップデートしていきたいと考えています。
D2C事業を始めた後も、Webマーケティング支援をやめるつもりはありません。自社ブランドで得た知見をお客様に還元し、お客様の事例から学んだことを自社でも試す。支援事業と自社事業を両輪で進め、お客様も自分たちも成果を出せる状態を目指しています。
課題と向き合いながら、湘南発の価値を届ける
――現在向き合っている課題は何でしょうか。
D2C事業では、製造パートナーやOEM先を探している段階ですが、なかなか難航しています。こちらの思いが伝わりきらなかったり、問い合わせても返信がないこともあります。法人化して間もないため、資本金や会社年数を見られているのかもしれないとも感じています。
また、EC・D2C業界はコロナ禍で盛り上がった一方、現在はオフラインでの行動も増え、以前より伸び悩んでいる部分があります。だからこそ、本物の価値を湘南から届け、ブランドを生み出して、業界を再び盛り上げていきたいです。
あと、ブランドを一緒に作ってくださる仲間を探しています。具体的には、プロダクトデザインを含めたブランドオーナーと、既存顧客対応(CRM領域)の責任者を募集しています。一から作るブランドなので、湘南が好き、または海が好きな人と一緒にお仕事がしたいです。
――Webマーケティング支援での課題はありますか。
広告運用で悩んでいる方にもっと出会いたいという思いがあります。Xでは5年ほど前から広告運用に関する発信を続けており、現在はフォロワーが1万人以上います。悩める広告運用者を一人でも救いたいという思いで発信してきました。
ありがたいことに忙しい毎日を送っていますが、特にEC・D2Cで新規集客に悩む企業様を支援したい気持ちが強いです。飲食系や、スキンケア・ヘアケア領域は自分の得意領域でもあり、そうした企業様の力になりたいと考えています。
海を眺め、心を整える時間
――休日のリフレッシュ方法を教えてください。
家族と過ごすことが多いですが、個人的なリフレッシュ方法は海を眺めることです。土日などは朝5時頃に起きて、車や自転車で近くの海に行きます。鵠沼海岸や江の島、七里ヶ浜のような海が見える場所で、砂浜に折りたたみ椅子を置き、波の音を聞きながら目を閉じます。
考え事を一度やめて、海を見ながら心を整えることで、また仕事を頑張ろうと思えます。湘南に引っ越してから体調を崩すことも減りました。海の力は大きいと感じています。
――読者へのメッセージをお願いします。
新規集客や広告に悩んでいる経営者の方、特にECやD2Cの会社を経営されている方、マーケティング責任者の方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。これまでの経験や思いをお伝えしながら、一緒に成果を目指していきたいです。
また、湘南発のブランド立ち上げにも取り組んでいます。海が好きな方、湘南が好きな方、思いに共感してくださる方がいれば、業務提携などさまざまな形でご一緒できればうれしいです。