人との縁が道をつくる――助け合いの精神で歩むAETOC株式会社
AETOC株式会社 代表取締役 川内 耕介氏
解体業を手掛けるAETOC株式会社。自社施工による一貫対応を強みとしながら、リサイクルにも力を入れています。代表の川内耕介氏は、塗装業の経営を経て、新たな挑戦の場として解体業界を選びました。本記事では、川内氏に事業への想いや経営者として大切にしている価値観、社員との関わり方、そして今後の展望について伺いました。
目次
解体のその先を見据えて――リサイクルで描く理想のかたち
――現在の事業内容について教えてください。
当社は解体業を行っています。
強みとしているのは、一貫して自社施工で対応していることです。どこかへ任せるのではなく、最初から最後まで自社で責任を持って施工しています。
――会社の理念やビジョンについてお聞かせください。
理想は、自社でリサイクルできるものはすべてリサイクルし、できるだけ処分費がかからない形をつくることです。
解体工事ではさまざまな廃材が発生しますが、その中には再利用できるものもあります。活用できるものはできる限り活用し、無駄なく次へつなげていきたいですね。
そうした仕組みを少しずつ整えていきたいと思っています。処分するだけではなく、有効に活かせるものは活かしていく。それが当社の目指す姿です。
塗装業から解体業へ――異業種で挑む新たなステージ
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
私は18歳の頃から会社経営をしていました。
以前は塗装業の会社を16〜17年ほど経営していましたが、その会社は当時の専務へ譲り、新たに立ち上げたのが今の会社です。
――なぜ解体業を選ばれたのでしょうか。
どうせ新しく会社をやるなら、同じ業種はしたくなかったんです。
塗装ではなく、まったく違う業界で挑戦してみたいという気持ちがありました。その結果、選んだのが解体業です。
そこには、自分自身を試してみたいという想いもありました。
私はこれまで経営しかしてこなかったので、業種が変わっても自分がやってきたことが本当に通用するのか挑戦してみたかったんです。
以前の会社を知っている方々からの期待もありますし、プレッシャーを感じることもあります。
それでも、今は一歩一歩前へ進んでいくしかありません。
「助け合い」が経営の軸――人とのつながりが育む組織
――経営判断の軸になっている価値観は何でしょうか。
助け合いです。
元請けの方やお客様など、仕事で関わる方々に対して、何か自分たちにできることがあれば応えていきたいですね。
依頼をいただいた時も、まず考えるのは「どうすれば応えられるか」ということです。頼っていただけるのであれば、その期待にできる限り応えたいです。
――社内のコミュニケーションで大切にしていることはありますか。
社員とは仕事の話だけではありません。
家庭のことや家族のこと、友人のことなど、いろいろな話をしています。
ただ、そういう環境をつくろうと特別に意識したことはないんです。
これまで求人で人を集めたこともあまりなく、人とのつながりの中で仲間が集まってきました。そういう意味では、人に困ったことはあまりないですね。
――経営の中で大切にしている考え方はありますか。
「お客さんありき」ということです。
仕事にはセオリーや一般的な進め方がありますが、それ以上に大切なのは、お客様が求める仕上がりにどれだけ近づけるかだと思います。難しい内容であっても、一度引き受けた以上は最後まで責任を持って対応したいです。
向上心を力に――求められることに応え続けるために
――どのような人と一緒に働きたいですか。
私がよく言うのは、この会社で働くことが人生の最後ではないということです。
将来、新しい仕事を始めることもあれば、違う業界へ進むこともあると思います。その時に、ここで身につけた技術や考え方が少しでも役に立てばうれしいですね。
だからこそ、何か一つでも覚えていってほしいと思っています。
向上心があって、学ぼうとする気持ちを持っている方と一緒に働きたいですね。
――今後の展望について教えてください。
私は、自分がこうなりたいという道を先に決めて進んでいくタイプではありません。
仕事をくださる方や従業員など、自分を支えてくれる人たちが導いてくれた道を歩いてきた感覚の方が強いですね。
来るものは拒まず。その中で求められたことに応えていくことが大切だと思っています。
仕事を依頼してくださる方も、一緒に働く仲間も、良くなってほしいと願って関わってくれているはずです。だからこそ、その気持ちに応えていきたいですね。
人との出会いが次の仕事をつくる
――休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。
実は、休みらしい休みはあまりないんです。
何でも興味を持ってしまう性格なので、どこかへ出掛けたとしても、その先で知り合った方と気が付けば仕事を始めていることがあります。
特別に仕事を探しているわけではありませんが、人との出会いが自然と次の仕事につながっていくことは少なくありません。
本当に何も考えていない時間というのはあまりないですね。
気が付けば仕事のことを考えていますし、どんな時でも何かしら興味を持って動いています。