感覚を理論へ落とし込む。元トヨタのテストドライバーが仕掛ける、再現性抜群の採用・組織内製化支援
Freeam株式会社 代表取締役 杉江 勇己氏
企業の成長において最大のエンジンであり、同時に最も頭を悩ませる種となる「人の採用」と「育成」。世の中に数ある採用支援・コンサルティング会社の中で、一線を画す異色のアプローチで注目を集めているのがFreeam株式会社です。 「感覚を言語化し、理論として仕組みに落とし込む」という、テストドライバー時代に徹底して叩き込まれたノウハウをWebマーケティングとバックオフィス強化の領域に応用し、企業の自走力を劇的に高める支援を行っています。 「自由(Free)」と「夢(Dream)」を掛け合わせた社名に込められた想い、目先の利益に囚われない独自の経営判断の軸、そして愛を起点とする強固な組織づくりについて、杉江氏のパワフルなキャリアの歩みとともにじっくりとお話を伺いました。
目次
採用から1人前への育成までを再現性高くトータルサポート
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
弊社は、大きく分けて「採用支援」と「バックオフィス強化」の2つの柱で事業を展開しています。
採用支援に関しては、求人媒体の単なる運用代行に留まりません。今の時代、求職者様のリストをしっかりと獲得していくことはもちろんですが、「自社で採用を完結できる力」を身につけていただくためのご支援に注力しています。具体的には、SNSの運用やホームページ、LPの制作を通じた企業ブランディングの構築です。その過程において、今の時代に非常に効果的な「映像・動画」をメインツールとして活用し、企業の魅力を最大限に発信して価値を高める戦略を提供しています。
そしてもう一つの柱であるバックオフィス強化は、そうして採用できた人材を「いかに早く1人前に育てるか」という、再現性の担保を担う領域です。実は、この育成のノウハウに弊社の大きな特徴があります。私はもともと、トヨタ自動車でテストドライバーとして10年間勤務していました。トヨタという会社は、業務の「要領書」や「手順書」、そして現場でのOJTの濃度がもの凄く濃い組織です。そこで培った「誰がやっても同じ高いクオリティが出せる仕組み」を、各企業様の規模や文化に合わせてカスタマイズし、バックオフィスに導入しています。
――業界内での強みはどのような点にありますか。
Webマーケティングや採用支援で最も重要なのは、真のボトルネックを正確に見極めることです。私はトヨタのテストドライバー時代に培った「感覚を数値化・言語化する力」を、そのままマーケティングに活かしています。
車の評価で感覚を理論に落とし込んでいた経験から、マーケティングでも「クリック率を1%上げたい」という感覚的な課題を、具体的な改善施策と数値に変換できます。感覚を再現性のある仕組みに落とし込めることが、私たちの大きな強みです。
無限の可能性を示すロゴと「愛・誠実・まっすぐ」のフィロソフィー
――社名の「Freeam(フリーム)」という言葉には、どのような想いが込められているのでしょうか。
「Freeam」は、「自由(Free)」と「夢(Dream)」を組み合わせた造語で、「自由な夢を持って働こう」という想いを込めています。
職種に関係なく、仕事は本来楽しく、夢を追いかけられるものであるべきだと考えています。子どもたちが憧れるような、大人が生き生きと働ける社会をつくることが私たちの目標です。
私たちが大切にしている価値観は「愛・誠実・まっすぐ」です。無形商材であるWebマーケティングや教育は、最終的に成果で価値が判断されるため、この姿勢が欠かせません。
「愛」は、自分自身を大切にすることから始まり、家族、仲間、お客様へと広げていく考え方です。「誠実」は、失敗や課題を隠さず正直に向き合うこと。「まっすぐ」は、流行や小手先の手法に惑わされず、お客様の成果に愚直に向き合う姿勢を意味しています。
この3つの価値観が、私たちの事業の土台になっています。
目先の利益を捨てて手に入れた、ブレない経営判断の基準
――経営者になられた経緯を教えてください。
トヨタは素晴らしい会社でしたが、組織が大きい分、個人の提案や想いを形にするのは簡単ではありませんでした。その中で、「本当にお客様のためになることを、自分の裁量で実現したい」という思いが強くなっていきました。
自分の考えや情熱を活かせる環境を求め、2020年から会社員を続けながら副業を開始。より大きな挑戦をするために起業へと踏み出しました。
――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。
私の経営判断の軸は、非常にシンプルです。「1年後の自分が、今のこの決断を振り返ったときにどう考えるか」という基準だけで全ての物事を決めています。
この案件を受けるべきか、この新しい取り組みを始めるべきか迷ったとき、目先の損得ではなく、1年後の未来から逆算します。
副業を始めた頃は売上ばかりを追いかけていましたが、目標を達成しても満たされず、「自由を掲げる自分自身が数字に縛られている」と気づきました。
そこで先輩経営者から「今月ではなく1年後の自分を基準に判断しろ」と助言を受け、長期視点へ転換。現在は2035年までのビジョンを描き、Webコンサルティングを軸に、将来的には電気工事の知見も活かしたインフラ事業への展開を目指しています。
数字ではなく将来の夢を語る1対1のコミュニケーション
――組織運営で意識していることを教えてください。
現在、メンバーは全国各地で業務委託として活躍しています。だからこそ私は、オンラインだけでなくオフラインで直接会うことを大切にしており、自ら全国へ足を運んで対話を重ねています。
特に1対1のミーティングでは、仕事の進捗ではなく「将来どうなりたいか」「どんな挑戦をしたいか」といった本人の夢や想いを聞くことに注力しています。そうした対話を通じて、一人ひとりが自発的に挑戦できる組織づくりを目指しています。
今後は人数を増やすことよりも、少数精鋭で高い成果を生み出す組織を目指しています。
採用で重視するのはスキルよりも「人柄」と「素直さ」です。特に、自分を肯定できる健全な自己愛を持ち、周囲への感謝や思いやりを大切にできる人と一緒に働きたいと考えています。私たちの理念である「愛」を共有できる仲間を何より重視しています。
――今後の展望や新しく挑戦していきたいこと、そして課題についてお聞かせください。
この秋ローンチ予定で教育サービスにシフトしていく予定です。弊社は再現性を大切にしていると先ほどもお伝えしましたが、再現性を担保にしてどんどん自分たちで自走できる仕組みを作っていきます。課題についてはまだモニターも始まっていないのでやって見ながらになるかなと思います。改善は得意分野なので問題ないです。
ビジネスはすべて「趣味の延長」
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
WebマーケティングやITツールはもともと趣味の延長なので、仕事そのものを楽しんでいます。
ですが半日休みや空き時間に自宅の海水魚やサンゴの水槽を眺めることが最高のリフレッシュです。また、スポーツコミュニティを運営しながらバスケットボールも楽しんでいます。