ウェルネスで世界を変える──人生100年時代に挑むMAJOLI代表・横幕真理の挑戦
株式会社MAJOLI 代表取締役 横幕 真理氏
株式会社MAJOLIは、人生100年時代における「健康寿命の延伸」に貢献し、心身ともに健康で豊かな人生を送れる社会の実現を目指すウェルネス企業です。ヨガ・ピラティスインストラクターの育成や資格講座を行うスクール事業をはじめ、韓国式マシンピラティススタジオ「Pilates isM(イズム)」を全国で展開しています。今回は、代表取締役の横幕真理氏に、事業への想いや創業の原点、組織づくり、そして今後の展望について伺いました。
目次
97%の人に届ける―業界初のウェルネス事業
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
現在、世界で注目を集める韓国式マシンピラティススタジオ「Pilates isM」を、全国20店舗以上(2026年7月現在)展開しています。Pilates isMでは、私自身が本場アメリカで学んだクラシカルピラティスと、韓国で習得した最新の韓国式メソッドを融合し、さらに理学療法士の監修を受けた独自のレッスンプログラムを採用しています。世界基準の知識と身体の専門家の視点を取り入れながら、パーソナルレッスンを通じて、一人ひとりの身体の状態や悩み、目標に寄り添った質の高い指導を行っていることが、Pilates isMの強みです。
また、創業当初から続けているヨガ・ピラティスインストラクター養成スクールでは、これまでに累計5,000名以上の卒業生を輩出してきました。当スクールは国際資格を発行する教育機関として、世界で通用する知識と指導力を備えたインストラクターの育成に取り組んでいます。私自身も世界5か国でヨガ・ピラティスを学び、 複数の国際ライセンスを取得してきました。また、著書を2冊出版し、スタジオやスクールに通う方だけでなく、書籍を通じてより多くの方へウェルネスの知識と価値を届ける活動にも力を入れています。既成概念にとらわれず、業界初となる新しい取り組みにも積極的に挑戦し、ウェルネス業界に新たな価値を生み出してきました。
――事業に込めている思いや強みを教えてください。
私自身、ヨガやピラティスとの出会いによって、身体が変わるだけでなく、心の在り方や考え方まで変わり、人生が大きく変わりました。だからこそ、私たちが届けたいのは、単なる運動や資格ではありません。ウェルネスを通じて人生がより豊かになり、その変化が家族や仲間、そして社会へと拡がっていく。そんなきっかけを届けることが私たちの使命です。
ウェルネスは世界中で今も進化し続けています。そのため私は現在も世界トップレベルの指導者から最新の知識や技術を学び続けるだけでなく、実際に世界各国へ足を運び、現地のトレンドや文化、ウェルネス市場の変化を自ら体感することを大切にしています。 その学びを新しいサービスやレッスンへと落とし込み、常に時代に合った価値を提供し続けています。また、私たちが目指しているのは、すでにウェルネスに興味がある3%の方だけではありません。まだウェルネスに出会っていない97% の方々へ価値を届けることです。そのために、これからも業界初となる新しい挑戦を続け、ウェルネスをもっと身近で当たり前の文化へと変えていきたいと考えています。
自身の人生が変わった経験が、経営の原点
――経営者になられた経緯を教えてください。
学生時代から、「いつか社長になりたい」という漠然とした夢がありました。ただ、当時は自分に自信もなく、「何をやりたいのか」「何のために起業するのか」はまったく見えていませんでした。そんな私の人生を大きく変えてくれたのがヨガでした。ヨガと出合い、「ヨガで世界をハッピーにしたい」という人生の使命を見つけました。その瞬間、社長になることは夢ではなく、その使命を実現するための手段へと変わりました。一人でも多くの方の人生が変わるきっかけを届けたい。その想いを形にするために、株式会社MAJOLIを創業しました。
――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。
私が仕事をする上で大切にしているのは、「想いを信じ続けること」です。大学時代、教授から「なりたいと思う人には、なれる資格がある。」という言葉をかけていただき、今でも私の人生の支えになっています。経営をしていると、思うようにいかないことや、大きな壁にぶつかることも少なくありません。それでも、「こうなりたい」「こんな世界をつくりたい」という想いや夢があるからこそ、人は挑戦し続けられるのだと思います。だから私自身も、現状に満足せず学び続け、挑戦し続けることを大切にしています。その姿勢が、会社の成長にも、お客様へ届ける価値にもつながると信じています。
人を育て、文化を育てる組織づくり
――組織運営で意識していることを教えてください。
現在、50〜60名のメンバーとともに事業を運営しています。組織づくりで最も大切にしているのは、「人を育てること」と「文化を育てること」です。
会社は制度やマニュアルだけでは成長しません。理念や価値観がどれだけ組織に浸透しているかが何より重要だと考えています。そのため、社員の日報には必ず目を通し、文章や言葉遣いの変化から、一人ひとりの状況や成長を感じ取るようにしています。小さな変化に気づき、声をかけることも経営者の大切な役割だと思っています。
また、以前は何でも自分でやりたいタイプでしたが、会社が成長するにつれて、経営者の仕事は「自分が成果を出すこと」ではなく、「仲間が成果を出せる環境をつくること」だと学びました。ただ任せるのではなく、理念や価値観を共有し、挑戦できる環境をつくることで、人も組織も大きく成長すると実感しています。
私たちは、プロフェッショナルイズムとホスピタリティイズムを組織文化の中心に据えています。組織が大きくなっても、どの店舗でも、どのインストラクターでも、お客様へ同じ価値を届けられる組織であり続けたいと考えています。
常識を壊し続ける──新しい世界との出会いが、挑戦を生む
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
私にとって一番のリフレッシュは、自分が知らない世界に飛び込むことです。世界中の文化やサービスに触れ、新しい価値観や知識を吸収する時間が何より楽しいですね。普段歩かない道を歩くだけでも、新しいサービスを体験するだけでも、新しい発想や気づきが生まれます。経営者は、自分が見た世界以上の会社はつくれないと思っています。だから私は、これからも世界中を飛び回り、自分の常識を壊し続けたいですね。
――これだけは譲れないという思いはありますか。
絶対に譲れないのは、「ウェルネスには世界を変える力がある」という信念です。私自身、ヨガとピラティスによって人生が大きく変わりました。だからこそ、私が人生をかけて実現したいのは、一人でも多くの方の人生が変わるきっかけをつくることです。
誰か一人の人生が変われば、社会が変わり、世界が変わる。私は、ウェルネスで世界を変える、その日まで挑戦し続けます。
健康寿命の延伸を実現し、ウェルネスを文化に
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
私たちの挑戦は、人生100年時代における健康寿命の延伸に貢献し、ウェルネスを誰もが当たり前に取り入れられる社会を実現することです。
現状に満足することなく、これからも業界初となる新しい挑戦を続け、日本のウェルネス業界をリードする存在を目指していきます。業界全体が発展することで、インストラクターという職業がもっと憧れられ、誇りを持って長く活躍できる未来をつくりたいと思っています。
私たちが目指しているのは、「ヨガで世界をハッピーに、ピラティスで人生をウェルネスに」という理念を実現すること。その挑戦を、これからも本気で続けていきます。