AIを組織の力に変え、目標達成を支援する――株式会社RAPPIT・竹内翼氏が描く、AI時代の働き方
株式会社RAPPIT 代表 竹内 翼氏
株式会社RAPPITでは、AIを活用して企業や個人の目標達成を支援する取り組みを行っています。代表の竹内氏は、学生時代からNFT、Webマーケティング、コミュニティ運営、eスポーツなど幅広い分野で事業経験を積み、現在はAIプロダクトのマーケティングや、法人向けのAIコンサルティングに携わっています。本記事では、竹内氏がビジネスを始めたきっかけから、これまでの挑戦、AIを活用した現在の取り組み、そして目標達成に対する考え方について伺いました。
組織全体でAIを活用し、目標達成を支援
――現在の事業内容について教えてください。
現在は、メインでパートナーとして一緒に動いている会社があり、そこで「AIプロダクトの開発」と「AI組織コンサル」という2つのサービスを展開しています。
僕はAIプロダクトのマーケティング全般を担当していて、法人向けのコンサルティングについては、僕自身が直接営業に回るというよりも、SNSなどで組織としてAIを活用する実例やノウハウを発信し、リードを獲得したり、サービスの認知度を高めたりする役割を担っています。
また、自社での経験を生かして、他社様に対しても「組織でAIを活用して目標を達成しましょう」という法人向けのAIコンサルティング事業を展開しています。
――現在、ご自身単体で開発しているプロダクトなどはありますか。
現状では特にありません。基本的にはマーケティングと、パートナー企業にAIを導入・定着させていくプロセスに携わっています。半年ほど前から経営チームに近い立場で一緒に取り組み、その実績をもとに現在は外向けのマーケティングを行っているという形です。
好奇心から始まったビジネスへの挑戦
――ビジネスを始めたきっかけや、起業に至った経緯を教えてください。
会社を設立したのは2023年10月ですが、仕事を始めたのはその2年ほど前です。最初は会社という形ではなく、個人で活動していました。
きっかけは単純な好奇心です。学校の勉強以外にも何か面白いことをやってみたいと思っていて、楽器やプログラミング、イラストなど、とにかくいろいろなことに手を出していました。その中で「お金を稼ぐこと」にも興味が湧き、中学1年から2年にかけてブログを書いたりしていたんです。
その後、SNSでNFTが流行しているのを見て面白そうだと思い、中学2年の5月頃から仮想通貨を購入してNFTの売買を始めました。
――NFTから本格的なビジネスへ発展していったのですね。
当時は市場が盛り上がっていたので、取引だけで100万円くらいは稼げたと思います。そこから「自分でもコレクションを運営してみたい」と思うようになりました。
有名なインフルエンサーの方とつながる機会があり、その方のNFTプロジェクトの二次創作を公認で出させてもらえることになったんです。半年ほど準備して、中学2年の11月に販売しました。
SNSのプロフィールアイコンに使えるイラストのジェネレーティブ・コレクションで、イラストレーターさんに描いてもらった各パーツをプログラムで組み合わせ、4,500枚を作成しました。1枚約200円で販売したところ、30分ほどで完売しました。その後、二次流通の総取引額が1億円ほどに達し、これがビジネスにのめり込む大きなきっかけになりましたね。
NFTからeスポーツへ、広がった事業経験
――その後はeスポーツ事業にも取り組まれたそうですね。
NFTのブームが一段落した中学2年の2月頃から中学3年の8月までは、WebマーケティングやSEOライティング、コミュニティ運営などを勉強していました。実際にWebメディアの記事を書く受託案件なども経験しています。
当時はSNSのフォロワーも6,000人から7,000人ほどいたので、次はエンタメ要素があって、多くの人を巻き込めるようなことをしたいと考えました。もともとゲームが好きだったので、まずは『大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)』のチームを作ることにしました。
――チームはどのように立ち上げたのでしょうか。
SNSで「スマブラのチームを作ります」と投稿したところ、想定以上の反響があり、7万インプレッションほど伸びたんです。最初はDMで選手を勧誘するつもりでしたが、それだけ反響があるならとオーディション形式にしました。
SNSのライブ機能を使って面接を行い、最終選考ではオフラインの会場を借りて、実況付きの対戦会を実施しました。その様子を配信したところ、同時接続数は280人ほどになりました。そこで選ばれた選手と11月に契約し、チームをスタートしました。
現在、eスポーツ事業は別の会社で運営したほうがより成長すると判断し、事業譲渡しています。一方で、自分の会社は存続しており、コンサルティング業務などは継続しています。
失敗から学んだ、人との向き合い方
――これまでの活動で苦労したことはありますか。
やはりSNSでの炎上ですね。「中2で1,000万円稼いだ」という話をすると、「怪しい」など、いろいろと言われることがあります。スマブラ界隈に入ったときも、以前のNFTのイメージから叩かれることがありました。
NFTは価格変動が激しいので、価格が下がったときに購入者の方から厳しい言葉をいただくこともありました。当時はまだ中学生で、そういったことにも慣れていなかったので、精神的にきつい部分はありましたね。
――そうした経験から学んだことはありますか。
先輩経営者の方々と関わる中で、自分の言い方が直接的すぎて、「なんて失礼なやつだ」と怒られたこともあります。そういった失敗を通して、人との接し方や立ち回りも学びました。
今では、時間が経てば気にならなくなることも分かっています。いろいろな経験をして、少しずつ自分自身も変わってきたと思います。
「目標達成」を軸に、AI時代の可能性を広げる
――現在のビジョンや、今後挑戦したいことを教えてください。
今は「目標達成」というキーワードを大切にしています。AIの進化によっていろいろなことが便利になりますが、一方で目標を見失ってしまう人も増えていると感じています。
AIを正しく使い、適切な目標を設定して、そこに向かってコミットしていく。そうすることで仕事が楽しくなり、成果も出る。そういう人を増やしていきたいです。
まずは今のパートナー企業との活動を通じて、企業や個人の目標達成を支援していきたいと考えています。