若者を起点に新しい価値を生み出し、小さな経済圏で未来を切り拓く――松元詞音氏の挑戦

株式会社Reaplus 代表取締役 松元詞音氏

若者を中心としたマーケティング支援を展開し、わずか2年余りで6社を束ねるグループへと成長した株式会社Reaplus。トレンド調査からプロモーション、インフルエンサー支援まで、独自の“小さな経済圏”を形成しながら事業を広げています。今回は、代表の松元詞音氏に、事業の特徴や組織づくりの考え方、今後の展望について伺いました。

若者起点の価値を創る――事業の広がり

――御社の事業内容と特徴について教えてください。

私は株式会社Reaplusを中心に、インフルエンサー事務所、D2Cブランド支援、補助金サポートなどを含む6社のグループ会社を運営しています。どの会社も“若者を起点としたマーケット”に特化している点が特徴です。

Reaplusでは若年層向けのトレンド調査や、インサイトを踏まえた広告・プロモーション支援を一気通貫で提供しています。調査から企画、運用まで一社で担えるため、スピード感とリアルな感覚を持った支援が可能です。

各社が独立して収益を上げながら連携することで、小さな経済圏のようなシナジーが生まれています。

スポットライトは若者へ

――事業の根底にある価値観をお聞かせください。

“若者にスポットライトを当てる”ことが私のビジョンです。トレンドは常に若者から生まれますし、良くも悪くも環境の影響を受けやすい年代でもあります。

企業に対しては「若者にどう伝えるか」を、クリエイターには「安心して活動できる道筋」を、それぞれの立場から支援したいと考えています。

個人的な軸としては「昨日よりも好きな自分になること」。大学時代、コロナで何もできなかった不安や、浪人経験、そして厳しいインターン環境で鍛えられたことが今につながっています。

立場に甘えず、自分で価値をつくり出したい。その思いが起業の原点です。

仲間とともに前へ進む――組織づくりのこだわり

――組織づくりで大切にされていることは何でしょうか。

現在、グループ全体で正社員・業務委託・インターンを含め20〜30名が関わっています。組織運営で重視しているのは大きく二つです。

一つは仕組み化です。私が経験してきたことをできるだけ仕組みに落とし込み、誰でも再現できる状態にしています。

もう一つはビジョンの共有です。月1回の定例会で、会社の状況や私の考えを率直に伝え、“同じ船に乗る仲間”として方向性をそろえています。

さらに、業務委託やインターンも含めて1on1の面談を必ず行い、個々の目標が会社のビジョンと矛盾しないようすり合わせています。日常のコミュニケーションでも、良い点は全体の場で褒め、課題は個別に伝えるよう心がけています。

――印象に残っているメンバーのエピソードはありますか。

デザイナー志望で入社したインターン生が、環境を最大限に活かして大きく成長し、この4月に正社員となりました。

外部の優秀なデザイナーにも指導を依頼し、本人も主体的に学び続けた結果、今では高いクオリティの制作物を生み出せるようになっています。環境を“使いこなして”成長していく姿は、私にとっても大きな励みになりました。

若者とともに未来を描く

――今後の展望についてお聞かせください。

若者を起点に事業を展開する軸は変えず、今後はさらにグループ会社を増やしていきたいと考えています。広告やエンタメだけでなく、教育や人材など、若者の成長に寄与する領域にも広げていきたいです。

一方で、若者のトレンドは移り変わりが早く、組織としても常に適応し続ける必要があると考えています。仲間の採用・育成、新サービスの創出、コミュニティの形成など、多くの課題に向き合いながら、企業の“第一想起”として選ばれる存在をめざしています。

未来を考え続けることがリフレッシュ

――最後に、個人的なリフレッシュ法を教えてください。

私にとって一番のリフレッシュは「未来を考えること」です。お風呂でも歩いているときでも、ふとした瞬間に“数年後こうなったらいいな”と想像している時間が一番落ち着きます。

過去を考えると後悔が生まれ、遠すぎる未来を考えると不安になる。だからこそ、現実を踏まえながら「少し先の未来」を描き続けています。

クライアントと一緒に喜べる未来、仲間が成長して幸せになれる未来――そんな姿を思い描きながら、これからも一歩ずつ誠実に歩んでいきたいです。

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